ØMIが「THE FUSION」プロジェクト第三弾となるDigital Single「To be feat. 三浦大知」をリリースした。今作は、静けさの中に神聖さと壮大さが共存する、凛とした佇まいを感じさせるバラードナンバー。作曲には、これまでも数多くØMIの作品を手がけてきたUTA氏を迎え、シンプルながらも緻密で温かみのあるサウンド&トラックに、人間の奥深くにある感情を描いた歌詞が重なり、ØMIと三浦大知さんの繊細で力強いヴォーカルが響き合うことで、“痛み”や“孤独”の先にある“優しさ”や“希望”が静かに浮かび上がるような作品に仕上がった。ここではØMIに制作エピソードや三浦さんとコラボにいたった経緯などについてたっぷりと語ってもらった。
自分にゆかりのあるアーティストであったり、そのシーンを代表するような方たちと一緒に何かおもしろいことやりたいという発想から始まったプロジェクトですけど、こういう機会がなければ聴けない音楽、見られない画だったのではないかと、客観的に自分で見ても感じます。何よりそれをお互いのファンの方々が楽しんでくださっているのがうれしいですし、このプロジェクトをやりながら“こんなおもしろい化学反応が起きるんだ”って、自分自身が俯瞰で見ていちばん驚いているといいますか、想像以上の手応えを感じています。
まず「THE FUSION」を立ち上げるにあたっていろんな構想があったのですが、そのときから自分がこのプロジェクトを通して一緒にやってみたい人をなんとなく想像として思い浮かべていたところがあったんです。こういう方たちと交わったらどうなるんだろう、こういうアーティストと楽曲を作ったらどうなるんだろう、一緒にステージ立ってみたらどうなんだろうとか……プロジェクトとひもづけていろいろ考えていたときに、大知くんは最初から自分の中でリストアップさせていただいていて。キャリアは彼のほうが圧倒的に上ですけど、年齢は同じというのもありましたし。
ちなみにSKY-HIも同い年ですし、山下くんも自分より2つぐらい上なので、実は3人とも同年代なんですよ。でも、年齢はそこまで気にしていなくて。そもそもこのプロジェクトを考えたときに、これから注目される子たちをフックアップするというフィーチャリングではなくて、自分が今、38歳という年齢、15年というキャリアで、人間的にもこの世界に身を置くアーティストとしてもいろんなことを経験して、乗り越えてきた中で、それを共感できる人というのがまず頭にあったんです。たとえば、これまでの想いを歌詞にしたり曲にしたりしたときに、どういう人たちだったらそこに説得力や重みを持たせることができるんだろうとイメージして、自分と近い年齢の人のほうが共感できる部分が多いんじゃないかと単純に思ったんです。
もともと大知くんとはゲーム友達で。
コロナ禍で外出できないときに、家でオンラインゲームをやっていたんですけど、そのときに大知くんと一緒にゲームをする機会があったんです。もちろん音楽番組で共演することもありましたし、自分がデビューしたころ、大知くんのライヴを観に行かせてもらったり、直接的な面識はあったのですが、特別プライベートで会うような仲だったかっていうとそうでもなくて。一方的に見ている感じで、現場で会えば挨拶する程度だったんです。でも、ゲームをしていたときにお互いの連絡先を交換していたので、自分から直接大知くんに連絡して、今回のコラボのオファーをさせていただきました。
なぜ「THE FUSION」プロジェクトを始めたのか、その経緯から、このプロジェクトを通して何がやりたいのか、そして、どうして大知くんに声をかけたのか、その理由をダイレクトに伝えたら、「自分(三浦)に声をかけてくれてありがとうございます」とふたつ返事で快諾してくれました。
レコーディングスタジオですね。実は今回の楽曲を制作してくれたUTAくんは、自分のソロを長年一緒にやってきたプロデューサーでありつつ、大知くんとも20年ぐらい仕事している方で。なんならゲームしたときもこの3人でやっていたんです。なので、大知くんとコラボをするってなったときに、真っ先に思い浮かんだのがUTAくんでした。僕らのことをよく知っていて、お互いの良さを引き出してくれるのはUTAくんだろうなと思い、それを大知くんに伝えたんです。大知くんも「いいですね」と言ってくれたので、改めて僕からUTAくんにオファーさせてもらって、そこからは3人でレコーディングまでやりとりさせてもらいました。
