2025.6.30

『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2024-2025 "LIaL PARTY"』
LIL LEAGUE

  • LIL LEAGUE FC対象
  • 一部フリー
まもなく自身3度目となるツアー『LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" ~一生懸命、あなたの心に届くまで~』が開幕するLIL LEAGUE。2024年12月から2025年1月にかけて開催した単独ホールツアー『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2024-2025 "LIaL PARTY"』を経て迎える今回のツアーは、さらにファンとの距離を縮めるライヴハウス規模で全17公演を駆け抜ける。今回は、メンバーが前回ツアー"LIaL PARTY"について1時間半にわたって語り尽くしたインタビューを、1月30日の東京公演の写真とともにお届け。


『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2024-2025 "LIaL PARTY"』(以下"LIaL PARTY")全6公演を完走した今のお気持ちを教えてください。


百田隼麻(以下百田):今回のツアーは、自分たちの気持ちを強く反映したものだったので、僕たちなりにすごくいいライヴにできたんじゃないかなと思います。6公演回らせていただいて、今回ライヴとしては初めて行った場所もあったので、たくさんのファンの皆さんとともに幸せな空間を作れて良かったです。

山田晃大(以下山田):まずは、会場にご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。今回のツアーは前回の『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2023 "LIL GATEWAY"』(以下"LIL GATEWAY")と気持ちの面で大きく変わったところがあって。前回は「まず1stツアーを最後まで完走させる、ひとつの物事を形にする」ということを目指していたけど、今回は課題や目指しているものに対しての想いをギュッと詰めた内容にしたぶん、自分たちの中でもハードルが上がったことを感じながら1公演ごとにいい意味でいろいろな不安や期待感を持って臨みました。6公演をあっという間に感じるとともに、少し先のことを見据える基盤になったようなツアーだったなと感じています。皆さんもツアーの余韻を感じていただいていると思うんですけど、どちらかと言うと、その先に待っている今後によりフォーカスしてほしいなと思っています。

岩城星那(以下岩城):以前もお話ししたのですが、今回のツアータイトルは僕がつけさせていただきました。今回は、演出面やセットリストもいろいろと提案させていただくことが多くて。"LIL GATEWAY"からの1年半の間に感じた僕たちの心情を表現したり、次のステップへ進むためのきっかけになる場にしたいと思ったのがこの"LIaL PARTY"だったんです。なので、前回みたいなエンタテインメントというよりも、どっちかと言ったらドキュメンタリーに近い雰囲気で描いていった感じ。だから、作り込みの時点では今回のこの内容が観てくださる方に上手く伝わるのかわからないなって個人的には思っていて。もしかしたら観終わって、頭の中に“?”が浮かぶ人もいるんだろうなとは思いつつ、でも自分たちが感じたものをすべてステージに出したいなと思って作り込んだ結果がこの形だった。いざ始まって皆さんの反応を見ると、いろんな人に共感してもらえる部分があったんだなって思えましたし、このツアー期間を通して「ひとりじゃないんだな、みんな同じなんだな」って感じることもできて、"LIaL PARTY"というものを昇華させることができたようにも感じてうれしかったです。いいものになったなって。

中村竜大(以下中村):リーダーのこの話のあとはちょっと話しづらいですね(笑)。今回のツアーは1公演1公演がすごく鮮明に記憶に残ったなって個人的には感じていて。ツアーとかライヴって、楽しいイメージが強いですけど、ただ楽しいだけで終わったライヴではなかったなというか。みんなが抱えているもの、感じたものを題材にしているからこそ、正直、今のタイミングでこのコンセプトでやるということに、プレッシャーも感じていました。1年半という、ある意味ブランクがあっての単独ツアーだったので、周りからのハードルの高さも感じながらだったし……。2024年を“挑戦期”としてやってきて、新しいLIL LEAGUEに戸惑った方もいるかもしれないし、最近LIL LEAGUEを知った方や新たな一面をまた知れたと思ってくださった方もいるかもしれない。これが良かったのか悪かったのかはそれぞれに想いがあると思うけど、「これを経て(LIL LEAGUEが)次はどんな形のツアーをするんだろう」って、皆さんに次を期待してもらえるものにはなったのかなって思っています。それと、個人的には課題も多く見つかったので、今年をどう過ごしていくのか、改めて自分自身と向き合うきっかけのツアーにもなりました。

