『EMPIRE CODE』は「確実にレベルアップした」(L)という5人の成長と経験値が具現化されており、彼らのポテンシャルの高さに改めて唸らせる作品。その背景として異なる才能やエネルギーを掛け合わせていく「MA55IVE UNION Project」の影響が大きく、さまざまなプロデューサー、アーティストとのコラボレーションによって生み出された楽曲群は極上のケミストリーが凝縮された贅沢なラインナップ。インタビューからも『EMPIRE CODE』の完成度の高さ、そしてMA55IVE THE RAMPAGEのすごみを色濃く感じられるはずだ。
YAMASHO:今回は「MA55IVE UNION Project」というフィーチャリング祭りがあったので、個人の曲に関してはお互い別々に作り始めました。リード曲の「EMPIRE CODE」だけは唯一「こういう曲がいいです」と僕らから提案させてもらったんですけど、ほかの曲はフィーチャリング相手の意見を聞きながら作りました。なので、当初「まとまるかな?」と思っていたけど、ギュッとしたら意外とまとまったなっていうのが正直な感覚。終わり良ければすべて良し的な感じです。
YAMASHO:あ、もう完全に(笑)。でも、各々がやりたいことを一回ちゃんとやるっていう時期を早い段階で作ったほうがいいと僕は思っていて。調子に乗ってちょっと鼻が伸びてから突拍子もないことをやるより、早い時期に「自分はこういう音楽が好きです」ってみんなに提示して、ファンの方にも認知してもらうことが絶対大事だと思っていたから、今回のアルバム制作でそれをやれたことはメチャクチャ大きかったと思います。
L:この作品で確実に言えるのはちゃんとレベルアップしているなってこと。より濃い音楽性と、それぞれがしっかりスキルアップし経験を活かせているのでラップも含めて音楽の精度はかなり高くなっていると思いました。自分たちで制作していた初期のころは模索しながら考えている感じがあったのですが、今はプロデューサーさんが入ったりして自分たちも作りつつ、より完成度の高いものを作れるようになったと感じています。
浦川翔平(以下浦川):海外のラッパーのアルバムは結構フィーチャリング曲がブワッと入っていて、いつかMA55IVEでもこういうのがやりたいと思っていたのですが、その夢がそのままパッケージになったという感じです。自分で聴いてもすごく楽しく進んで、最後の「REEEMINDER! feat.Crystal Kay」が来ると名残惜しくなる。そこが子どものころの夏休みっぽくて「うわぁ、終わりたくないな」ってまた最初に戻って聴きたくなるような感じが出るからすごくいいなと。いろんなジャンルの曲が入っていますけど、頭の「EMPIRE CODE」とラストの「REEEMINDER!」で締まっているから作品としても上質なものができたなと思います。
神谷健太(以下神谷):僕も多ジャンルな作品だなと思います。ラップも曲によっていろんな年代の背景を感じられるようになっているし、曲調もまじめなものから砕けたものまであって全体的にバランスのいいアルバムじゃないかなと。
鈴木昂秀(以下鈴木):僕は聴き終わったあとにすごくワクワクすると同時に、ライヴでやったらどうなるんだろう? と想像が膨らんで逆に考えさせられる作品だと思いました。みんなが言っているように本当に多ジャンルだからこの楽曲をどうライヴに落とし込むか結構悩んじゃって。でも、昨日(ライヴの)リハーサルをしてセットリストを決めたらようやく形が見えてきた。ファンの方はもちろん自分たちもライヴが楽しみになるアルバムになったと思います。
YAMASHO:『EMPIRE CODE』というタイトルの意味合いでもあるんですけど、最初AK-69さんに「今後僕ら5人がTHE RAMPAGEとは違った夢に向かって一歩一歩進み、最終的にMA55IVEだけの場所を作りたいです」という話をさせていただきまして。「そこにいくまでの序章となるような曲をライヴの一発目、アルバムの1曲目に欲しい、でもAK-69さん全開でいってください」とお願いしたらこういう曲が返ってきたんです。
