2026.1.21

光と影
神谷健太

  • THE RAMPAGE FC対象
  • 一部フリー
1st写真集『光と影』をリリースした神谷健太。その名のとおり“光と影”をテーマに、東京と沖縄で撮影を行い、神谷の纏う色気や内に秘める想いなど目には見えないものを映し出した1冊が完成。沖縄ロケ中に急遽撮影できたたった5分の打ち上げ花火や恩師との再会の様子なども収めた、神谷の温かな人柄も感じられる写真集になっている。インタビューでは、こだわりを詰め込んだ初のソロ写真集への想いや制作秘話などたっぷりと話を聞いた。

初の写真集『光と影』が完成した感想を教えてください。



実は2年ほど前から漠然と写真集を作りたいなと思い、いろいろ試行錯誤していたんです。今、ベストなタイミングで作ることができてすごくうれしいです。

なぜ写真集を作りたいと思っていたのでしょうか?



30歳という年齢になり、生きた証を残したかったんです。どうしても人は死に向かって歩んでいくからこそ、ちゃんと証を形にしたくて。そういった考えだから、普段から何事にも固執しないようにしているんです。この『光と影』というタイトルもみんなが持っている影や闇の部分をしっかりと表現できたらと思ってつけました。ライヴのMCなどでもよく話すのですが、影や闇の部分って悪いことではないと思うんです。なので、それをオブラートに包むのではなく、ちゃんと表現したまま光に向かっていきたいと思いました。

この写真集には、そういった考え方を育てた幼少期や今の思考などを深くまで知ることができるロングインタビューが掲載されています。



僕は子どものころから、ずっとひとりで生きてきたと思っていたんです。もちろん、実際は大人たちが見てくれていたと思いますし、いろんな方の力で成長させていただいたことが今ならわかるのですが、当時はその愛情を感じていなかったんです。でも、その経験があったからこそ、今を生きる子どもたちにはそういった想いをさせたくないんです。

その渇望していた想いを、しっかりと表現できるお仕事を選んだのは必然だったんですね。



本当にこの職業で良かったなと思います。それにこの写真集を見たファンの方たちから、「ありがとう」という感謝の言葉をたくさんいただいたんです。普段はあまり自分のことを話さないからこそ、インタビューを読んでかなり響いたみたいで。自分が赤裸々に話したことで救われたと言ってくれる方がいる。本当なら、別に言わなくてもいいことを語っているのに、それをちゃんと受け止めてくれたことがうれしかったですね。

大好きな歌うことに関してもしっかりと描かれていますね。



はい。この世界に入るきっかけとなったのが歌ですし、これからもずっと歌っていくものだと思っているので、譲れないこととして語らせていただきました。

写真集の見どころを教えてください。



今回、撮影で沖縄に帰ったのですが、写真を見たら東京ではしない笑顔をしているので、そこに注目してもらいたいですね。さらに影の部分を表現するために、雨の歌舞伎町でも撮影をしたんです。

雨は絶対条件だったんですか?



はい。歌舞伎町という街で、雨が降っている情景だからこそ意味があると思っていて。とはいえ、絶対に自然な雨がよかったので、天気予報とにらめっこをして撮影日を決めていきました。その結果、MA55IVE THE RAMPAGEのイベント出演の日が雨予報だったので、イベントが終わったその足で歌舞伎町に向かい、深夜に道路に寝そべって撮影をしました。この時間でないとこの写真も撮影できなかったと思うので良かったです。ただ、撮影している後ろで喧嘩が始まっていて、歌舞伎町のリアルも感じることができました(笑)。

さまざまな表情が映し出されていますが、ご自身の新たな発見はありましたか?



男性の理想の写真と女性の理想の写真がまったく違うことに気付きました。たとえば、香水も好みが性別によって変わりますよね。なので、写真選びは女性スタッフにお任せしました。結果、僕自身では絶対に選ばない表情や背中のショットを選んでくれたんです。

撮影後はどんな心境の変化がありましたか?



これまで、ひとりでこんなにたくさん写真を撮られることがなかったので、すごく新鮮でした。それと同時に、何年も団体行動をしていたこともあり、ふとひとりのアーティストとして自立していないようにも感じました。今後はちゃんとひとりの表現者として立たなくてはと強く思いました。これまでは正直、写真はどこを撮っても同じだと思っていたところがあるのですが、撮られる側としてしっかりと責任を持たなくちゃいけないと思ったんです。その気持ちで撮影した写真とメッセージを受け取ってもらえたらうれしいです。


BOOK information
『光と影』
NOW ON SALE
定価:¥2,980
判型:B5判
ページ数:144ページ
出版社:宝島社
ISBN:978-4-299-07447-8

photography_塩崎亨
text_吉田可奈

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