この夏、横浜赤レンガホールにて開催されていた『エアトリpresents 毎日が夏祭り2025』。日替わりでさまざまなアーティストが出演する音楽イベントに、KID PHENOMENONとWOLF HOWL HARMONYの2組が登場! 7月17日に行われた、2組によるこの日限りの特別なステージ。今回は、夜公演の模様をレポートする。
サイレンの音が鳴り、ステージにKID PHENOMENONのメンバーが登場すると大きな歓声が上がり、1曲目の「Unstoppable」がスタート。一気に会場のテンションも高まり、大きく左右にペンライトが振られ盛り上がっていく。勢いそのままに夫松健介が「楽しんでいきましょう!」と声を掛けるも、反応を見て「まだまだ足りないですね!」と煽りスタートした「Wheelie」では、WOLF HOWL HARMONYのファン・LOVEREDも巻き込んで全員で“ブンブンダンス”をして早くも会場はひとつに! 客席から聞こえる〈Boom Boom〉の掛け声も大きく響き、会場にいる全員がこの場所を楽しんでいることが伝わってくる。
山本光汰がフロアを挑発しつつ「楽しんでいきましょう!」と煽り、赤い光に包まれてスタートした「Party Over There」では、サビで集合し一気に力強く見せていくパフォーマンスで視線を奪っていく。ただ盛り上げるだけでなく、しっかりとそのスキルを見せていくところはさすがだ。最年少とは思えない鈴木瑠偉のダンスの吸引力は目を見張り、次第に全員が煽りながら激しく力を集めていく圧倒的なパフォーマンスは、ライヴを重ねるごとに成長し続けている。
自己紹介で鈴木は「最高の夏祭りをお届けします」、岡尾琥珀は「今日もメチャクチャ楽しんでいきましょう!」とそれぞれの気合いを見せ、「夏と書いて“けんすけ”と読むくらい夏が好きです!」と話すほどの“夏男”・夫松が「このまま声を出して、手を挙げて夏を感じていただけたらと思います!」と声を掛けスタートしたのは、メロウな「Purple Dawn」。山本の「リラックスして楽しんでいってください!」という言葉どおり、経験を重ね大人っぽくなった彼らだからこそ歌うことができるセクシーなこの楽曲では、それぞれが憂いを帯びた表情とダンスを艶やかに披露し、よりレンジの広さを感じさせた。一転、攻撃的に攻める「Trendsetter」では激しくダイナミックなパフォーマンスで魅了し、ファンキーな新曲「Snakebite」では、みんな楽しさ全開の笑顔になり、岡尾の誘導でステージを左右に移動。アイコンタクトを取りながら、一緒に遊んでいるような姿が印象的だ。
川口蒼真が「この『Snakebite』は(『Sparkle Summer』の)カップリングに収録されている曲で、とってもキャッチーなんですが、歌詞の意味としては、周りを気にせずありのままの自分でいようという前向きな曲になっています!」と説明。しっかりとプロモーションもこなし、「Show U Light」で一気にドラマティックな世界に引き込んでいく。このギャップも彼らの大きな魅力だ。遠藤翼空の美しい歌声が響き渡り、山本がメンバー全員を操るようなパフォーマンスで魅了すると、「Cinderella」では観客と一緒になってジャンプをして盛り上がり、「Ace In The Hole」では掛け声で会場がさらにひとつとなる。「Underrated」では、途中で佐藤峻乃介の帽子が落ちるハプニングがありながらも、みんながとっても楽しそうに、うれしそうにわちゃわちゃと盛り上がっていく姿に、笑顔が広がっていく。
ラストはこの夏を象徴するような新曲「Sparkle Summer」で、佐藤が「最後に楽しむ準備はできていますか!? この曲で思い出を作っていきましょう!」と声を掛け、夫松がマイクを客席に向けて、全員で一気に会場の温度を上げていく。サビはエモーショナルに響き渡り、駆け抜けていく様子はまさに夏のよう。一気に盛り上がり、忘れない記憶を刻みつけるようなパフォーマンスで観客の心を掴み、最後は客席に背を向け全員で肩を組み、ステージをあとにした。