YAMASHO:僕らもめっちゃうれしかったです。AK-69さんの声でIDが入っていることもそうだし、冒頭に“MA55IVE”って言ってもらえたことでこの先もずっとライヴで使えるじゃないですか。それがすごくありがたかったです。
浦川:あと〈Mに55〉ってリリックもいただいて。
YAMASHO:しかも自分らの曲を聴いてくれたんだよね。〈Mに55〉は「playboi」で自分がバースで書いたリリックなんだけど、ちゃんと曲を聴いていないと出てこない。そこにすごいAK-69さんの愛を感じました。
YAMASHO:ディレクションはAK-69さんとトラックを作ってくれたRIMAZIさんのふたりでやってくださったのですが、サクサク進んでもう一瞬でした。「自分の好きなようにやってみ」と言われてやったら「その感じいいやん」ってなって「念のため、あと1回ぐらい録っとく?」みたいな。
YAMASHO:いろいろですけどAK-69さんはそういうスタイルなんだと思います。何度もやっていいものを追求するっていうよりはバイブス重視で鮮度を大切にするイメージ。冒頭の〈AK-69〉というフレーズもデモで入っていたものをそのまま入れました。
浦川:デモの時点で完成度が高すぎるんです。
YAMASHO:でも、昂秀のレコーディングでちょっとおもしろいことがありました。昂秀がブースに入っているときAK-69さんがキウイを食べていたんですけど、昂秀はそれを知らなくて。テイクが終わって「もう一回やりますか?」というやりとりをしているとき、AK-69さんがトークボタンを押したまま「(キウイが)すっペーな!」って言ったんです。でも、昂秀は状況を知らないから自分のテイクのことを言われたと思ってマジでビビって、叱られた犬みたいな顔になっていたっていう(笑)。
一同: (笑)
鈴木:「すっペーな!」って絶対ほめてないじゃないですか。
YAMASHO:みんなで「AK-69さん、声が入ってますよ!」って言ったら、「あ、違う違う!」って。あれは僕らもびっくりしました。
浦川:緊張感があって、でも一瞬で場が和みました。
L:5人が円卓を囲んで会議をしているようなシーンがメインパート。それをAK-69さんが見下ろしている画も入っていますし、僕らが今後築き上げていく帝国をどうしていこうかラップで話し合っているところは睨み合って激しくやっているのでポイントですし、ダンスもがっつり踊っているのでそこもチェックしてください。
YAMASHO:そうです。さっき言ったとおりMA55IVEだけの国があり、THE RAMPAGEとはまた違う惑星で活動しているという設定。ちょっと異次元的なテーマでそれを全開に出しちゃっています。ライヴやフェスに出るときにアー写って結構大事なので、そういうところからも少し攻めたいというか。MA55IVEはビジュアルから攻めていける可能性も持っているので5人が違う惑星から地球上に降り立った、それが今の自分たちです、みたいな。そういうテーマに沿ってとにかくいけるところまで凝ってみました。
YAMASHO:はい。衣装は背面に“MA55IVE UNION Project”のロゴをつけて、それをスプレーで汚してダメージをめっちゃ入れました。これは古(いにしえ)の時代にこういうプロジェクトがあったけど、それを完成させることによってMA55IVEという帝国ができ上がるのを今模索している途中……というストーリーがありまして。“UNION”という文字のもと活動し続けるという意味になっていて、衣装でも「EMPIRE CODE」を掲げています。
ニューアルバム『EMPIRE CODE』は前作『M5V』から世界観もジャンルもさらに広がった印象があったのですが、どのような方向性で制作が始まったんですか?
YAMASHO:今回は「MA55IVE UNION Project」というフィーチャリング祭りがあったので、個人の曲に関してはお互い別々に作り始めました。リード曲の「EMPIRE CODE」だけは唯一「こういう曲がいいです」と僕らから提案させてもらったんですけど、ほかの曲はフィーチャリング相手の意見を聞きながら作りました。なので、当初「まとまるかな?」と思っていたけど、ギュッとしたら意外とまとまったなっていうのが正直な感覚。終わり良ければすべて良し的な感じです。
結構見切り発車的な?
