6月24日から東京・日本青年館ホールにて上演される音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』。原作は、華麗なアクションと独自の映像美で鮮烈な印象を残す、香港映画の傑作『男たちの挽歌』(1986)。劇作家・演出家の鄭義信が、原作の核でもある兄弟愛や友情、パワフルなエネルギーはそのままに、オリジナル脚本を書き下ろし、音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』として蘇らせる。ここでは、物語の柱を担うホーを演じる青柳翔に本作への意気込みや見どころを聞いた。
原作になっている映画『男たちの挽歌』は、以前見たことがあったのですが、だいぶ昔のことだったので、今回出演させていただくにあたって改めて見直しました。強烈なバイオレンスといいますか、激しいアクションシーンがある一方で、会話劇などに大人なユーモアが散りばめられているなという印象を受けました。あと作品自体が1986年のものということもあって、映像技術も今ほど進化しておらず、そういういい意味でラフな感じも含めて独特な雰囲気を感じました。
やはり香港映画には独特の武術があるなど、アクションが多いところですね。しかも、アクションは殺陣ではなくガチでやっているので、そこはかなり見応えがあるといいますか、本気度が伝わります。
出演のお話をいただいた時点では、目立たずにいこうと考えていました。ホー自身、劇中では核となるキャラクターではありますけど、そんなに派手な人ではないんです。あと原作自体が約40年前の作品なので、当時のオマージュではないですが、その雰囲気をなんとなく感じられるようなお芝居ができたらいいなとは思っています。今はまだ準備段階なので、どういった方向にするかは定まっていませんが、今後明確にできたらなとは思っています。
はい、音楽といいますか、歌唱シーンがすごく多いです。先日稽古で一幕まで通してやったのですが(このインタビュー時は稽古が始まってから2週間ほど)、終わった時点で結構歌ったつもりでいましたが、まだ10曲残っていると聞いてびっくりしました(笑)。それくらい歌うところがたくさんあります。セリフごとに違う音楽が流れるので、そこも見どころのひとつですね。
そうなんです。今までやってこなかったことなのでちょっとどうなるか心配ですが(笑)、これを機にチャレンジします。温かく見守っていただけると幸いです。
先ほどと重複する部分もありますが、とにかくセリフ回しから私自身も未体験のゾーンに挑戦していることや、まだ手探り状態ということもあり何とも言えませんが……(苦笑)。セリフの言い方や歌唱シーンも含め、音楽劇というもの自体が未知の世界ですが、自分なりに向き合って一生懸命やっていきたいと思っています。音楽劇って普通の舞台演劇にはない、不思議な世界じゃないですか。ただストーリー的には原作映画を観ている人はもちろん、そうでない人も楽しめる内容になっていると思います。
舞台に関しては最初のほうは緊張して、やっているうちに楽しめるようになるという役者さんもいますが、自分の場合はそんなに慣れないですね(笑)。「慣れる」って言っても、みんなそこまで掴めているわけではないと思うんですけどね。特に今作は音楽劇で、歌唱シーンもあるので、いつも以上に緊張すると思います。
やはり歌うことですね。ずっと苦手だと感じていたことを、なんとかものにできるようになっていたいです。今作を通じて、劇中で歌うことに対してもっとポジティブに考えられるようになりたいです。できることなら歌うことが好きになるくらい、そこを目指してやっていきたいです。
STAGE information
音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』
6月24日(月)〜7月8日(月) 日本青年館ホール
その他、大阪公演あり
料金(※全席指定)/S席¥12,500、A席¥10,000、注釈A席¥10,000※手すりでステージや演出が見えにくい可能性がございます
脚本・演出/鄭 義信
原作/映画『男たちの挽歌』
出演/松倉海斗 川島如恵留
青柳 翔 岡田義徳 尾上寛之 上瀧昇一郎 清水 優
中村まこと 福井晶一 神保悟志
加藤照男 進藤ひろし 松上順也 五味良介 羽鳥翔太 稲葉俊一 嶋村昇次 森野憲一 榊 海搭
https://abt-stage.com/
photography_小池大介(小池大介写真事務所)
styling_石川英治(tablerockstudio)
hair&make_KOHEY(HAKU)
text_オオサワ系
【衣装クレジット】
《LUXENBURG》のブラック トップス¥112,200、《WILLY CHAVARRIA》のブラック パンツ[参考商品](ともにJETTON SHOWROOM)
【お問い合わせ先】
JETTON SHOWROOM
東京都渋谷区神宮前2-6-14 第2神宮前ビル401
03-6804-1970
オファーが来たときの率直な感想からお聞かせください。
原作になっている映画『男たちの挽歌』は、以前見たことがあったのですが、だいぶ昔のことだったので、今回出演させていただくにあたって改めて見直しました。強烈なバイオレンスといいますか、激しいアクションシーンがある一方で、会話劇などに大人なユーモアが散りばめられているなという印象を受けました。あと作品自体が1986年のものということもあって、映像技術も今ほど進化しておらず、そういういい意味でラフな感じも含めて独特な雰囲気を感じました。
香港映画と日本映画の違いは何ですか?