そうですね。大知くんと一緒にスタジオに入って歌入れをしたのですが、今回は1番を大知くん、2番を自分と歌うパートを完全に分けたので、最初に大知くんの歌を聴いたうえでレコーディングしたんです。
普段は別々にスタジオに入るので、ないですね。でも、大知くん側からも「一緒にスタジオに入りたいです」という要望があったので、一緒に入ってRECしたんです。今まではわりとクロスオーバーしてるといいますか、歌い合って、積み重ねるというスタイルにしていたんですけど、ここまで1番、2番をしっかり歌い分けたうえで、最後のサビでひとつに(声)重なるというのは初めてだったのですごく新鮮でした。大知くんが1番をこう仕上げてくるんだったら、2番は曲調や歌詞の展開的にもこんな声色にしてみようと、その場の空気感や、生感を大切にしながら歌いました。ある種、セッションみたいな感じで、緊張もしましたけど、それ以上に楽しかったですね。
大知くんの歌を聴いたときに純粋にすごいなって、鳥肌が立ちました。繊細な中に凛とした神々しさがあるといいますか。そして、自分が聴いていた「三浦大知の歌だ、すげぇ」って(笑)。どこかファン目線なところもあって。でも、それぞれ持っている楽器(声)が全然違うので、自分にはそれができないなって思ったし、同じテイストにする必要もないわけで。じゃあ、自分らしさって何だろう? と考えたときに、このようなアプローチの仕方になりました。自分自身もそうですが、大知くんも「ØMIくんってこんな音を出すんだ」って、お互い新たな発見をすることができたと思います。
それで実は自分だけもう一回歌い直したんです。大知くんの歌を受けて自分の歌を聴いたときに、本当に細かい部分だったんですけど、大知くんの繊細なタッチに対して、自分の荒さが気になったんです。なので、高ぶっていた気持ちを抑えて、一言一言丁寧に意識して歌いました。
重ね合っても良かったんですけど、曲ができ上がったときに、1カットで映像(Music Video)を撮りたいなと思ったんです。場面がカット割れして、シチュエーションがコロコロ変わったり、いろんな表情を見せてしまうと曲が一貫して通らない。それだったら、大知くんにドンッと1番を任せて、そのまますーっと自分が入れ替わって2番を歌って、いつの間にか最後はふたり揃って歌ってるみたいな。映像とリンクさせたときに、大知くんと自分がデュオっぽく交互に細かく歌うよりは、あえて大きな歌割りにして、バトンをつなぐように一連の流れが途切れないようにしたかったんです。
このふたりでどんな内容を歌うかという話になったときに、UTAくんが「ふたりって、今は日本のトップシーンにいて、いろんな功績も収めてきて、煌びやかに見えるけど、その裏側ではさまざまな葛藤や苦悩があって、それを乗り越えてきた過去がある。そのふたりが今こうしてつながったのはすごく美しい物語な気がするから、それをふたりの目線で歌ったらいいんじゃない? 人生ってこうだけど、こうだよみたいなことをこのふたりが歌ったらすごくいいと思うんだけど」って提案してくれて。僕も大知くんも共感して、ふたりで揃って歌うテーマはこれだなとすんなり決まりました。
自分と大知くんを物理的につなげてくれたきっかけでもありますし、UTAくんがいなければ実現しなかったコラボであるのは間違いないですね。
大知くんといえば歌はもちろん、ダンスがぶっちぎりでやばいので、「THE FUSION」でもカッコいいダンスミュージックをやってもいいのかなと思ったりもしたのですが、あえて歌で今回はやりたいなというのが自分の中であって。大知くんも「それがいいです」と同調してくれたので、良かったです。
特にここを見てというのはないんですけど(笑)。あまりシチュエーションに情報量が多くないほうが良くて。ふたりだけの世界観を1カットで撮るには自然の中がいいかなって思ったんです。別々に歩いてきたふたりがひとつのステージに最後立ったときに光が差し込んでくるのですが、そのときもド派手な演出や強烈な光ではなく、じわじわくるような感じといいますか。曲自体、世界観は広がっていくんですけど、どこか人生の切なさというか儚さみたいなものを感じられるものになっているので、映像を見たあとに笑顔になるとか、幸せになるというよりは、噛みしめられるようなMusic Videoになっていると思います。
