2025.12.3

Black Flame
KID PHENOMENON

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  • 一部フリー
KID PHENOMENONがまた新たな一面を見せてくれた。
TVアニメ『転生悪女の黒歴史』のOP主題歌としてすでにオンエア中の新曲「Black Flame」は、印象的なビートと目まぐるしく展開する楽曲に合わせ、メンバーたちの高速マイクリレーで幕開けするナンバー。全員がマイクを持つ彼らの本領が発揮された曲だが、黒い炎=欲望を“密かに”たぎらせるダークな世界観は7人の未体験ゾーン。カオスな仕上がりのMusic Videoを含め、ハマったら絶対抜けられない“沼感”全開の作品になっている。
今回のインタビューは、そんな彼らの魅力の源泉を深掘り。後半のFC会員限定インタビューで語った“黒い炎をたぎらすエピソード”やデビュー前秘話から滲み出るキャラ立ちの良さも必読です!


「Black Flame」を初めて聴いたときはどう思いました?


夫松健介(以下夫松):すごく新しいなって。KID PHENOMENONのこれまでのカラーは熱量でカマすみたいなやんちゃな感じが多かったけど、これは世界観を重視した曲。作り込んだ中でカマすという楽曲だったからチャレンジだと思いましたし、新しいKID PHENOMENONを作り出せるなと聴きながらワクワクしました。

佐藤峻乃介(以下佐藤):四つ打ちのサビのテンション感は聴きやすいし、乗りやすい。でも曲的には世界観ありきだから自分のパフォーマンスやビジュアルもそっちに寄せて、独特な部分をどれだけ表現できるか、みたいな。そんなシングルでした。

夫松:『転生悪女の黒歴史』というアニメのタイアップ曲でもあるので、“転生”とか“黒歴史”とか、厨二病っぽさもあるけど(笑)、ちょっとダークな感じでそこがまたいいんですよね。

今回はダンスも独特。振り入れする動画も公開されていましたけど、皆さん、結構苦戦されていましたね。


岡尾琥珀(以下岡尾):いやー、難しかったです! 振り付けのKENSHO(MURAKAMI)さんは今回初めてだったんですが、オリジナルな振り付けをする方で。僕はこれまで触れたことがないジャンルだったから自分のものにするのが大変でしたけど、曲と振り付けのマッチ感がすごい。それぞれニュアンスは違うのに、合わさると両方の良さが際立ってくるし、ちょっとスタイリッシュだったりキャッチーだったり、パートごとの見せ場がたくさん詰まっていて、飽きない“沼感”がありました。

川口蒼真(以下川口):KENSHOさんは昔から大好きなダンサーさんで、日本にああいう踊りをする方はこれまでもこれからもいないと思っていました。独自の世界観を持っている方なので、振りを落としてもらうときも一つひとつの動きの見せ方とか、どこが曲のキーになるかとか細かくおっしゃっていて。そういうこだわりが踊りに出ると、唯一無二の動きやシルエットになる。琥珀の言うとおり難しかったけど、本当に勉強になりました。

ソンビっぽいおもしろい動きもありましたよね。


岡尾:(振りをしながら)〈たぎらせて〉のところですね。

それです!


鈴木瑠偉(以下鈴木):えー、その動きを僕から具体的に言わせていただくとですね……。

一同:おっ!(ワクワク)

鈴木:振り付けに関して、ソンビのような動きもあったりするんですけど。

一同:……被せてるだけやん!(笑)

鈴木:パキパキしてるところがあるから、ゾンビっぽい部分も引き立つのかなと。身体の芯はブレず、手だけがソンビっぽくなることによって“緩急の黄金比”になっているんですよね。

佐藤:“緩急の黄金比”って初めて聞いたわ。

鈴木:僕はいつも言ってるんですけど……(笑)。それができるKENSHOさんはやっぱり天才で彼自身が黄金比なのではないかと思います。

ちょっと意味がわかるような、わからないような(笑)。


遠藤翼空(以下遠藤):瑠偉は感覚派なので、感覚で受け止めてもらえれば(笑)。


歌に関してはどんなことを意識しましたか?


遠藤:この楽曲は人間の欲そのものというか、曲自体が欲を垂れ流しているというか。何かに対しての欲望を密かに心で燃やし、黒い炎をたぎらせ、しっかりアプローチしていくみたいな曲だから、その怪しさとか不思議さとか“異世界観”を大切にしたいと思いました。だから、たとえばさっきの〈たぎらせて〉というワードも、自分が出せるいちばん“くすぐったい表現”を意識しました。

山本光汰(以下山本):この曲は四つ打ちのメロディで音使いも結構シンプルなんですけど、ワードチョイスがおもしろい。サビ頭や語尾に置く言葉にすごくこだわりを持っているから、レコーディングのときもその質感を大切にしました。あと僕はサビ頭を歌わせてもらっているんですが、半音階になっていて一気にメロディアスな雰囲気になるんです。なので、ここでグッと聴き応えを出せるように意識しました。

歌でも“緩急の黄金比”を出したわけですね。すでに番組や動画では曲が流れていますが、反応はどうですか?