YAMASHO:あ、もう完全に(笑)。でも、各々がやりたいことを一回ちゃんとやるっていう時期を早い段階で作ったほうがいいと僕は思っていて。調子に乗ってちょっと鼻が伸びてから突拍子もないことをやるより、早い時期に「自分はこういう音楽が好きです」ってみんなに提示して、ファンの方にも認知してもらうことが絶対大事だと思っていたから、今回のアルバム制作でそれをやれたことはメチャクチャ大きかったと思います。
L:この作品で確実に言えるのはちゃんとレベルアップしているなってこと。より濃い音楽性と、それぞれがしっかりスキルアップし経験を活かせているのでラップも含めて音楽の精度はかなり高くなっていると思いました。自分たちで制作していた初期のころは模索しながら考えている感じがあったのですが、今はプロデューサーさんが入ったりして自分たちも作りつつ、より完成度の高いものを作れるようになったと感じています。
浦川翔平(以下浦川):海外のラッパーのアルバムは結構フィーチャリング曲がブワッと入っていて、いつかMA55IVEでもこういうのがやりたいと思っていたのですが、その夢がそのままパッケージになったという感じです。自分で聴いてもすごく楽しく進んで、最後の「REEEMINDER! feat.Crystal Kay」が来ると名残惜しくなる。そこが子どものころの夏休みっぽくて「うわぁ、終わりたくないな」ってまた最初に戻って聴きたくなるような感じが出るからすごくいいなと。いろんなジャンルの曲が入っていますけど、頭の「EMPIRE CODE」とラストの「REEEMINDER!」で締まっているから作品としても上質なものができたなと思います。
神谷健太(以下神谷):僕も多ジャンルな作品だなと思います。ラップも曲によっていろんな年代の背景を感じられるようになっているし、曲調もまじめなものから砕けたものまであって全体的にバランスのいいアルバムじゃないかなと。
鈴木昂秀(以下鈴木):僕は聴き終わったあとにすごくワクワクすると同時に、ライヴでやったらどうなるんだろう? と想像が膨らんで逆に考えさせられる作品だと思いました。みんなが言っているように本当に多ジャンルだからこの楽曲をどうライヴに落とし込むか結構悩んじゃって。でも、昨日(ライヴの)リハーサルをしてセットリストを決めたらようやく形が見えてきた。ファンの方はもちろん自分たちもライヴが楽しみになるアルバムになったと思います。
リード曲「EMPIRE CODE」について詳しくお聞きします。先ほどこの曲は唯一自分たちから提案したとおっしゃっていましたが、どんな提案をされたんですか?
YAMASHO:『EMPIRE CODE』というタイトルの意味合いでもあるんですけど、最初AK-69さんに「今後僕ら5人がTHE RAMPAGEとは違った夢に向かって一歩一歩進み、最終的にMA55IVEだけの場所を作りたいです」という話をさせていただきまして。「そこにいくまでの序章となるような曲をライヴの一発目、アルバムの1曲目に欲しい、でもAK-69さん全開でいってください」とお願いしたらこういう曲が返ってきたんです。
テンションがぶち上がるあのドラマチックなオープニングからの〈MA55IVE!〉のIDの流れにはそういう意味合いがあったんですね。この“登場感”はカッコ良すぎて震えました。
YAMASHO:僕らもめっちゃうれしかったです。AK-69さんの声でIDが入っていることもそうだし、冒頭に“MA55IVE”って言ってもらえたことでこの先もずっとライヴで使えるじゃないですか。それがすごくありがたかったです。
浦川:あと〈Mに55〉ってリリックもいただいて。
YAMASHO:しかも自分らの曲を聴いてくれたんだよね。〈Mに55〉は「playboi」で自分がバースで書いたリリックなんだけど、ちゃんと曲を聴いていないと出てこない。そこにすごいAK-69さんの愛を感じました。
レコーディングの際、意識したことやこだわった点は?
YAMASHO:ディレクションはAK-69さんとトラックを作ってくれたRIMAZIさんのふたりでやってくださったのですが、サクサク進んでもう一瞬でした。「自分の好きなようにやってみ」と言われてやったら「その感じいいやん」ってなって「念のため、あと1回ぐらい録っとく?」みたいな。
いつもそんなにスムーズなんですか?
YAMASHO:いろいろですけどAK-69さんはそういうスタイルなんだと思います。何度もやっていいものを追求するっていうよりはバイブス重視で鮮度を大切にするイメージ。冒頭の〈AK-69〉というフレーズもデモで入っていたものをそのまま入れました。
浦川:デモの時点で完成度が高すぎるんです。
YAMASHO:でも、昂秀のレコーディングでちょっとおもしろいことがありました。昂秀がブースに入っているときAK-69さんがキウイを食べていたんですけど、昂秀はそれを知らなくて。テイクが終わって「もう一回やりますか?」というやりとりをしているとき、AK-69さんがトークボタンを押したまま「(キウイが)すっペーな!」って言ったんです。でも、昂秀は状況を知らないから自分のテイクのことを言われたと思ってマジでビビって、叱られた犬みたいな顔になっていたっていう(笑)。
一同: (笑)
鈴木:「すっペーな!」って絶対ほめてないじゃないですか。
YAMASHO:みんなで「AK-69さん、声が入ってますよ!」って言ったら、「あ、違う違う!」って。あれは僕らもびっくりしました。
浦川:緊張感があって、でも一瞬で場が和みました。
Music Videoはどのような仕上がりに?