全体の世界観が好きなんですけど、歌詞に散りばめられた “光”や“愛しさ”といったワードにひもづいて、これまで支えてくださったいろんな人(の表情)、僕にとってはMATEの皆さんであったり、大知くんにとっては家族であったり。そういう存在を思い浮かべながら歌いました。あと、最後に〈君を通して気付けたんだ〉と一言フレーズを残して終わるところは、結局この曲で言いたいことだったりするのですが、実はソロ曲の「After the rain」と構成が似ているんです。特に狙ってやったわけではないんですけど、あのときがあったから今またこういう曲が歌えているんだなって、歌いながら過去の自分の楽曲とリンクしている部分もありましたし、あのときと似た感情を感じたりもしました。でも、あのときよりかは確実に人生に対して違う“光”が見えているし、あのときの自分とはまた違う自分で歌えているなと思いましたね。そして、この曲が皆さんの人生を照らすささやかな光(道しるべ)となってくれたらいいなと思います。
Digital Single
「To be feat. 三浦大知」
配信中
▼STREAMING & DOWNLOAD
https://lnk.to/omi-To_be_feat.Daichi_Miura
▼「To be feat. 三浦大知」Music Video
photography_塩崎亨
text_星野彩乃
昨年からスタートした「THE FUSION」プロジェクトですが、第一弾ではSKY-HIさん、第二弾では山下智久さんとコラボされました。改めてこのプロジェクトでの手応えを伺えますか?
自分にゆかりのあるアーティストであったり、そのシーンを代表するような方たちと一緒に何かおもしろいことやりたいという発想から始まったプロジェクトですけど、こういう機会がなければ聴けない音楽、見られない画だったのではないかと、客観的に自分で見ても感じます。何よりそれをお互いのファンの方々が楽しんでくださっているのがうれしいですし、このプロジェクトをやりながら“こんなおもしろい化学反応が起きるんだ”って、自分自身が俯瞰で見ていちばん驚いているといいますか、想像以上の手応えを感じています。
これまで音楽に対して真摯に向き合ってこられたØMIさんだからこそ、名実ともにトップアーティストの方たちを迎えることができるのだと思いますが、待望の第三弾では、なんと三浦大知さんとのコラボが実現しました。どのような経緯で今回のコラボが実現したのでしょうか?
まず「THE FUSION」を立ち上げるにあたっていろんな構想があったのですが、そのときから自分がこのプロジェクトを通して一緒にやってみたい人をなんとなく想像として思い浮かべていたところがあったんです。こういう方たちと交わったらどうなるんだろう、こういうアーティストと楽曲を作ったらどうなるんだろう、一緒にステージ立ってみたらどうなんだろうとか……プロジェクトとひもづけていろいろ考えていたときに、大知くんは最初から自分の中でリストアップさせていただいていて。キャリアは彼のほうが圧倒的に上ですけど、年齢は同じというのもありましたし。
そうなんですね。
ちなみにSKY-HIも同い年ですし、山下くんも自分より2つぐらい上なので、実は3人とも同年代なんですよ。でも、年齢はそこまで気にしていなくて。そもそもこのプロジェクトを考えたときに、これから注目される子たちをフックアップするというフィーチャリングではなくて、自分が今、38歳という年齢、15年というキャリアで、人間的にもこの世界に身を置くアーティストとしてもいろんなことを経験して、乗り越えてきた中で、それを共感できる人というのがまず頭にあったんです。たとえば、これまでの想いを歌詞にしたり曲にしたりしたときに、どういう人たちだったらそこに説得力や重みを持たせることができるんだろうとイメージして、自分と近い年齢の人のほうが共感できる部分が多いんじゃないかと単純に思ったんです。
三浦さんとはお知り合いだったんですか?