難波碧空(以下難波):今回は年を跨いでのツアーだったので、期間中にLIL LEAGUEはデビュー2周年も迎えて、自分たちの心情をそのまま反映させられたツアーになったなって素直に思います。メンバーも言ってくれていましたが、今の自分たちだからこそ感じることや皆さんに伝えたいことをライヴという形に変えて届ける意味だったり、皆さんが観に来てくださって初めてそれが成立するということ、自分たちだけでライヴを作っているのではないということ、支えてくださるファンの皆さんやスタッフさんの存在、大切さを改めて感じる機会になりました。ひとつのツアー、ひとつのライヴとして、また今までとは違った見せ方もできましたし、いろいろなものを届けるなかで、最後は"LIaL PARTY"というタイトルのとおり、お越しいただいた皆さんには楽しく観ていただきたいなという想いがあったので、皆さんと一緒に楽しめる空間で、いい思い出が作れたと思います。

岡尾真虎(以下岡尾):もう、メンバーがたくさん話してくれたんですけど、前回"LIL GATEWAY"が遊園地をコンセプトにしていたのとはまた全然違って、今回は心情や経験という見えないものに重きを置いた内容。一つひとつの煽りだったり、僕の(ソロ)ラップ、バラード前の(中村の)メッセージは僕たち自身の言葉で考えました。いろいろな経験をするなかで感じたことや考えたこと、それは皆さんも同じような経験がきっとあるだろうと思ったから、それを共有して、皆さんの背中を後押しできる存在になりたいと思ったし、僕たち自身もそれを表現することで今後の糧にしていけると思いました。皆さんに伝えるためには、自分たちの感情や出来事を理解する必要があるので、よりそこの部分を深く追求したし、それによって、LIL LEAGUEとしてもメンバー個人としても、表現者としてのあり方を明確にしていくことができたツアーだったなって思っています。良さを見つけたと同時に、今後の課題もたくさん見つかったので、こういうテーマを表現することができて良かったと思えるツアーになりましたし、 “PARTY”としても皆さんと楽しめて良かったなと感じています。


"LIL GATEWAY"からの1年半で得た経験や心情といっても、それぞれに感じることや想いに違いはあったと思います。今回はそういったこともメンバー間で話し合われたんですか?


岡尾:話し合いました。

山田:制作とはまた別軸の話ですけど、ツアー初日を迎える前、メンバーの中で一度思いの丈を話し合う時間を作ったんです。制作段階では、それぞれがいちアーティストとして表現するために、内容について意見を出し合ってセットリストや構成をみんなで組んでいったんですけど、その話し合いの時間はステージへの向き合い方を6人で揃えるための時間になったというか。それぞれが思っていることをお互いに理解し合う時間というものを設けて、改めてツアーに向けてひとつの方向に向き直すことができました。その日にいろいろな振り落としもしたんですけど、話す前後では明らかに雰囲気も、考えていることの内容や共有度合いも変わったなと感じたので、そういう機会を設けられたのは大きかったなと思いますね。

前回のツアー"LIL GATEWAY"後のインタビューで、岩城さんは「『あー! 終わったー!!』というような達成感がなかったなって感じています。(中略)ファンの皆さんが「絶対に次アリーナ行くべきでしょ」って思えるLIL LEAGUEの可能性を見せるというのが自分たちの裏テーマのひとつでもあったので、そういういい意味での達成感がない」とお話しされていました。今回のツアーではどんな感情が湧きましたか?


岩城:変わらず、いい意味で達成感は感じられていないですね。個人的には最終日がいちばん悔しかったっていうのもあるんですけど……。言い方が合っているかはわからないですけど、ツアーって、ある意味、成果発表みたいな場だと僕個人は思っていて。特別なものではあるけど、突拍子のないものではないというか。日頃いろんなイベントなどに出させてもらって、その経験を基に自分たちがゼロから1を生み出すことを目的としたのがツアー。この先の自分たちが描く夢や理想がきれいごとなのかどうか、実現できることなのかどうかっていうのは、ツアーをすることで証明されるのかなって僕は思ってるんです。だから夢への通過点というか。自分たちの実力を確認する成果発表の場=実力を試す場として捉えると、まさにリアルですよね。だからツアー期間に入ると、本来は「楽しい!」で終われたらいいものを、それだけでは終わらせられない。そういうのはほかのイベントよりもツアーでより強く思います。でも、達成感ではないけど「次につながったな」って思えるという部分で、前回のツアーよりも成長はしたかな。それぞれに反省点や達成できたことはあるけど、自分たちが目的としていた“区切り・きっかけ”という点で、「"LIaL PARTY"が終わったから、もう次に進めるよね」っていうのはありますね。


