2025.7.11

LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" ~一生懸命、あなたの心に届くまで~
LIL LEAGUE

  • LIL LEAGUE FC対象
  • 一部フリー
7月12日の新潟公演を皮切りに、自身3度目となる単独ライヴ『LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" ~一生懸命、あなたの心に届くまで~』を開催するLIL LEAGUE。全国17会場を回り、各地のLIL Friendsに会いに行く旅を目前に控えた6人に、直前インタビューを敢行した。ライヴイベントがより楽しみになる、LIL LEAGUEらしい“わちゃわちゃ”トークをお届け。

いよいよ『LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" ~一生懸命、あなたの心に届くまで~』が開幕します。今回の開催が決まったときの率直な感想からお聞かせください。


百田隼麻(以下百田):まず(ライヴとして)全国各地をこんなにもたくさん回るっていうのが初めてなので、どうなるのかなって。率直にすごいことだなって思いましたね。

難波碧空(以下難波):ビックリしました。ライヴハウス規模でイベントをするのは初めてのことだし、今後この規模感で開催することはないかもなって思うので……。ライヴハウスっていう、観客との距離が近い規模感でのライヴイベントが決まって、この規模感だからこそできる内容、届けられるものっていうものを考えられたりもして、自分たちもいろいろな意味で力がついてきたなと感じています。


今回は、前回のツアー『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2024-2025 "LIaL PARTY"』から約半年での開催。いつごろから作り込みが始まったのでしょうか。


岡尾真虎(以下岡尾):今回は3ヵ月前くらいから始めたので、結構時間があったんです。一回、ひとまずの形にできたのが2ヵ月前くらいですかね。

百田:メンバーでカラオケに行ったときとかにも結構話し合ったよね。

最近公開されたYouTubeコンテンツ『LIaL』でも明かされていますが、1ヵ月前にセットリストを全部作り替えたんですよね? 「一回リセットしよう」ってなったときはどんな気持ちだったのでしょうか。


岩城星那(以下岩城):僕たちLIL LEAGUEって、基本的に自分たちで全部考えているので、イベントでもライヴツアーでも、一回セットリストが決まったら通してやってみて、自分たちの体感的にどうかって考えるんです。このときは、肌感的にまったくしっくりこなくて……。『LIaL』の中でも僕、「地獄だ」って言ってるんですけど(笑)。でもLIL LEAGUEは、一回作ったセットリストがそのまま決まるってことはなくて、大体2回目3回目くらいとか、もう一回考え直して作ったセットリストがいちばん良かったりするんです。だから、『LIaL』で公開されたリハーサルのときも、流れとしては2個目くらいに作ったセットリストだったんですけど、「これもちょっとダメだったな、3個目でいいのできるかな」っていう感覚でした。なので、(しっくりこないのは)地獄ではあったけど、メンバー的には「あ、もう1ヵ月前?!」ってなりつつも、意外といつものことだなっていう感じもありつつでした。

では、その作り替えにあたっては、どんなことを主軸に考えましたか?


岡尾:それこそ、あの全部白紙にしたタイミングで、セットリストだけじゃなくて、テーマもコンセプトも全部考え直したんです。まず、タイトルの意味をもう一回考え直そうって。最初は、そのときの自分たちなりの“一生懸命”を考えて作っていたんですけど、今回はライヴイベントとして全国を回るので、ツアーとの違いだったり、会場の規模感だったり、そういう新たな挑戦の中で何ができるかっていうことが反映できていないなってなったんです。だから基盤から考え直して、今の形になったっていう感じです。さっき星那くんが「毎回2,3回作り替える」って言ってましたけど、もちろんそれはわざとやっているのではなくて、やっていくなかで必然的にそうなっている部分なので、そのときそのときで楽しみながら新しく作り上げていきました。

作り替えるのって、キツい作業なのかと思っていたのですが、楽しめる部分もあるんですか?