息つく間もなくWOLF HOWL HARMONYのステージがスタート。勢いあふれる「Frozen Butterfly」でRYOJIを筆頭に力強く煽り、GHEEが叫びに似た雄叫びからラップでたたみかけていく。クラップでひとつになった会場に、大人の魅力を見せつけると、そのままの勢いで始まった「Pink Flash Lights」でパワフルなだけでない、セクシーさも帯びたダンスで盛り上げる。続けて「Sweet Rain」が始まり、切なく、苦しく情熱的な歌声が重なり、強く鳴り響くビートがさらに苦しさを加速させていく。物語性が強い楽曲が多い彼らだからこそ、ストーリーテラーのように伝える力はとても強い。ただ盛り上げるだけでなく、その物語の主人公の気持ちを伝える彼らの手腕はさすがだ。
SUZUKIの「この曲でひとつになりましょう!」という声掛けからスタートした「Sugar Honey」では、HIROTOを筆頭にステージから客席に手を伸ばし、手を振りながら、メロウでとても気持ちのいい歌声が響いていく。その表情は、みんなとても気持ち良さそうな笑顔だ。
MCではRYOJIが「楽しんでいますか!? やばいっすね!」「最高の夏祭りを作りたいと思います。今日もNEO EXILEを一緒に応援してくれるとうれしいです!」と煽りながら、観客に夏祭りに行ったかどうかを尋ねると、SUZUKIが「今日が夏祭りだよね」と答え、GHEEが「楽しんでるよね!」と続く。そしてGHEEがポケットに忍ばせていた夏祭りで売っている光るブレスレットを見せると、SUZUKIが「光らなくなるのを見ると寂しいんだよね」とポツリ。するとRYOJIが「それが夏だよね」となぜかドヤ顔をして会場は笑いに包まれていた。
RYOJIが「次の曲はゆっくり聴いてくれたらうれしいです。愛をこめて『LOVE RED』」というメッセージから「LOVE RED」を歌い始めると、4人のタイプの異なる美声が重なっていく気持ちのいいハモリが心の底まで染み込んでくる。しっとりとエモーショナルに、気持ちを届けるように歌うと、続けてSUZUKIが「僕たちが初めて作詞をした曲。これまでと今を歌った曲です」と、全員が言葉を紡いだ「Letters」を披露。メンバーそれぞれが見つめ合い、4人が個々に一緒にいる理由、意味、今の想いをつないでいく。その夢の途中、そして未来を感じさせる言葉が乗る歌で、会場を包み込んだ。
RYOJIのアカペラからスタートした「Love Triangle」では、繊細でありながらも強さを帯びたダンスで楽曲の世界観を届けていき、そのまま「ピアス」がスタート。観客の手が上がり、とても楽しそうに踊っていく。
HIROTOが「ここまで駆け抜けてきましたが、楽しんでもらえましたか!?」と声を掛け、次の楽曲「Bossa Bosa」のMVの話題に。このMVにKID PHENOMENONがゲスト出演していることに触れ、SUZUKIが「パジャマもお揃いで着ています」とアピール。さらに「俺らもいつでも!」と、KID PHENOMENONのMVに呼んでほしいと暗に言うと、GHEEは「来てほしいかはわからないけど、行く!」と勝手に決意表明(笑)。そのあとに、HIROTOは「かわいいKIDが見られるので、SPINEL KIDS (KID PHENOMENONのファン)の皆さんもぜひチェックしてみてください!」とその場にいたSPINEL KIDSにもしっかりとアピール。そのまま「Bossa Bosa」がスタートし、激しくパフォーマンス! 「BAKUON -爆音-」へとつなげてさらに会場の熱を上げていく。ラストは「ROLLIN’ STONES」で拳を掲げ、最高潮のテンションのままステージは終了。
……と思いきや、RYOJIが「コラボコーナーを用意しています!」と叫び、2組がステージに。2組の仲のいい掛け合いから「Wheelie」と「You&I」をパフォーマンス! 夫松とGHEEが目を見合って楽しそうにラップをしたり、遠藤とHIROTO、鈴木とSUZUKIが肩を組んだりと、グループの垣根を超えたやりとりからとても楽しそうな様子が伝わってくる。メンバー同士が握手をしたり抱き合ったり、友情と尊敬を持ったコミュニケーションで最後まで夏祭りを盛り上げた。