リハーサル段階において「前回のツアーから自分たちがいちばん変わったなと思うところはありますか?」という質問をした際には、中村さんが「正直、公演が終わるまでわからない。全部終わったときに自分たち自身が変わったと思える内容になるのか」とおっしゃっていました。全6公演を終えて改めて思う、自分たちの変化はありました?


岩城:楽曲を通しても表現しているんですけど、ポジティブなこともネガティブなことも、自分たちの目の前で起きた紛れもない事実を自分たちなりに受け止めるようになったなって感じたのは、個人的にはいちばん大きいかもしれない。“表と裏”“光と影”を知ることでいろんな世界を知ることができたというか。たぶん影を知らないと光を表現することはできないし、光があることで影が生まれることも理解できる。だからLIL LEAGUEとしてどっちも表現できるというのは、幅を広げることにつながったなって思いますね。表現できることの引き出しが増えたことで一つひとつの説得力も増すというか、ステージ上でもどっしりと構えられるんじゃないかなと。

岡尾:星那くんに似ちゃうかもですが……。今回のツアーでは「Homeboys」以外のLIL LEAGUEの楽曲をすべて披露したんですけど、どんな楽曲であれ、その楽曲を“LIL LEAGUEの表現にする”っていう意味で成長できたかなって思います。“挑戦期”以降の楽曲は、僕たち自身も最初に聴いたときはびっくりしたし、「ライヴでどうパフォーマンスしたらいいんだろう」「LIL LEAGUEで成立するのかな」って不安に思ったりもしました。でも、"LIaL PARTY"を経て振り返ってみると、すべての楽曲を“LIL LEAGUEの楽曲”としてしっかり落とし込めたと思うし、それがLIL LEAGUEの幅が広がるということにつながったし、より可能性も広がったと思うんです。LIL LEAGUEっていうスタイルを確立してこれているのかなって。明確にこれがこうっていう何かがあったわけじゃないけど、作り込んだり表現したりしていくうちに、楽曲を僕たちLIL LEAGUEの色に染め上げられるようになってきたのかな。そこは"LIL GATEWAY"に比べて成長していると言えます!

中村:率直に、背負うものが増えたなと感じましたね。リハーサルでは星那を中心にいろんなスタッフさんとたくさんコミュニケーションをとって作っていったんですけど、話していると、人によっては、この"LIaL PARTY"が人生で初めて作り上げるものだったり、凱旋ライヴになる場所だったりもして。関わってくださる方一人ひとりにそれぞれの人生があるわけじゃないですか。僕たちだけじゃなくて、関わってくださるスタッフさんも、観に来てくださるファンの皆さんにも、それぞれにストーリーがあるんですよね。僕たちが前回の"LIL GATEWAY"から1年半で経験したこともだけど、そういう一人ひとりのストーリーを知ったうえでステージに立つと、自分自身のパフォーマンスも一つひとつにより重みが増すというか。だからこそ、自分の失敗とかには申し訳なさも感じる。正直、1年半前はミスをしても「調子が悪かったかな」とか「上手くいかなかったのはたまたまかな」って思いたい自分もいたかもしれないけど、今はいろんな方が携わってくださってステージに立てている自分がいると自覚しているからこそ、うれしさも悔しさも倍に感じました。