もともと大知くんとはゲーム友達で。
意外なつながりですね。
コロナ禍で外出できないときに、家でオンラインゲームをやっていたんですけど、そのときに大知くんと一緒にゲームをする機会があったんです。もちろん音楽番組で共演することもありましたし、自分がデビューしたころ、大知くんのライヴを観に行かせてもらったり、直接的な面識はあったのですが、特別プライベートで会うような仲だったかっていうとそうでもなくて。一方的に見ている感じで、現場で会えば挨拶する程度だったんです。でも、ゲームをしていたときにお互いの連絡先を交換していたので、自分から直接大知くんに連絡して、今回のコラボのオファーをさせていただきました。
三浦さんの反応はどんな感じだったんですか?
なぜ「THE FUSION」プロジェクトを始めたのか、その経緯から、このプロジェクトを通して何がやりたいのか、そして、どうして大知くんに声をかけたのか、その理由をダイレクトに伝えたら、「自分(三浦)に声をかけてくれてありがとうございます」とふたつ返事で快諾してくれました。
その後、実際にお会いしたのは?
レコーディングスタジオですね。実は今回の楽曲を制作してくれたUTAくんは、自分のソロを長年一緒にやってきたプロデューサーでありつつ、大知くんとも20年ぐらい仕事している方で。なんならゲームしたときもこの3人でやっていたんです。なので、大知くんとコラボをするってなったときに、真っ先に思い浮かんだのがUTAくんでした。僕らのことをよく知っていて、お互いの良さを引き出してくれるのはUTAくんだろうなと思い、それを大知くんに伝えたんです。大知くんも「いいですね」と言ってくれたので、改めて僕からUTAくんにオファーさせてもらって、そこからは3人でレコーディングまでやりとりさせてもらいました。
レコーディングはスムーズでしたか?
そうですね。大知くんと一緒にスタジオに入って歌入れをしたのですが、今回は1番を大知くん、2番を自分と歌うパートを完全に分けたので、最初に大知くんの歌を聴いたうえでレコーディングしたんです。
そのようなやり方はこれまでもあったんですか?
普段は別々にスタジオに入るので、ないですね。でも、大知くん側からも「一緒にスタジオに入りたいです」という要望があったので、一緒に入ってRECしたんです。今まではわりとクロスオーバーしてるといいますか、歌い合って、積み重ねるというスタイルにしていたんですけど、ここまで1番、2番をしっかり歌い分けたうえで、最後のサビでひとつに(声)重なるというのは初めてだったのですごく新鮮でした。大知くんが1番をこう仕上げてくるんだったら、2番は曲調や歌詞の展開的にもこんな声色にしてみようと、その場の空気感や、生感を大切にしながら歌いました。ある種、セッションみたいな感じで、緊張もしましたけど、それ以上に楽しかったですね。
そっと語り掛けるように歌いながらも、喜怒哀楽のすべてを包み込んでくれる優しいØMIさんの歌声が印象的でした。
大知くんの歌を聴いたときに純粋にすごいなって、鳥肌が立ちました。繊細な中に凛とした神々しさがあるといいますか。そして、自分が聴いていた「三浦大知の歌だ、すげぇ」って(笑)。どこかファン目線なところもあって。でも、それぞれ持っている楽器(声)が全然違うので、自分にはそれができないなって思ったし、同じテイストにする必要もないわけで。じゃあ、自分らしさって何だろう? と考えたときに、このようなアプローチの仕方になりました。自分自身もそうですが、大知くんも「ØMIくんってこんな音を出すんだ」って、お互い新たな発見をすることができたと思います。
ファン目線になることって今ではなかなかないことだと思うので、初心に戻るという意味でも貴重な瞬間でしたね。
それで実は自分だけもう一回歌い直したんです。大知くんの歌を受けて自分の歌を聴いたときに、本当に細かい部分だったんですけど、大知くんの繊細なタッチに対して、自分の荒さが気になったんです。なので、高ぶっていた気持ちを抑えて、一言一言丁寧に意識して歌いました。
そもそも1番と2番でパート分けをした理由とは?