山田晃大(以下山田):キツいですよ。でも今回は、作っていくなかで「自分たちが楽しめるものにしよう」って話していて。セットリストを作るときって、どうしても聴き心地で曲順を決めることに偏ってしまうことがあるんです。だけど、ライヴイベントとしての要素を考えるっていうことと、ファンの皆さんが楽しんでくださるのって僕たち自身が楽しめている空間なのかなって思うので、「僕たちがまず楽しめるセットリストにしよう」っていうところが新たな話し合いのスタートになったんです。だから、また新たに作っていくうえで、「この曲の次はこれが合うよね」っていう考え方とはまた違ったアプローチの仕方をしたので、(それまでと)感触が違ったというか。「(作り替え)楽しい!」というわけではないですけど、しんどすぎるわけでもなくて……。

ホールとライヴハウスとでは、作り込みは全然違うなと感じますか?


難波:違うと思います。『LIaL PARTY』で言うと、紗幕の演出ができたけど、ライヴハウスだと会場にある設備でやっていくので、照明の種類とか量とかもこれまでとは違う。だからどうしても(できることの)幅は狭くなってしまうんですけど、そのなかでも皆さんに楽しんでいただくために、自分たちも楽しめるセットリストや演出を作ることを軸にしようって思えたし、そのぶん充実した内容にできていると思います。演出面での制限は多少なりともありますけど、そのときその場所で違った楽しみ方ができるなと思いますし、各会場で思い出を作って帰ってもらえる空間にできることは間違いないなと確信しています。

岡尾:これまでのホール公演での作り込みは、参考にするライヴ映像やインスピレーションを受けるものとかがいろいろあったんですけど、そういうものって結構規模感、世界観が大きかったりするんですよね。あと、今までの経験から会場に合った演出っていうのもあるよなって感じていて。「これはアリーナに合う演出だよね」とか「これはさすがに規模感が合わなくてファンの皆さんがついてきにくいかな」とか、そういう考え方もして。今まで経験していないライヴハウス規模だからこそ、今までと同じように考えてしまうと形にしきれない、魅せきれないなって思うことがあるので、メンバーで意見を出し合って、また新しい引き出しができたのかなと思います。初めての経験だからこそ、今までにない、そして今回しかないLIL LEAGUEのまた新たなライヴの表現ができるんじゃないかなと。


ライヴハウスで歌った経験もある中村さんは、グループとしてライヴハウスに立つということに対してどんなことを思いますか?


中村竜大(以下中村):そもそもライヴハウス自体が、大人数が歌って踊ることを想定していないので、ギャップはあるなって感じてます。何より、これまでのツアーって、2時間歌うことを想定してセットリストを組んでいくことが多かったんですけど、規模感的に見せられる内容が縛られるぶん、できることが限られて(お客さんが)飽きてしまうかもしれないし、ライヴという枠にとらわれて考えすぎちゃうのは良くないなって。今回は、ライヴでもありつつ、イベントらしさも詰め込んでいて、いわゆるライヴツアーとはちょっと違う、けどLIL LEAGUEらしいものをお届けできるセットリストになったので、みんなも言っていたライヴの規模感という難しいポイントはクリアできているなと感じています。僕自身も、この雰囲気でライヴハウスに立つのは初めてなので、11月までどう走り切るのかというちょっとした不安はありつつも、すごく楽しみにしています。

岩城:(不安で)途中でもうやめとこうってなるかもしれない(笑)。

中村:開幕まであと1週間もない(インタビューは開幕5日前)ですけど、できることを頑張ろうかなと思います。

ちなみに、制作するうえでのメンバー間での役割みたいなものは決まっていますか?


