1stシングル「オパッキャマラド!」で鮮烈なスタートを切ったHOKUTO。続く2枚目のシングル「MINE」は“きゅん要素”満載のラブソングで「曲もリリックも完璧」と本人も大満足の快心作に仕上がっている。またMusic Videoもすでに話題になっており、映像に仕込まれた“知らないと気付けない”小ネタも沼る要素に。その制作秘話をたっぷりと聞いた。
すごく良くて先輩方やファンの方から「HOKUTOにしかできないことだよね」って言葉をもらい、自分が思っていた以上のリアクションを聞けてうれしかったです。リリース前はあまりにも曲がポップすぎるし、これまで自分がやってきたことや普段のパフォーマンスとも違うので正直不安がありまして。ソロプロジェクトは“唯一無二”をコンセプトに、自分にしかできない表現をすることをテーマにしているのですが、これでいいのかなと確信が持てなかった。でも皆さんの声を聞いて方向性は間違っていなかったと自信が持てましたし、今回の「MINE」でさらに違うジャンルをやらせてもらったことで、アーティストとしての表現がより伝わる見せ方ができたと思います。
先ほども言ったように「オパッキャマラド!」はポップに振り切ったので、次は違う自分を見せつつ普段の感じも出すみたいな。要はいいとこ取りでかわいさやポップさの中にきゅん要素を取り入れたいと思っていて「MINE」はそこにばっちりハマった曲だと思います。デモの段階から曲の雰囲気もメロディラインも良くて、最初からすごく印象が良かったので「早く歌いたいです!」という感じでした。
手紙を読んでいるような、ストレートな想いが募っているリリックがまさにきゅんきゅんですよね。ここまでかわいく気持ちを歌っている曲はLDHではあまりないので、自分がこれをどう表現するか楽しみでしたし、ファンの皆さんも喜んでくれるだろうなと思いました。実際、皆さんからは歌詞がいいという声が多くて英語詞とかも意味を知るとさらにきゅんきゅんしてこの曲の沼にハマっていくみたいです(笑)。
映像に関しては僕もびっくりしました。撮影では恋してる男の子の初々しさを意識したんですけど、監督さんがアーティストもやっている方だからアーティストの見せ方をすごくわかっていて。「もっと上を向いて」とか細かくアドバイスしてくださったので安心しておまかせできました。あとカラフルな部屋で撮ったシーンはおっしゃっていただいたとおり、いろいろな仕掛けがありまして。たとえば僕は「夢に向かって走り出せ」という言葉が座右の銘なんですけど、それを英語にした「Run To The Dream」って文字を入れてくれたり、誕生日の「1997」「3月6日」って数字をデザインとして置いてくれたりとか僕のパーソナルをめっちゃ調べてくれている。その時点で信頼できるし、ちゃんと理解してくれているんだなってうれしかったです。
あれは曲のタイトルに悩んでいるという設定で「LOVE」とかいろんな単語をひたすら書いては捨てるってシーン。そのほかにも相合傘とかを落書きしているのですが、そういうアイデアも監督が出してくれたんです。
そばかすはメイクさんと相談して描きました。それを写真に撮ったら「映画の『アニー』に似てない?」ってなりまして。
全然真似したわけじゃないんですけど偶然似ちゃったんです。そばかすのほかにも顔にシールを貼ったり、ヘルメットをかぶったり遊び心が詰まっていて本当におもしろい撮影でした。この曲は映像を観ても曲だけ聴いてもオシャレで歌い手としても見せ甲斐がある。すべてにおいてバランスが良くて、もう「ありがとうございます」という感じです(笑)。
引き出しはまだまだいっぱいありますよ。なかには“え⁉︎”ってときもあるけど、いざなったらできちゃう。そこは柔軟です。表現は自由ですし、せっかくたくさんの経験をさせてもらっているのに一個に絞るのはもったいないじゃないですか。僕はお芝居もそうですけどTHE RAMPAGEというカラーも最初は自分になかった引き出しで。でもそこをまっとうし、そのなかで培ってきたもの、見つけたものを無駄にしないようソロではいろいろな自分を表現したいと思っています。そのためには全部を中途半端にせず1個1個ちゃんと形にすることが大事。そのうえで今後も自分が表現したい楽曲やカラーで皆さんに喜んでもらいたいなという気持ちでやっています。
