7月8日(火)より放送スタートのテレビ朝日系ドラマ『誘拐の日』に佐藤寛太が出演する。本作は、誘拐犯と記憶喪失の天才少女がタッグを組む“巻き込まれ型”ヒューマンミステリー。インタビューでは、刑事・北村高広を演じる佐藤にドラマの見どころや豪華共演者たちの印象について話を聞いた。
韓国の原作小説があり、一度映像化もされているので、プロットの時点でものすごく完成度が高かったんです。なので、その時点でかなりおもしろい作品になるんだろうなと思っていました。今作は病院側と誘拐犯、そして僕が在籍する警察との三つ巴や、次から次へとめまぐるしく変化していく展開がかなり惹きつけられます。何よりも、誘拐犯役の斎藤工さんと、誘拐された少女役の永尾柚乃ちゃんの関係性がシリアスなはずなのに、笑いが起こるようなキャラクターに描かれていて、“次は何が起こるんだろう”と思うと同時に、ピリッとしすぎないものになっているのですごくおもしろいんですよね。
コミュニケーションをとるというと大仰な感じがしますが、話してます(笑)。大人社会に交じっている状況を見て、改めて特殊なお仕事だなと思いました(笑)。その柚乃ちゃんがドラマではあんなにも知的なセリフを言うところがポイントですし、どう物語に反映されているんだろうとワクワクしています。
自分ひとりで台本を読んでいたときと、現場に足を運び、ほかの俳優さんと照らし合わせてみたときとでは、考え方が少しずつ変わってきました。僕の中で北村は、マジョリティ側に溶け込みたい人間なんだろうなって思ったんです。大きな手柄をあげたいとは思っていないし、かといって、何か劣っているといって人に指を指されたくはない、集団の気持ちがいいところで生きることに生きやすさを感じている人間だと思っていて。でも、明確な白黒というよりは、“ここまでやったら怒られるけど、ここまでは大丈夫だよね”というちょっとした打算も入っていて、捉えどころのないというよりは、すごく理解しやすい人間だと思いました。
そう思います。先輩たちとも上手くやっていますし、先輩が強く出てきてもひるまない若者らしさもあって。でも、捜査一課など自分たちの手が届かない存在に対する劣等感はあると思うので、それが物語のなかでどう見え隠れするのかというところに興味がありますし、演じるのが楽しみです。
今、撮影開始から2週間ほど経ったのですが、江口さんは現場で見えていることに対してリアルに反応される方なんです。今回はバディとして一緒に動いていくのですが、まだ後半の台本は読んでいないので、このふたりがどんな動きをしていくのかということにすごく興味があります。物語として、要素はとても多いんですが、今は自分のことを中心に考えて、北村をどう作っていくかを考えていきたいと思っています。
本読みのときに、柚乃ちゃんの横に、子役時代に天才と呼ばれていた安達さんが座っていて、“これは意図してキャスティングしたんだろうな”って思ったんですよね。そんな2人が物語の中でどう絡み合っていくのかが楽しみですし、病院側、誘拐犯、そして警察とどう混ざっていくのか楽しみにしていてほしいですね。それに、何よりも今作は展開がものすごく早いんです! 1時間の間にこんなにぎっしりと要素が組み込まれているんだと驚いたくらいで! 最終的にどんな仕上がりになるのか、すごく楽しみです。
監督は、一人ひとりに役割として役を与えるよりも、みんなを監督が広げた台本の解釈の中に置いて、“さぁ、自由に花を咲かせてください”と任せてくれるタイプなんです。それに、決められたセリフだけを言うのではなく、皆さんで自由に作っていきましょうという方なんですよね。なので、キャラクターが活きるように、演じていきたいと思っています。さらに、僕は江口さんとのシーンが多いのですが、江口さんの目線でカメラが動いていくので、「カメラを江口さんだと思って芝居をして」と言われることが多くて。その結果、映像にものすごく臨場感があったり、疾走感のあるものになっているので、没入感を味わえると思います。
DRAMA information
『誘拐の日』
7月8日(火)スタート
毎週火曜よる9:00〜9:54放送(※初回は拡大スペシャル よる9:00〜10:00放送)
出演/斎藤工、永尾柚乃、深澤辰哉、安達祐実、望海風斗、佐藤寛太、長谷川初範、鈴木浩介、内田有紀、江口洋介
原作/キム・ジェヨン「유괴의 날(誘拐の日)」© ASTORY & KT Studiogenie
脚本/丑尾健太郎
監督/深川栄洋、片山修
音楽/長岡成貢
主題歌/yama「us」
ゼネラルプロデューサー/大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー/峰島あゆみ(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
制作著作/テレビ朝日
制作協力/アズバーズ
https://www.tv-asahi.co.jp/yuukainohi/
photography_野呂知功(TRIVAL)
styling_平松正啓(Y’s C)
hair&make_Emiy
text_吉田可奈
ドラマ『誘拐の日』の台本を読んだ感想を教えてください。
韓国の原作小説があり、一度映像化もされているので、プロットの時点でものすごく完成度が高かったんです。なので、その時点でかなりおもしろい作品になるんだろうなと思っていました。今作は病院側と誘拐犯、そして僕が在籍する警察との三つ巴や、次から次へとめまぐるしく変化していく展開がかなり惹きつけられます。何よりも、誘拐犯役の斎藤工さんと、誘拐された少女役の永尾柚乃ちゃんの関係性がシリアスなはずなのに、笑いが起こるようなキャラクターに描かれていて、“次は何が起こるんだろう”と思うと同時に、ピリッとしすぎないものになっているのですごくおもしろいんですよね。
柚乃ちゃんは天才少女を演じていますが、コミュニケーションはとりましたか?