Photography_塩崎亨
Text_吉田可奈
サイレンの音が鳴り、ステージにKID PHENOMENONのメンバーが登場すると大きな歓声が上がり、1曲目の「Unstoppable」がスタート。一気に会場のテンションも高まり、大きく左右にペンライトが振られ盛り上がっていく。勢いそのままに夫松健介が「楽しんでいきましょう!」と声を掛けるも、反応を見て「まだまだ足りないですね!」と煽りスタートした「Wheelie」では、WOLF HOWL HARMONYのファン・LOVEREDも巻き込んで全員で“ブンブンダンス”をして早くも会場はひとつに! 客席から聞こえる〈Boom Boom〉の掛け声も大きく響き、会場にいる全員がこの場所を楽しんでいることが伝わってくる。
山本光汰がフロアを挑発しつつ「楽しんでいきましょう!」と煽り、赤い光に包まれてスタートした「Party Over There」では、サビで集合し一気に力強く見せていくパフォーマンスで視線を奪っていく。ただ盛り上げるだけでなく、しっかりとそのスキルを見せていくところはさすがだ。最年少とは思えない鈴木瑠偉のダンスの吸引力は目を見張り、次第に全員が煽りながら激しく力を集めていく圧倒的なパフォーマンスは、ライヴを重ねるごとに成長し続けている。
自己紹介で鈴木は「最高の夏祭りをお届けします」、岡尾琥珀は「今日もメチャクチャ楽しんでいきましょう!」とそれぞれの気合いを見せ、「夏と書いて“けんすけ”と読むくらい夏が好きです!」と話すほどの“夏男”・夫松が「このまま声を出して、手を挙げて夏を感じていただけたらと思います!」と声を掛けスタートしたのは、メロウな「Purple Dawn」。山本の「リラックスして楽しんでいってください!」という言葉どおり、経験を重ね大人っぽくなった彼らだからこそ歌うことができるセクシーなこの楽曲では、それぞれが憂いを帯びた表情とダンスを艶やかに披露し、よりレンジの広さを感じさせた。一転、攻撃的に攻める「Trendsetter」では激しくダイナミックなパフォーマンスで魅了し、ファンキーな新曲「Snakebite」では、みんな楽しさ全開の笑顔になり、岡尾の誘導でステージを左右に移動。アイコンタクトを取りながら、一緒に遊んでいるような姿が印象的だ。
川口蒼真が「この『Snakebite』は(『Sparkle Summer』の)カップリングに収録されている曲で、とってもキャッチーなんですが、歌詞の意味としては、周りを気にせずありのままの自分でいようという前向きな曲になっています!」と説明。しっかりとプロモーションもこなし、「Show U Light」で一気にドラマティックな世界に引き込んでいく。このギャップも彼らの大きな魅力だ。遠藤翼空の美しい歌声が響き渡り、山本がメンバー全員を操るようなパフォーマンスで魅了すると、「Cinderella」では観客と一緒になってジャンプをして盛り上がり、「Ace In The Hole」では掛け声で会場がさらにひとつとなる。「Underrated」では、途中で佐藤峻乃介の帽子が落ちるハプニングがありながらも、みんながとっても楽しそうに、うれしそうにわちゃわちゃと盛り上がっていく姿に、笑顔が広がっていく。
ラストはこの夏を象徴するような新曲「Sparkle Summer」で、佐藤が「最後に楽しむ準備はできていますか!? この曲で思い出を作っていきましょう!」と声を掛け、夫松がマイクを客席に向けて、全員で一気に会場の温度を上げていく。サビはエモーショナルに響き渡り、駆け抜けていく様子はまさに夏のよう。一気に盛り上がり、忘れない記憶を刻みつけるようなパフォーマンスで観客の心を掴み、最後は客席に背を向け全員で肩を組み、ステージをあとにした。
