2024.8.6

HOUSE〜7人の地縛霊〜
小澤雄太

  • 劇団EXILE FC対象
  • 一部フリー
小澤雄太が出演する舞台『HOUSE〜7人の地縛霊〜』が8月23日〜9日1日にシアターサンモールにて上演。本作は、東京都内の郊外に佇む古ぼけた一軒家が舞台となる。自分を変えたくて上京したひとりの女と、彼女について来た男が、そこで新生活を始めようとしていたが、家にはすでに7人の地縛霊が暮らしているところからストーリーが展開していく。森藤修を演じる小澤に役どころや舞台の魅力について話を聞いた。

8月23日から上演の『HOUSE〜7人の地縛霊〜』ですが、出演が決まったときはどのようなお気持ちでしたか?


出演が決まったときはとてもうれしかったです。本作は、昨年主演を務めさせていただいた映画『バラシファイト』の監督さんが脚本を担当しているのですが、その方と一緒にゴルフコンペに行くことになった際に制作会社のプロデューサーさんを紹介していただき、「ゴルフもいいけど仕事も一緒にしよう」という話になり、その翌週に出演のオファーをいただきました。その瞬間は本当に驚きましたし、とても興奮しました。

台本を読んだときの感想をお教えください。


非常におもしろいと感じました。演劇の魅力はリアルなものを描くことだけでなく、ファンタジーをリアルに描くことにもあると思っています。そういった意味でこの作品は、内容的にはホラーな一面もありますが、実際にはそこまで怖い内容ではなく、いうなればホラーコメディです。最初は少し怖い要素もありますが、最終的にはハッピーなコメディに加え、ラブストーリーの要素も盛り込まれています。幽霊がこの世に残した願いを人間が手助けするというストーリーが、非常に温かく感じました。世の中がこうあってほしいなと感じる内容です。

森藤修役を演じますが、どのような人物だと捉えていますか?


タイトルにあるとおり、本作は幽霊役が多いのですが、私が演じる森藤は幽霊ではなく、現実に生きている人間の役なので、幽霊たちとの対比が重要になるかなと思っています。しかも今回のカンパニーは若い俳優さんが多いなか、僕は年長者の部類に入るので、落ち着いた芝居といいますか、今お話をさせていただいているくらいのリアルなトーンでできたらいいなと思っています。観ている側の人にとって、まるで隣で会話を盗み聞きしているような、そんなリアルなお芝居ができたらいいなと思っています。

これだけキャストが若いと、気持ち的にいつもと違うものですか?


個人的には、引っ張られないようにしなきゃとは思っています。若い方たちとのコントラストをつけるといいますか。全体を見ながらバランスをとっていきたいというのが、正直な気持ちです。

これから稽古などが始まりますが、楽しみにしていることはありますか?


稽古が始まること自体が楽しみです。共演者やスタッフと一緒に作品を作り上げる過程はいつも刺激的です。特に今回は幽霊という非現実的な存在をどのようにリアルに表現するかについて、みんなでアイデアを出し合うのが楽しみです。また、若いキャストと一緒に演じることで、自分自身も新しい刺激を受け、より良いパフォーマンスを目指したいと思っています。


今作は地縛霊の話ですが、霊にまつわる体験はありますか?


霊にまつわる体験はあまりありませんが、金縛りに遭ったことが2回ほどあります。また、夢の中で亡くなった父親が出てきたこともあります。霊の存在は信じているほうですが、悪霊に取り憑かれたことはないです。むしろ、応援してくれる霊が多いと感じています。霊能者の方にも「あなたを陥れようとする霊はつかない」と言われたことがあります。

改めて今作の魅力はどのようなところだと思いますか?


今作の魅力は、死んだ人の願いを生きている人がかなえるというストーリーにあります。私自身、父が亡くなってからもっと親孝行したかったと思うことが多々あります。この作品を通じて、観客の皆さんにも今生きている人に対して、やりたいことをすぐに行動に移してほしいというメッセージを伝えたいです。演劇を観ることで、身近な人との関係を見直し、大切にする気持ちを持ってもらえたらと思います。


STAGE information
舞台『HOUSE〜7人の地縛霊〜』
8月23日(金)〜9月1日(日) シアターサンモール
料金/[特典付き]¥11,800(全席指定) 特典:オリジナルTシャツ(フリーサイズ)
[全席指定]¥9,300
出演/宮島優心(ORβIT) 山口真帆 田中尚輝 日向野祥 杉江優篤 塚本凌生 京山陽春 池田彰夫 野嶋廉
南武杏輔 瀬戸啓太
小澤雄太
脚本・演出/開沼豊
音楽/印南俊太朗
企画・製作/Ask
http://askcoltd.com/house/

photography_櫻井圭佑
styling_能城匠
hair&make_KOHEY(HAKU)
text_オオサワ系

【衣装クレジット】
《HEUGN》のシャツ¥71,500、パンツ¥71,500、ベルト¥30,800(すべてIDEAS)
《Oyire_》のネックレス¥9,460(JOYEUX)
《20/80》のリング[右手]¥11,000、リング[左手]¥8,800(ともにHEMT PR)
《NARRATIVE PLATOON》のブレスレット¥27,500(ROLE 株式会社)
その他・スタイリスト私物

【お問い合わせ先】
IDEAS
03-6889-4279

JOYEUX
03-4361-4464

HEMT PR
03-6721-0882

ROLE 株式会社
03-6380-4836
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