コミュニケーションをとるというと大仰な感じがしますが、話してます(笑)。大人社会に交じっている状況を見て、改めて特殊なお仕事だなと思いました(笑)。その柚乃ちゃんがドラマではあんなにも知的なセリフを言うところがポイントですし、どう物語に反映されているんだろうとワクワクしています。
今回、佐藤さんが演じる北村(高広)の役はどう捉えていますか?
自分ひとりで台本を読んでいたときと、現場に足を運び、ほかの俳優さんと照らし合わせてみたときとでは、考え方が少しずつ変わってきました。僕の中で北村は、マジョリティ側に溶け込みたい人間なんだろうなって思ったんです。大きな手柄をあげたいとは思っていないし、かといって、何か劣っているといって人に指を指されたくはない、集団の気持ちがいいところで生きることに生きやすさを感じている人間だと思っていて。でも、明確な白黒というよりは、“ここまでやったら怒られるけど、ここまでは大丈夫だよね”というちょっとした打算も入っていて、捉えどころのないというよりは、すごく理解しやすい人間だと思いました。
バランス感覚がいいですよね。
そう思います。先輩たちとも上手くやっていますし、先輩が強く出てきてもひるまない若者らしさもあって。でも、捜査一課など自分たちの手が届かない存在に対する劣等感はあると思うので、それが物語のなかでどう見え隠れするのかというところに興味がありますし、演じるのが楽しみです。
上司は江口洋介さんが演じられていますが、どんな刺激をもらっていますか?
今、撮影開始から2週間ほど経ったのですが、江口さんは現場で見えていることに対してリアルに反応される方なんです。今回はバディとして一緒に動いていくのですが、まだ後半の台本は読んでいないので、このふたりがどんな動きをしていくのかということにすごく興味があります。物語として、要素はとても多いんですが、今は自分のことを中心に考えて、北村をどう作っていくかを考えていきたいと思っています。
物語の注目ポイントを教えてください。
本読みのときに、柚乃ちゃんの横に、子役時代に天才と呼ばれていた安達さんが座っていて、“これは意図してキャスティングしたんだろうな”って思ったんですよね。そんな2人が物語の中でどう絡み合っていくのかが楽しみですし、病院側、誘拐犯、そして警察とどう混ざっていくのか楽しみにしていてほしいですね。それに、何よりも今作は展開がものすごく早いんです! 1時間の間にこんなにぎっしりと要素が組み込まれているんだと驚いたくらいで! 最終的にどんな仕上がりになるのか、すごく楽しみです。
監督とはどんなお話をされましたか?
監督は、一人ひとりに役割として役を与えるよりも、みんなを監督が広げた台本の解釈の中に置いて、“さぁ、自由に花を咲かせてください”と任せてくれるタイプなんです。それに、決められたセリフだけを言うのではなく、皆さんで自由に作っていきましょうという方なんですよね。なので、キャラクターが活きるように、演じていきたいと思っています。さらに、僕は江口さんとのシーンが多いのですが、江口さんの目線でカメラが動いていくので、「カメラを江口さんだと思って芝居をして」と言われることが多くて。その結果、映像にものすごく臨場感があったり、疾走感のあるものになっているので、没入感を味わえると思います。
DRAMA information
『誘拐の日』
7月8日(火)スタート
毎週火曜よる9:00〜9:54放送(※初回は拡大スペシャル よる9:00〜10:00放送)
出演/斎藤工、永尾柚乃、深澤辰哉、安達祐実、望海風斗、佐藤寛太、長谷川初範、鈴木浩介、内田有紀、江口洋介
原作/キム・ジェヨン「유괴의 날(誘拐の日)」© ASTORY & KT Studiogenie
脚本/丑尾健太郎
監督/深川栄洋、片山修
音楽/長岡成貢
主題歌/yama「us」
ゼネラルプロデューサー/大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー/峰島あゆみ(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
制作著作/テレビ朝日
制作協力/アズバーズ
https://www.tv-asahi.co.jp/yuukainohi/
photography_野呂知功(TRIVAL)
styling_平松正啓(Y’s C)
hair&make_Emiy
text_吉田可奈
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