今回の公演では、一人ひとりにフォーカスの当たる演出がとても魅力的でした。それぞれ、自分でこういうことがしたいと提案したものを形にしたのでしょうか。


難波:それこそ「Monster」とかは晃大くんの意見だよね。

山田:そうだね。実は「タングステン」でもやってみたかったことを試してみたりもしていたんですけど、より思い入れの強い「Monster」を話そうかな。今回の「Monster」はバンドアレンジバージョンだったんですけど、その中で初めて“Dance Track Edition”みたいな感じで新たなアプローチを入れたんです。僕、BALLISTIK BOYZの深堀未来さんに作曲を教えてもらっていて。これまではずっとメッセージアプリ上で教えてもらっていたんですけど、「(作曲を)やるならまずは自分たちの曲をいじれるようになってからにしよう」って言われて、いろんなデモ音源とかを送り合うなかで「1回セッションしよう」っていう話になって。そういう機会をいただけたのが今回のきっかけになっているんです。今思い返すと、あのときはただ未来さんについていくしかできなかったというか、「ここにこの音色のハイハットを入れるから、晃大打って」って言われて、とりあえずやってみるみたいな。基盤になるものを未来さんに持ってきてもらって、それを基に共同で作ったっていう感じだったんです。でも、今回のホールライヴのステージでは音源の性質上、それをそのまま使うことができなくて……。だから実際に使った音源は、未来さんと一緒に作った音源に自分で手を加えたものなんです。未来さんに教わって以来、個人的に音楽の基礎知識について意識して学ぶようにしていたので、自分なりに音を足してみたりもしました。最初にメンバーが「いいね」って言ってくれたことが自分にとってはすごく大きくて、「何がなんでもやり通したい!」っていう想いが強くなって、「とにかく形にしたい。“できない”はない!」ってチャレンジしたんです。「できなかった」で終わるようなレベルでメンバーに提案したくなかったんですよね。だから、何とかして自分で作り直して「ホールでできるね」ってスタッフさんにも言ってもらえるようにしたかった。そうして作業したら、その音源が通ったんです。自分にとって、今後のライヴで楽曲を披露するとかいつかリリースしたいという夢のターニングポイントになったなって思います。

岩城:良かったよね。本当にめっちゃ良かった。

岩城・山田:(無言でハイタッチ)

中村:僕はバラード前に朗読をしていて。 (場面の)切り替わりをわかりやすくするために演出として入れたものだったんですけど、これは星那が提案してくれたんです。ご縁があって昨年『雲のむこう、約束の場所』というリーディング・オーケストラ・コンサートに出演させていただいたんですが、そこで言葉だけで伝える難しさなどを学んだんです。LIL LEAGUEを代表して参加するつもりで臨ませていただいたんですが、いつもやっていることとはまったく違うことの繰り返しで、これを(LIL LEAGUEに持ち帰って)どう還元できるだろうって自分の中で考えたりもしていて。それを今回、自分たちのライヴで早速表現できたというのは大きくて。ある意味、(LIL LEAGUEの)力になれたというか……。経験できて良かったなって改めて思いました。メッセージは晃大が作ってくれたんですけど、“出会いと別れ”を描いた内容の中に、晃大がどういう意図を込めたのかって考えたり、そのメッセージに向き合って、自分なりに「こういうテンションだったら伝わるかな」って、言葉を発するうえでの抑揚とか音の高さを気にしてみたり、学ぶことが多かったなと思います。すごく自分のためになる機会だったし、自分のなかで今後の可能性も広がったような気がしています。

"LIL GATEWAY"でも6人のセリフで展開していく演出がありましたが、いろいろな経験を積んで、格段に上手になっているのが伝わってきました。


岡尾:そういえば、『NEO EXILE SPECIAL LIVE 2024』でもあったよね。

中村:オープニングのところね。そう考えると、僕たちってセリフを入れがちだね(笑)。


では、公演の中で「特にここは良かったな〜」と思うシーンなどはありますか?


百田:僕はオープニングの演出がいちばん好きでした。オープニングは特にこだわった部分。ライヴの最初と最後って観てくださる方々の印象に残りやすいところだと思うんですけど、「だったらとことん登場にこだわろう」って。「刺激最優先」の音を使っているんですけど、初めはスピードをもっと速くする予定だったのを変えてみたり、クラップを入れる段階とかももっといろんなパターンを考えたりしていて……。照明の使い方とか、細かいところまでいろいろこだわって作ったので思い入れもありますし、"LIL GATEWAY"のかわいらしさみたいなものがなく、自分たちが成長したたくましさみたいなものが表現できたところなんじゃないかなと思います。あと、バラードも思い入れが強いです。僕、ファンの皆さんにいちばん近い立ち位置だったんです。紗幕越しなのであまり見えてなかったかもしれないんですけど、しっかり感情を伝えながら歌うっていうことを自分の中でメチャクチャ意識して歌っていました。あとで確認用の映像を見たときにも、紗幕に映る星那くんとなんちゃんが書いてくれた歌詞と僕たち6人の歌、立ち方も振る舞いも、すべてがマッチした空間になっていたなって思って、これまでのLIL LEAGUEのパフォーマンスの中でも上位に入るくらいいい見せ方ができたんじゃないかなって。あと、大阪公演がクリスマス当日で、いつもと違う演出があったので、そこでひとりでしゃべらせていただいて。あれは個人的にすごく印象的でしたね。

