2023.5.8

『EXILE SHOKICHI 肉主義』の発売記念イベント
EXILE SHOKICHI

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2023年4月29日(土)、紀伊國屋書店新宿本店イベントスペースにて、EXILE SHOKICHI(以下SHOKICHI)が著書『EXILE SHOKICHI 肉主義(ニクイズム)』の発売記念イベントを行った。自身の肉への愛情を詰め込んだ珠玉の一冊。


冒頭にあいさつを済ませると「デートで使う際のおすすめの焼肉店は?」「ホルモンを食べるなら〜”」などシチュエーションごとにSHOKICHIおすすめのお店を紹介した。


もともと肉に興味をもったきっかけは、18歳の頃、焼肉店でのアルバイト時代に初めて食べた和牛だったという。「もう衝撃でした(笑)。こんな肉がこの世に存在するのか!?っていうくらい。僕の実家は北海道の苫小牧の男三人兄弟で、毎日ご飯を1升炊くような大食漢だったこともあり、経済的なことを考えると家族で焼き肉を食べるときは安価なジンギスカンというのが定番で、和牛はほとんど食べたことがありませんでした。もちろんジンギスカンも大好きなのですが、あのとき食べた和牛の味はちょっと異次元でしたね(笑)。それ以来、肉の魅力に取り憑かれて今日に至ります」。


最近でもひと月に15店は焼き肉屋へ足を運ぶ。日本全国の美味しい焼料理を食べ歩くうち、自らも腕をふるってみたくなったそう。オフの日にはEXILE TRIBEメンバーや友人を招き、自らキッチンに立ち肉料理をふるまうという。「尊敬するシェフの方の見よう見まねで、自分なりにメニューを考え、美味しい肉を使った料理をフルコースで堪能してもらっています。EXILE TRIBEメンバーを筆頭に飲食業界の人や音楽関係者などをお招きするのですが、来た人たちからの評判は上々で、すごく喜んでくれます。お世辞でもすごくうれしいですし「もっと美味しい肉料理をふるまいたい!」という原動力にもなっています」と笑顔で語った。


そして肉への愛は高まり続け、いまでは和牛を飼育するまでに。「北海道で『EXILE TRIBE 男旅』という番組をやらせていただいているのですが、その企画のなかで実現しました。大空町に大橋牧場という場所があるのですが、そこで八将牛(はちまさうし ※名前は本名である八木将吉に由来)という6頭のブランド牛を育てています。将来的にはもっと数を増やして、北海道発の牛を有名にしていきたいです」と、言葉に力を込めた。

また本書では肉愛とともに“ワイン愛”も強く語られているのもポイント。それについても「それまではお酒のひとつという意識しかなかったのですが、あるとき自分の生まれ年のワインを飲ませていただいたことがあって、そのときにいろいろと説明を受けるうちに新たな世界があることを知っただけでなく、大好きな音楽と同じくらいロマンを感じたんです。それからは肉と同じく、追求し続けています。本書では肉にぴったりなワインも紹介しているのでチェックしていただきたいです」


また今年3月にオープンした、自身がプロデュースをする肉のファストフード店『Yagien Ballpark(ヤギエン・ボールパーク)』の人気も上々のようす。「おかげさまで連日行列ができるなどご好評をいただいていて、本当にうれしい限りです。ここでは北海道和牛の魅力をリーズナブルに堪能できますので、エスコンフィールドHOKKAIDOにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りいただきたいです」

すでに今後の展望もあるそうで、「今回の本が好評であれば第二弾、第三弾と続けていきたいと思っています。今回は自分の肉に対する思いであったり基礎的話や情報がメインになっているので、もし次回作を出版するならもっとコアな部分に迫りたいです。具体的には 牛の血統の話や焼肉にを楽しむ際の炭、火、たれ……。ちょっとマニアックなものを中心に やってみたいです」と意欲を見せた。イベントの最後には、お渡し会が行われ多くのファンの皆さんと交流した。


BOOK information
『EXILE SHOKICHI肉主義(ニクイズム)』


著:EXILE SHOKICHI
ISBN:9784046061881
仕様:単行本
頁数:144
定価:1,870円(10%税込)
発行:株式会社KADOKAWA


photographer_塩崎亨
text_オオサワ系