やはり香港映画には独特の武術があるなど、アクションが多いところですね。しかも、アクションは殺陣ではなくガチでやっているので、そこはかなり見応えがあるといいますか、本気度が伝わります。
ホーを演じるにあたって、特に気をつけていることはありますか?
出演のお話をいただいた時点では、目立たずにいこうと考えていました。ホー自身、劇中では核となるキャラクターではありますけど、そんなに派手な人ではないんです。あと原作自体が約40年前の作品なので、当時のオマージュではないですが、その雰囲気をなんとなく感じられるようなお芝居ができたらいいなとは思っています。今はまだ準備段階なので、どういった方向にするかは定まっていませんが、今後明確にできたらなとは思っています。
音楽劇ということで、通常の舞台より音楽が多いのですか?
はい、音楽といいますか、歌唱シーンがすごく多いです。先日稽古で一幕まで通してやったのですが(このインタビュー時は稽古が始まってから2週間ほど)、終わった時点で結構歌ったつもりでいましたが、まだ10曲残っていると聞いてびっくりしました(笑)。それくらい歌うところがたくさんあります。セリフごとに違う音楽が流れるので、そこも見どころのひとつですね。
青柳さんも歌うわけですね?
そうなんです。今までやってこなかったことなのでちょっとどうなるか心配ですが(笑)、これを機にチャレンジします。温かく見守っていただけると幸いです。
それは楽しみです! では映画『男たちの挽歌』にはない、音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』の魅力はどこにあると思われますか?
先ほどと重複する部分もありますが、とにかくセリフ回しから私自身も未体験のゾーンに挑戦していることや、まだ手探り状態ということもあり何とも言えませんが……(苦笑)。セリフの言い方や歌唱シーンも含め、音楽劇というもの自体が未知の世界ですが、自分なりに向き合って一生懸命やっていきたいと思っています。音楽劇って普通の舞台演劇にはない、不思議な世界じゃないですか。ただストーリー的には原作映画を観ている人はもちろん、そうでない人も楽しめる内容になっていると思います。
舞台と映像で、お芝居や役作りのアプローチなど、違いはあるものですか?
舞台に関しては最初のほうは緊張して、やっているうちに楽しめるようになるという役者さんもいますが、自分の場合はそんなに慣れないですね(笑)。「慣れる」って言っても、みんなそこまで掴めているわけではないと思うんですけどね。特に今作は音楽劇で、歌唱シーンもあるので、いつも以上に緊張すると思います。
音楽劇にチャレンジするにあたって、俳優として会得したいことはどんなことですか?
やはり歌うことですね。ずっと苦手だと感じていたことを、なんとかものにできるようになっていたいです。今作を通じて、劇中で歌うことに対してもっとポジティブに考えられるようになりたいです。できることなら歌うことが好きになるくらい、そこを目指してやっていきたいです。
STAGE information
音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』
6月24日(月)〜7月8日(月) 日本青年館ホール
その他、大阪公演あり
料金(※全席指定)/S席¥12,500、A席¥10,000、注釈A席¥10,000※手すりでステージや演出が見えにくい可能性がございます
脚本・演出/鄭 義信
原作/映画『男たちの挽歌』
出演/松倉海斗 川島如恵留
青柳 翔 岡田義徳 尾上寛之 上瀧昇一郎 清水 優
中村まこと 福井晶一 神保悟志
加藤照男 進藤ひろし 松上順也 五味良介 羽鳥翔太 稲葉俊一 嶋村昇次 森野憲一 榊 海搭
https://abt-stage.com/
photography_小池大介(小池大介写真事務所)
styling_石川英治(tablerockstudio)
hair&make_KOHEY(HAKU)
text_オオサワ系
【衣装クレジット】
《LUXENBURG》のブラック トップス¥112,200、《WILLY CHAVARRIA》のブラック パンツ[参考商品](ともにJETTON SHOWROOM)
【お問い合わせ先】
JETTON SHOWROOM
東京都渋谷区神宮前2-6-14 第2神宮前ビル401
03-6804-1970
この記事の続きは劇団EXILE FCに
入会中の方のみご覧いただけます。
入会中の方のみご覧いただけます。