岩城:確かに。

百田:ひとりで場をつなぐのが初めてだったので。

岩城:あれこそリアルだよね。

百田:そうですよ!

難波:メチャクチャ盛り上がってた。

百田:ひとりだからメチャクチャ緊張した。だから、ステージをうろうろしちゃって。

山田:確かに、ウロチョロしてた(笑)。

百田:そしたらサス(照明)がずっとついてくる(笑)。みんなの着替えが完了したらスタッフさんが合図をくれることになってたんですけど、話が尽きそうになる直前に合図が出て、「よし、みんなが出てくるまであとちょっとつなごう」って何とかひとりで頑張りました。

岡尾:(ステージ)横から見たらのびのびしてて、楽しそうでした。裏でスタッフさんたちも爆笑してたし(笑)。

クリスマスの特別回、皆さんもいい思い出になりましたね。


難波:僕が地味に好きだったのは「ビビデバビデブー」でファンの皆さんにも参加してもらった“ビビデバビデブーチャレンジ”の最後、星那くんが「今日は何点だ〜?」って聞いたあとに真虎が「教えてくれよ、隼麻〜!」って言うところ(笑)。

山田:あれ、どこかの公演から始まったんだよね?

岩城:急に定番化されたよな。

岡尾:自然に出てきたんですよ(笑)。

岩城:ほんまに(点数を)教えてほしかったんやな(笑)。点数に関しては、なんで120点だったの?

百田:やっぱり、100点よりうれしいのが120点でしょ!


“ビビデバビデブーチャレンジ”のほかにも、会場ごとに違うお楽しみがあったのが「Hunter」のコール&レスポンス。


山田:そうなんです。「Hunter」は曲中で皆さんに「LIL LEAGUE」って言ってもらうところがあるんですけど、そこで皆さんとコミュニケーションをとれたらと思って、各公演、皆さんが「LIL LEAGUE」って言いやすい言葉を考えていました。曲中なので、語呂も大事になってくるんですよね。最初の群馬公演で「俺らの名前は?」「LIL LEAGUE」って掛け合いをしてから、いろんなパターンで楽しくやらせてもらって、ラストの東京公演では最後にもう一度ひとつにまとまりたいと思って「俺らの名前は?」に戻しました。

岩城:途中の公演ではアレンジを加えたのか、コール&レスポンスじゃなくて「今年もよろしく」とか「静岡LOVEです」とか、普通にメッセージになってるときもあったけど(笑)。

ファンの皆さんも「HYPE UP」の応援だったり、開演前から会場内に流れる「Youth Spark」に合わせて歌ったりと、思いっきり楽しんでいるのが印象的でしたが、皆さんはどのように見ていましたか?


岡尾:メチャクチャ素晴らしかったです。

山田:確実に僕たちの想像を超えていました。

難波:本当にうれしかったです。

百田さん、ファンの皆さんに点数をつけるとしたら、何点ですか?


百田:それはもう、もちろん120点です!!

本当に皆さんの一体感、すごかったですよね。


岡尾:リハ段階から「(ファンの皆さんにも)声を出して楽しんでほしいね」ってメンバーで話していたけど、開演前から盛り上がってくださっているのとか、僕たちの理想の遥か上をいっていて、みんなでびっくりしました。

中村:1曲目の「刺激最優先」も、特に事前に声出しのお願いとかはしてなかったけど、皆さん歌ってくれてたよね。

岩城:〈미쳐(ミチョ)〉とか一緒になって言ってくれてるのも聞こえてきたよね。

難波:いろんな世代の方が観に来てくださっていたけど、皆さんがテンション感とかを合わせて楽しんでくださっていた感じがして、うれしかったです。

岩城:本当に、掛け声はうれしかったね。


ライヴにはハプニングも付きものです。ハプニングや印象に残っている出来事は?