重ね合っても良かったんですけど、曲ができ上がったときに、1カットで映像(Music Video)を撮りたいなと思ったんです。場面がカット割れして、シチュエーションがコロコロ変わったり、いろんな表情を見せてしまうと曲が一貫して通らない。それだったら、大知くんにドンッと1番を任せて、そのまますーっと自分が入れ替わって2番を歌って、いつの間にか最後はふたり揃って歌ってるみたいな。映像とリンクさせたときに、大知くんと自分がデュオっぽく交互に細かく歌うよりは、あえて大きな歌割りにして、バトンをつなぐように一連の流れが途切れないようにしたかったんです。
なるほど。映像を見据えてのパート分けだったんですね。映像でも1歩1歩しっかりと地に足をつけて前進されている姿がこれまでのおふたりの道のりと重なって、とても強く印象に残っています。
このふたりでどんな内容を歌うかという話になったときに、UTAくんが「ふたりって、今は日本のトップシーンにいて、いろんな功績も収めてきて、煌びやかに見えるけど、その裏側ではさまざまな葛藤や苦悩があって、それを乗り越えてきた過去がある。そのふたりが今こうしてつながったのはすごく美しい物語な気がするから、それをふたりの目線で歌ったらいいんじゃない? 人生ってこうだけど、こうだよみたいなことをこのふたりが歌ったらすごくいいと思うんだけど」って提案してくれて。僕も大知くんも共感して、ふたりで揃って歌うテーマはこれだなとすんなり決まりました。
UTAさんという存在、3人のトライアングルがあるからこその楽曲ですよね。
自分と大知くんを物理的につなげてくれたきっかけでもありますし、UTAくんがいなければ実現しなかったコラボであるのは間違いないですね。
しかも、今回は「THE FUSION」初のバラード曲というのも意外でした。
大知くんといえば歌はもちろん、ダンスがぶっちぎりでやばいので、「THE FUSION」でもカッコいいダンスミュージックをやってもいいのかなと思ったりもしたのですが、あえて歌で今回はやりたいなというのが自分の中であって。大知くんも「それがいいです」と同調してくれたので、良かったです。
改めてMusic Videoの見どころを教えてください。
特にここを見てというのはないんですけど(笑)。あまりシチュエーションに情報量が多くないほうが良くて。ふたりだけの世界観を1カットで撮るには自然の中がいいかなって思ったんです。別々に歩いてきたふたりがひとつのステージに最後立ったときに光が差し込んでくるのですが、そのときもド派手な演出や強烈な光ではなく、じわじわくるような感じといいますか。曲自体、世界観は広がっていくんですけど、どこか人生の切なさというか儚さみたいなものを感じられるものになっているので、映像を見たあとに笑顔になるとか、幸せになるというよりは、噛みしめられるようなMusic Videoになっていると思います。
お気に入りのフレーズや噛みしめるように歌った歌詞はありますか?
全体の世界観が好きなんですけど、歌詞に散りばめられた “光”や“愛しさ”といったワードにひもづいて、これまで支えてくださったいろんな人(の表情)、僕にとってはMATEの皆さんであったり、大知くんにとっては家族であったり。そういう存在を思い浮かべながら歌いました。あと、最後に〈君を通して気付けたんだ〉と一言フレーズを残して終わるところは、結局この曲で言いたいことだったりするのですが、実はソロ曲の「After the rain」と構成が似ているんです。特に狙ってやったわけではないんですけど、あのときがあったから今またこういう曲が歌えているんだなって、歌いながら過去の自分の楽曲とリンクしている部分もありましたし、あのときと似た感情を感じたりもしました。でも、あのときよりかは確実に人生に対して違う“光”が見えているし、あのときの自分とはまた違う自分で歌えているなと思いましたね。そして、この曲が皆さんの人生を照らすささやかな光(道しるべ)となってくれたらいいなと思います。
Digital Single
「To be feat. 三浦大知」
配信中
▼STREAMING & DOWNLOAD
https://lnk.to/omi-To_be_feat.Daichi_Miura
▼「To be feat. 三浦大知」Music Video
photography_塩崎亨
text_星野彩乃
この記事の続きは三代目 J SOUL BROTHERS FCに
入会中の方のみご覧いただけます。
入会中の方のみご覧いただけます。