L:5人が円卓を囲んで会議をしているようなシーンがメインパート。それをAK-69さんが見下ろしている画も入っていますし、僕らが今後築き上げていく帝国をどうしていこうかラップで話し合っているところは睨み合って激しくやっているのでポイントですし、ダンスもがっつり踊っているのでそこもチェックしてください。
Music Videoも含めアーティスト写真などのビジュアルもかなり作り込まれていますが、テーマは「帝国」=EMPIREなんですね。
YAMASHO:そうです。さっき言ったとおりMA55IVEだけの国があり、THE RAMPAGEとはまた違う惑星で活動しているという設定。ちょっと異次元的なテーマでそれを全開に出しちゃっています。ライヴやフェスに出るときにアー写って結構大事なので、そういうところからも少し攻めたいというか。MA55IVEはビジュアルから攻めていける可能性も持っているので5人が違う惑星から地球上に降り立った、それが今の自分たちです、みたいな。そういうテーマに沿ってとにかくいけるところまで凝ってみました。
前作のリード曲「Planetarium」もスペーシーなテーマでしたが、今回もコンセプトが壮大。衣装も凝りまくっていますが、アイデアはYAMASHOさんですか?
YAMASHO:はい。衣装は背面に“MA55IVE UNION Project”のロゴをつけて、それをスプレーで汚してダメージをめっちゃ入れました。これは古(いにしえ)の時代にこういうプロジェクトがあったけど、それを完成させることによってMA55IVEという帝国ができ上がるのを今模索している途中……というストーリーがありまして。“UNION”という文字のもと活動し続けるという意味になっていて、衣装でも「EMPIRE CODE」を掲げています。
その背景だけでおもしろいです。続きが知りたくなります。
YAMASHO:考えるのもめっちゃ楽しいです。
それぞれのソロのフィーチャリング楽曲のこだわりもお聞きししたいのですが、まず「分かんだろ? feat. P-CHO,YAMASHO」についてお願いできますか?
YAMASHO:これはもうあまり細かい設定とかなく、とにかくラップがしたいという想いで作り始めた曲。だからP-CHOさんには「SNSじゃなくちゃんと声を上げて自分の思想や感覚を言語化する必要性みたいなことを歌いたいです」って伝えました。そしたら「暗いほうじゃなくアッパーに発散してるような曲を作りたいね」って言ってくださり、NAOtheLAIZAさんがビートを作ってくれてでき上がりました。僕は英語があまり得意じゃないので日本語だけでリリックを作ったのも良かったです。
日本語ラップの醍醐味を味わえる曲ですよね。次は「Universe feat.SKRYU,TAKAHIDE」。この曲は声質の違う鈴木さんとSKRYUさんのコントラストが絶妙でした。
鈴木:ありがとうございます。これはSKRYUさんが僕らの番組にゲストで来てくださったときに僕が作った「ガーベラ」という楽曲を好きだと言ってくださったのが始まりで。「Universe」のほかにふたつくらい全然違うタイプの曲を作ったあとにこの曲がいいってなって一緒に制作させていただきました。歌詞に関しては「Universe」は宇宙って意味があるんですけど、今回は背中を押すというメッセージ性のあるものにしたいと思いまして。人それぞれが抱える悩みを惑星に例えて、いろいろあるだろうけど前を向いて頑張ろうっていう悩みを解決する言葉じゃないけど、そういう想いを込めた楽曲になっています。
次は神谷さんの曲「Feel the vibe feat. May J., JAY'ED, KENTA」について。
神谷:この曲は音的にちょっと平成を感じられる、かつ今の時代に合っている音をあわせたR&B曲をお願いしまして、曲はすんなり制作できました。ただMay J.さんとJAY'EDさんと3人でやった作詞はサビの4行くらいを書くのに6〜7時間かかってしまって……これ、ヤバいなと(笑)。
何でそんなに時間がかかったんですか?