どうなんでしょう? やっぱり“かわいさ”とかなんですかね? ただ意外とバラード系が好きって方も多くて僕自身も昔から聴いていたのはJバラード。EXILEさんや尾崎豊さんがすごく好きで、でも実はそのジャンルの曲ってまだあまり歌っていないんです。もちろんカバーはありますけど自分の曲にはなくて、僕としてはしっとりしたバラードのほうが得意なので本当はもっと歌いたい。でもいきなり自分の好きなことだけやっても届けたい人に届かないですから。まずは自分を客観的に見て何が求められているのか今後のことを考えなくてはいけない。それをしないで「僕だったらこれでしょ」ということだけをやると“普通”になっちゃう気がするんです。だったら自分が活きること、そして世の中に需要があるものをやっていきたいなと。だから1枚目、2枚目は曲のコンセプトをメチャクチャ考えましたし、そこを踏まえてゆくゆくは自分の好きな音楽を突き詰めていくつもりです。
そうですね。僕はプレイヤーですけど同時に自分をプロデュースする感覚で今はやっています。じゃないとソロをやる意味がないし、それをできるのがソロのおもしろさだと思います。
Digital Single
「MINE」
配信中
▼STREAMING & DOWNLOAD
https://lnk.to/HOKUTO_MINE
▼「MINE」Music Video
photography_Tany
text_若松正子
前回のシングル「オパッキャマラド!」のインタビュー記事は非常に反響が大きかったのですが、HOKUTOさんの周りの反応はいかがでしたか?
すごく良くて先輩方やファンの方から「HOKUTOにしかできないことだよね」って言葉をもらい、自分が思っていた以上のリアクションを聞けてうれしかったです。リリース前はあまりにも曲がポップすぎるし、これまで自分がやってきたことや普段のパフォーマンスとも違うので正直不安がありまして。ソロプロジェクトは“唯一無二”をコンセプトに、自分にしかできない表現をすることをテーマにしているのですが、これでいいのかなと確信が持てなかった。でも皆さんの声を聞いて方向性は間違っていなかったと自信が持てましたし、今回の「MINE」でさらに違うジャンルをやらせてもらったことで、アーティストとしての表現がより伝わる見せ方ができたと思います。
1枚目の「オパッキャマラド!」の引きが強かったぶん、2枚目のハードルが上がったと思うのですが「MINE」はどんな方向性で制作を?
先ほども言ったように「オパッキャマラド!」はポップに振り切ったので、次は違う自分を見せつつ普段の感じも出すみたいな。要はいいとこ取りでかわいさやポップさの中にきゅん要素を取り入れたいと思っていて「MINE」はそこにばっちりハマった曲だと思います。デモの段階から曲の雰囲気もメロディラインも良くて、最初からすごく印象が良かったので「早く歌いたいです!」という感じでした。
歌詞も〈君の気持ちにノック ノック ノック ノック〉〈最初じゃないけど最後になりたいよ〉など、きゅんフレーズが満載ですよね。
手紙を読んでいるような、ストレートな想いが募っているリリックがまさにきゅんきゅんですよね。ここまでかわいく気持ちを歌っている曲はLDHではあまりないので、自分がこれをどう表現するか楽しみでしたし、ファンの皆さんも喜んでくれるだろうなと思いました。実際、皆さんからは歌詞がいいという声が多くて英語詞とかも意味を知るとさらにきゅんきゅんしてこの曲の沼にハマっていくみたいです(笑)。
Music Videoもキュートさ全開! 衣装やメイクはもちろん、小道具やアイテムなどディティールまで凝っていて見応えがありました。
映像に関しては僕もびっくりしました。撮影では恋してる男の子の初々しさを意識したんですけど、監督さんがアーティストもやっている方だからアーティストの見せ方をすごくわかっていて。「もっと上を向いて」とか細かくアドバイスしてくださったので安心しておまかせできました。あとカラフルな部屋で撮ったシーンはおっしゃっていただいたとおり、いろいろな仕掛けがありまして。たとえば僕は「夢に向かって走り出せ」という言葉が座右の銘なんですけど、それを英語にした「Run To The Dream」って文字を入れてくれたり、誕生日の「1997」「3月6日」って数字をデザインとして置いてくれたりとか僕のパーソナルをめっちゃ調べてくれている。その時点で信頼できるし、ちゃんと理解してくれているんだなってうれしかったです。
あとマニアックで申し訳ないのですが、厨房でノートに何か書き込むシーンがあるじゃないですか。あれは何を書いていたんでしょうか?