百田:僕、あります。「1番星」終わりの星那くんの早着替えを手伝っていました!

岩城:確かに。

百田:僕、ネックレス担当でした。

岩城:そう! ネックレスを担当してくれたんですけど、12月の群馬、大阪、京都公演、毎回ずっとつけてくれたのが(表裏)逆なんですよ。

一同:(笑)

百田:僕自身、早着替えでネックレスをつけるのが苦手なんです。でも、星那くんが頑張ってるし、僕も頑張ろうって思って。(ネックレスを)外すのもつけるのも僕がやったんです。まず外すのは上手くいって、つけるのは苦手だから慎重にやろうとしてたんですけど、そもそも星那くんの衣装のネックレスが両面に柄があるタイプだったので、間違えてたみたいで……。年明け最初の4公演目愛知公演で、星那くんが申し訳なさそうに「ちょっと隼麻、いつも逆やわ」って。それからメチャクチャ意識して、星那くんがステージ裏に戻ってくる前にどっちが表かめっちゃ確認して、手伝いました(笑)。

岩城:しかも、「1番星」が終わったら、すぐ早着替えなんですけど、裏に戻った瞬間に「お前誰やねん」っていうくらい肩をポンポンしてきて「よしよしよし!」みたいな……(笑)。

百田:メンタルケア大事ですから(笑)。

中村:そんな激しい動きしてないのに(笑)。

岩城:あと、僕個人のハプニングで言えば、後半戦1発目の楽曲「GATEWAY」でステージに立って照明を浴びた瞬間、ズボンのチャックが開いてることに気付きました。「やばい!」って思って、移動しながら後ろを向いてチャックを閉めたのを覚えています(笑)。

難波:僕が印象的だったのは、「ぼのぼの」が来てくれたことですね。僕たちのステージで僕たち以外の人(?)に立ってもらうのは初めて。アンコール映像を特別に作っていただけたのも驚きでしたけど、まさか一緒に登場することになるとは誰も想像していなかったと思う。ファンの皆さんの反応もメチャクチャうれしかったですし、ぼのぼのが出てきたときの歓声がどのシーンよりもいちばんあったんじゃないかっていうくらいすごくて、僕たちもぼのぼのの人気を感じました。メチャクチャかわいかったし、ぼのぼののおかげで和気藹々とした空間が、より強調された気もします。改めて感謝です。





photography_塩崎亨,AOI


LIVE EVENT Information
『LIL LEAGUE LIVE EVENT 2025 "LIL (W)INK" 〜一生懸命、あなたの心に届くまで〜』




▼日程
新潟・新潟LOTS  2025/7/12(土) 開場16:00 / 開演17:00
福井・福井CHOP  2025/7/21(月・祝) 開場15:30 / 開演16:00
北海道・PENNY LANE24  2025/7/31(木) 開場17:15 / 開演18:00
兵庫・神戸 Harbor Studio  2025/8/3(日) 開場15:15 / 開演16:00
静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA  2025/8/11(月・祝) 開場15:15 / 開演16:00
熊本・熊本B.9 V1  2025/8/17(日) 開場15:30 / 開演16:00
千葉・柏PALOOZA  2025/8/23(土) 開場16:00 / 開演16:30
茨城・水戸ライトハウス  2025/9/5(金) 開場17:30 / 開演18:00
香川・高松MONSTER  2025/9/13(土) 開場16:00 / 開演16:30
岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDOM  2025/9/23(火・祝) 開場15:15 / 開演16:00
埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心  2025/10/3(金) 開場17:30 / 開演18:00
神奈川・YOKOHAMA Bay Hall  2025/10/11(土) 開場15:30 / 開演16:30
宮城・仙台RENSA  2025/10/16(木) 開場17:15 / 開演18:00
三重・四日市CLUB ROOTS  2025/10/26(日) 開場15:30 / 開演16:00
滋賀・滋賀U★STONE  2025/11/1(土) 開場16:00 / 開演16:30
広島・広島クラブクアトロ  2025/11/15(土) 開場15:45 / 開演16:30
京都・京都FANJ  2025/11/21(金) 開場17:15 / 開演18:00

▼チケット料金
¥8,250(チケット代¥7,500+税)
※整理番号付き(全自由)・入場時ドリンク代別途

https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/33878/
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