岩城:イベントとかだと、メンバーがセットリストを持ち寄ってっていうことが多いです。こういうツアーの流れとかやりたいこととかは、基本的に僕が最初に提案させてもらってて。僕が「これどう?」って提案したものに対して、メンバーが提案を重ねていってくれる感じです。そのなかで、晃大が音編集をしてくれたりとか、それぞれにラップとか歌とかで肉付けしていくのが流れですね。

岡尾:それぞれ誰が何の役割って言ってやっているわけではないので、ゼロから1にするところを星那くんが提案してくれることが多いですけど、そのときそのときに意見を出し合ってっていう感じです。

岩城:僕は元々考えるのが好きなので。土台を作って、みんなが合わさっていくっていう感じです!

セットリストの詳細は明かせませんが、7月2日にリリースされたばかりのシングル「真夏ノ花火」に収録されている楽曲は期待していてもいいですよね?


岩城:それはもう! 本当にいい感じになっています。

山田:適材適所!

岡尾:「真夏ノ花火」は先行配信していたので、皆さん早くから聴いてくださっていましたけど、カップリングも皆さんそれぞれを好きって(SNSなどで)言ってくださっていてうれしいです。(感想を見ていると)カップリングという概念を超えているというか。僕たちもライヴだとカップリング曲とか表題曲とか、そういうところは関係ない扱いをしているので。

岩城:概念がないんですよ、カップリングっていう。

山田:(概念は)あるなぁ。リリースイベント全会場で「カップリング」って言ってるし(笑)。

岩城:でも、本当に概念がなければ、全部Music Videoを撮りたいくらい。

本当に、どれが全部表題曲でもいいくらいに充実したシングルなので、ファンの皆さんもパフォーマンスを楽しみにされていると思います。


岩城:今回の『LIL (W)INK』でも、それぞれの楽曲が大事な役割をしてるというか、ストーリーにハマった使い方をしていますので、ぜひお楽しみに!


Photography_塩崎亨


LIVE EVENT Information
『LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" 〜一生懸命、あなたの心に届くまで〜』




▼日程
新潟・新潟LOTS  2025/7/12(土) 開場16:00 / 開演17:00
福井・福井CHOP  2025/7/21(月・祝) 開場15:30 / 開演16:00
北海道・PENNY LANE24  2025/7/31(木) 開場17:15 / 開演18:00
兵庫・神戸 Harbor Studio  2025/8/3(日) 開場15:15 / 開演16:00
静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA  2025/8/11(月・祝) 開場15:15 / 開演16:00
熊本・熊本B.9 V1  2025/8/17(日) 開場15:30 / 開演16:00
千葉・柏PALOOZA  2025/8/23(土) 開場16:00 / 開演16:30
茨城・水戸ライトハウス  2025/9/5(金) 開場17:30 / 開演18:00
香川・高松MONSTER  2025/9/13(土) 開場16:00 / 開演16:30
岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDOM  2025/9/23(火・祝) 開場15:15 / 開演16:00
埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心  2025/10/3(金) 開場17:30 / 開演18:00
神奈川・YOKOHAMA Bay Hall  2025/10/11(土) 開場15:30 / 開演16:30
宮城・仙台RENSA  2025/10/16(木) 開場17:15 / 開演18:00
三重・四日市CLUB ROOTS  2025/10/26(日) 開場15:30 / 開演16:00
滋賀・滋賀U★STONE  2025/11/1(土) 開場16:00 / 開演16:30
広島・広島クラブクアトロ  2025/11/15(土) 開場15:45 / 開演16:30
京都・京都FANJ  2025/11/21(金) 開場17:15 / 開演18:00

https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/33878/

YouTube Information
『LIL LEAGUE 'LIaL'』


#17 『LIL (W)INK』打ち合わせ


#18 『LIL (W)INK』SHOKICHIさん打ち合わせ


#19 『LIL (W)INK』リハーサル①


#20 『LIL (W)INK』リハーサル②


#21 『LIL (W)INK』リハーサル③


この記事の続きはLIL LEAGUE FCに
入会中の方のみご覧いただけます。