遠藤:僕らのことを知らずにアニメを観た方たちからも「すごいカッコいいね」とか「『転生悪女の黒歴史』に合ってる」というコメントをもらって好評でした。あと「“ぽよんぽよん”って音で始まる出だしが好き」って言ってくれる方もいて。そういう細かいところまで聴いてもらえるのはうれしいですよね。

MVだと“ぽよんぽよん”のところで岡尾さんが空から落ちてくるんですよね。


岡尾:あそこは実際に飛んでいるわけじゃなくて、(立ち上がって上半身だけ前に倒しながら)こういうポーズをしています。それを飛んでいる状態に見せないといけなくて……。しかもその体勢のまま表情管理もして、いろんなパターンをいっぱい撮ったのでめっちゃ疲れました(笑)。でも蒼真のソロシーンでは後ろで落下する僕が映り、次の7人のシーンで着地するっていうストーリーがちゃんとできていて。その着地した瞬間、僕だけちょっと煙が出ているんですよ。

ディティールまで凝っていますね。今回のMVはそんな岡尾さんの落下シーンからスタイリッシュに始まり、中盤から急にカンフーアクションになったと思ったら『ニコ動』っぽい映像が入り、またスタイリッシュになっていく……。もうカオスで、メチャクチャおもしろかったです。


遠藤:情報量が多すぎますよね(笑)。

夫松:しかもカンフーアクションで“〇〇拳”ってテロップが出て、一人ひとり型を決めるシーンがあるじゃないですか。あの型が決まったのって撮影当日なんです。全部実際にある型なんですけど、その中でそれぞれ動物系にしようかってなって。

遠藤:龍拳とか虎拳とか鷹拳とか。

夫松:7人それぞれが違う動物のポーズをしてるんですよ。

苦労したシーンはありますか?


遠藤:“人間階段”のシーンはめちゃめちゃ怖かったです。ダンサーさんが足場を組んで、そのてっぺんに僕と光汰が立つんですけど、あの高さって10mくらいあるんですよ。しかも1歩でも後ろにズレたら足を踏み外すくらいスペースがない。そこで光汰と頭をぶつけ合いながら上がっていくんですけど……。

山本:「本当に、マジで、マジでお願いね」って言い合って。

遠藤:お互いの信頼を大切にしてやりました。不安そうな表情を出したらダメだからカッコつけましたけど、実は怖かったです。

夫松:僕が意外と苦労したのは、2サビのシーンですね。カメラを中心にしてみんなでぐるぐる回るっていうシーンなんですけど、360度をツーエイトくらいで回り切らないといけなくて。でも振り付けはクリアにやらないとちゃんと見えない。だからきれいにやりつつ、みんなでしっかり移動していくのがすごく難しかった。「このステップで何度分動いたらいいか」って細かく合わせながらやりきったので、完成したときはうれしかったです。


ディレクションはYUANN監督。今回も遊び心満載というか。KID PHENOMENONで“遊んで”いますよね。


佐藤:ずっと遊んでもらってます(笑)。YUANN監督は僕たちのPOPさみたいな部分を引き出すことをすごく大事にしてくれていて、作品ごとに世界観が違うけど、POPっていう1本の同じ軸があるなって思います。ただ僕たちはいい意味でも悪い意味でも、日常と作品を作るときのテンション感があまり変わらない。POP感も含めて、日頃の自分たちをそのまま引き出してくれている感じなので、MVを観て「うわっ! 別人だ!」と思うことはあまりないんですよね。

夫松:プライベートでもこんな感じで、常にふざけてます(笑)。僕たちは24時間一緒にいるので、仕事仲間って感じがしないんです。極端に言うと、家族と出勤して家族と制作して家族と帰るみたいな感じだから、仕事もプライベートの会話も変わらない。急にまじめになることもないし、ステージ上でもふざけるし。

遠藤:楽屋もうるさいし。

夫松:MC長くて怒られるし。

遠藤:そこで時間伸びるし、尺取るし。

夫松:って感じだけど、逆にそれが良さなのかなと。でも静かなときもあって、わきまえるとこはわきまえていますよ。

岡尾:先輩たちのライヴの楽屋とか、7人で隅っこでちっちゃくまとまってます(笑)。


Photography_木下マリ
Text_若松正子

※Information後にKID PHENOMENON OFFICIAL FAN CLUB限定Interviewがございます。




SINGLE Information
『Black Flame』


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【商品情報】


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② 通常盤【CD】SRCL-13428 ¥1,500(税込)
※全形態封入特典:フォトカード 全8種中ランダム1種(通常盤は初回仕様のみ)

▼収録内容
[CD] ※全形態共通
01. Black Flame
02. OUR TIME
03. クロスロード

[DVD] ※初回生産限定盤のみ
01. Black Flame Music Video
02. Black Flame MV Behind the Scenes

▼「Black Flame」MV


▼STREAMING & DOWNLOAD
「Black Flame」
https://kidphenomenon.lnk.to/BlackFlame

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