神谷:テーマが恋愛や大切な人が亡くなってしまったとか、具体的なことであればめっちゃ言葉が出てくるんですけど、今回は背中を押す系の抽象的な内容だったのでまとまりにくかったんです。言葉に対してそれぞれ認識や感覚があるのでそこをすり合わせるのが大変でした。例えば〈急ぐ待ち合わせ もう着くのに 切れる靴紐 過ぎてく約束〉ってところはJAY'EDさんから「“約束”って過ぎるのかな?」と問題提起がまずあって。そしたらMay J.さんも「確かに」ってなり、僕は「いいと思いますけどね」って言ったんですけど、そこからいろんな案が出て3時間ぐらい決まらなかった(笑)。あまりにも決まらないから途中で「一旦置いてほかのところをやりませんか?」と言っても、おふたりとも集中しているから聞こえていなくて……(笑)。でも、それはそれですごく勉強になりました。
では次「Time 2 Get Up feat. WISE,SHOHEI」についてお願いします。
浦川:こちらは2000年代くらいの懐かしいサウンドを夏の終わりをイメージして落とし込んだ曲。そのころの洋楽やJ-POPのリファレンスを織り交ぜながらビートを作ってもらい、歌詞も慌ただしいなかで久々にホリデーが来てちょっと立ち止まって一旦深呼吸しようぜみたいな。そこに効果音も入れて夏の終わりの“像”を思い描きやすいようにいろいろ入れ込んでいます。なので、ラストも最近はパツッてきれいに終わる曲が多いけど、あえて伸ばしてフェイドアウトする曲に仕上げています。
心地よいラフ感といいますか。曲も歌詞も遊び尽くしてきたイケてる大人の余裕感を感じました。
浦川:40代50代のパパ世代まで聴ける楽曲ですよね。TERIYAKI BOYZ®とかやっていらしたWISEさんもまさにその世代で、改めてここにバックしてくるというか。サビの感じも完全に持ってきてくださってすごいグルービーなんですよね。ただ最初はそこに僕のダダダダッという歯切れのいいマシンガンが合わなくて。何回かニュアンスを変えて歌い、最終的に自分がちょっとアダルトな感じでテンポを落としたらバースがハマって1曲がきれいに聴けるようにまとまったんです。だから本当にWISEさんに導いてもらったという感覚で。トラックを作ってくださったAILIさんの宅録で合わせてやったんですけど、そこで徐々に良くなっていったんですよね。
あのイイ感じの“こなれ感”はすり合わせの賜物なんですね。では最後、「NASTY feat. ELLY/CB,L」について聞かせてください。
L:まず、「僕たち兄弟でやるならUSのヒップホップだったり、そのクラブシーンというものを表現するのがいちばん合うよね」って話をしまして。日本のヒップホップのなかでもそういうクラブミュージックってあるようでないので、これまでも海外のラッパーがやっているような感じをふたりでやってきたんですけど、僕らはダンスのルーツもクラブなのでテーマもそこにしたいなと。その結果、がっつり女性を誘うような、ラップですけどどこかセクシーさのある楽曲にしてみました。
セクシーでワルくてとびきりカッコいい曲。さすがクラブシーン伝説のブラザーズです。
一同: (笑)
L:すみません、こんなで(笑)。
9月18日からはライヴツアー『MA55IVE THE RAMPAGE 2nd LIVE TOUR 2025 "M5V" 〜EMPIRE CODE〜』がスタートします。どのようなライヴになりそうでしょうか?
YAMASHO:生バンドです! 会場がZeppとライヴハウスの2形態になるので普通のステージセットだと持っていけない機材が絶対出てくるので、それで悩むのは嫌だなと。「じゃあ、バンドにして純粋に音楽を楽しんでもらえるライヴにしよう」と思ったんです。なので、変な演出もなし。ひたすら音楽だけ聴いてもらえるライヴに仕上がりそうです。
アルバムの曲を全部生バンドで聴けるって最高ですね。
YAMASHO:めっちゃいいライヴになると思いますよ!
▼「EMPIRE CODE - Prod. AK-69」Music Video
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▼STREAMING & DOWNLOAD
https://ma55ive.lnk.to/EMPIRE-CODE
LIVE information
『MA55IVE THE RAMPAGE 2nd LIVE TOUR 2025 "M5V" 〜EMPIRE CODE〜』
9/18(木) Zepp Fukuoka(福岡)
9/20(土) BLUE LIVE HIROSHIMA(広島)
9/26(金) Zepp Osaka Bayside(大阪)
9/28(日) Zepp Nagoya(愛知)
10/1(水) Zepp Haneda (TOKYO)(東京)
10/7(火) Zepp DiverCity(TOKYO)(東京)
10/9(木) LIVE ROXY SHIZUOKA(静岡)
10/19(日) NIIGATA LOTS(新潟)
10/27(月) PENNYLANE24(北海道)
10/30(木) SENDAI GIGS(宮城)
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/34811/
photography_松原裕之
text_若松正子
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