息つく間もなくWOLF HOWL HARMONYのステージがスタート。勢いあふれる「Frozen Butterfly」でRYOJIを筆頭に力強く煽り、GHEEが叫びに似た雄叫びからラップでたたみかけていく。クラップでひとつになった会場に、大人の魅力を見せつけると、そのままの勢いで始まった「Pink Flash Lights」でパワフルなだけでない、セクシーさも帯びたダンスで盛り上げる。続けて「Sweet Rain」が始まり、切なく、苦しく情熱的な歌声が重なり、強く鳴り響くビートがさらに苦しさを加速させていく。物語性が強い楽曲が多い彼らだからこそ、ストーリーテラーのように伝える力はとても強い。ただ盛り上げるだけでなく、その物語の主人公の気持ちを伝える彼らの手腕はさすがだ。
SUZUKIの「この曲でひとつになりましょう!」という声掛けからスタートした「Sugar Honey」では、HIROTOを筆頭にステージから客席に手を伸ばし、手を振りながら、メロウでとても気持ちのいい歌声が響いていく。その表情は、みんなとても気持ち良さそうな笑顔だ。
MCではRYOJIが「楽しんでいますか!? やばいっすね!」「最高の夏祭りを作りたいと思います。今日もNEO EXILEを一緒に応援してくれるとうれしいです!」と煽りながら、観客に夏祭りに行ったかどうかを尋ねると、SUZUKIが「今日が夏祭りだよね」と答え、GHEEが「楽しんでるよね!」と続く。そしてGHEEがポケットに忍ばせていた夏祭りで売っている光るブレスレットを見せると、SUZUKIが「光らなくなるのを見ると寂しいんだよね」とポツリ。するとRYOJIが「それが夏だよね」となぜかドヤ顔をして会場は笑いに包まれていた。
RYOJIが「次の曲はゆっくり聴いてくれたらうれしいです。愛をこめて『LOVE RED』」というメッセージから「LOVE RED」を歌い始めると、4人のタイプの異なる美声が重なっていく気持ちのいいハモリが心の底まで染み込んでくる。しっとりとエモーショナルに、気持ちを届けるように歌うと、続けてSUZUKIが「僕たちが初めて作詞をした曲。これまでと今を歌った曲です」と、全員が言葉を紡いだ「Letters」を披露。メンバーそれぞれが見つめ合い、4人が個々に一緒にいる理由、意味、今の想いをつないでいく。その夢の途中、そして未来を感じさせる言葉が乗る歌で、会場を包み込んだ。
RYOJIのアカペラからスタートした「Love Triangle」では、繊細でありながらも強さを帯びたダンスで楽曲の世界観を届けていき、そのまま「ピアス」がスタート。観客の手が上がり、とても楽しそうに踊っていく。
HIROTOが「ここまで駆け抜けてきましたが、楽しんでもらえましたか!?」と声を掛け、次の楽曲「Bossa Bosa」のMVの話題に。このMVにKID PHENOMENONがゲスト出演していることに触れ、SUZUKIが「パジャマもお揃いで着ています」とアピール。さらに「俺らもいつでも!」と、KID PHENOMENONのMVに呼んでほしいと暗に言うと、GHEEは「来てほしいかはわからないけど、行く!」と勝手に決意表明(笑)。そのあとに、HIROTOは「かわいいKIDが見られるので、SPINEL KIDS (KID PHENOMENONのファン)の皆さんもぜひチェックしてみてください!」とその場にいたSPINEL KIDSにもしっかりとアピール。そのまま「Bossa Bosa」がスタートし、激しくパフォーマンス! 「BAKUON -爆音-」へとつなげてさらに会場の熱を上げていく。ラストは「ROLLIN’ STONES」で拳を掲げ、最高潮のテンションのままステージは終了。
……と思いきや、RYOJIが「コラボコーナーを用意しています!」と叫び、2組がステージに。2組の仲のいい掛け合いから「Wheelie」と「You&I」をパフォーマンス! 夫松とGHEEが目を見合って楽しそうにラップをしたり、遠藤とHIROTO、鈴木とSUZUKIが肩を組んだりと、グループの垣根を超えたやりとりからとても楽しそうな様子が伝わってくる。メンバー同士が握手をしたり抱き合ったり、友情と尊敬を持ったコミュニケーションで最後まで夏祭りを盛り上げた。
Photography_塩崎亨
Text_吉田可奈
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