あれは曲のタイトルに悩んでいるという設定で「LOVE」とかいろんな単語をひたすら書いては捨てるってシーン。そのほかにも相合傘とかを落書きしているのですが、そういうアイデアも監督が出してくれたんです。
“そばかすメイク”も監督のアイデアですか?
そばかすはメイクさんと相談して描きました。それを写真に撮ったら「映画の『アニー』に似てない?」ってなりまして。
『アニー』の写真とご自身の写真を並べてSNSに挙げてましたよね。本当にそっくりでした(笑)。
全然真似したわけじゃないんですけど偶然似ちゃったんです。そばかすのほかにも顔にシールを貼ったり、ヘルメットをかぶったり遊び心が詰まっていて本当におもしろい撮影でした。この曲は映像を観ても曲だけ聴いてもオシャレで歌い手としても見せ甲斐がある。すべてにおいてバランスが良くて、もう「ありがとうございます」という感じです(笑)。
でもそれを表現できるのはHOKUTOさん自身に引き出しがあるから。見せ方が多彩ですよね。
引き出しはまだまだいっぱいありますよ。なかには“え⁉︎”ってときもあるけど、いざなったらできちゃう。そこは柔軟です。表現は自由ですし、せっかくたくさんの経験をさせてもらっているのに一個に絞るのはもったいないじゃないですか。僕はお芝居もそうですけどTHE RAMPAGEというカラーも最初は自分になかった引き出しで。でもそこをまっとうし、そのなかで培ってきたもの、見つけたものを無駄にしないようソロではいろいろな自分を表現したいと思っています。そのためには全部を中途半端にせず1個1個ちゃんと形にすることが大事。そのうえで今後も自分が表現したい楽曲やカラーで皆さんに喜んでもらいたいなという気持ちでやっています。
おっしゃるとおりHOKUTOさんはさまざまな顔を持っていますが、ファンの皆さんはどの“HOKUTO”がいちばんテンションが上がるんですかね?
どうなんでしょう? やっぱり“かわいさ”とかなんですかね? ただ意外とバラード系が好きって方も多くて僕自身も昔から聴いていたのはJバラード。EXILEさんや尾崎豊さんがすごく好きで、でも実はそのジャンルの曲ってまだあまり歌っていないんです。もちろんカバーはありますけど自分の曲にはなくて、僕としてはしっとりしたバラードのほうが得意なので本当はもっと歌いたい。でもいきなり自分の好きなことだけやっても届けたい人に届かないですから。まずは自分を客観的に見て何が求められているのか今後のことを考えなくてはいけない。それをしないで「僕だったらこれでしょ」ということだけをやると“普通”になっちゃう気がするんです。だったら自分が活きること、そして世の中に需要があるものをやっていきたいなと。だから1枚目、2枚目は曲のコンセプトをメチャクチャ考えましたし、そこを踏まえてゆくゆくは自分の好きな音楽を突き詰めていくつもりです。
HOKUTOさんはご自身を徹底的に素材として見ているんですね。
そうですね。僕はプレイヤーですけど同時に自分をプロデュースする感覚で今はやっています。じゃないとソロをやる意味がないし、それをできるのがソロのおもしろさだと思います。
「MINE」
配信中
▼STREAMING & DOWNLOAD
https://lnk.to/HOKUTO_MINE
▼「MINE」Music Video
photography_Tany
text_若松正子
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