2025.6.20

2冊組フォトブック『WE R』刊行記念イベント
長谷川慎×龍×鈴木昂秀×後藤拓磨

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LDH JAPANと幻冬舎がタッグを組んでTHE RAMPAGEのメンバー16人それぞれの個性を引き出し書籍化するプロジェクト「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS」。昨年7月から12ヵ月連続で刊行している大型企画の11作目はグループ最年少の“98年組”である長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨が手がけた2冊組フォトブック『WE R』。タイトルに込めた想いや完成した今作の感想など、5月16日に行われた刊行記念イベントに登壇した98年組の4人に聞いたインタビューを紹介する。


完成したフォトブックをご覧になった感想を教えてください。


後藤拓磨(以下後藤):「DAYS」は、僕が2024年の1年間を通して、THE RAMPAGEのメンバーの素顔を追ってきたものになります。愛情を込めて作ってきたからこそ、でき上がったものを見たら急に実感が湧いて。素直にうれしいなという気持ちでいっぱいになりました。それに、本になるとより一層写真にも深みが出たような気がしてうれしいですね。

長谷川慎(以下長谷川):THE RAMPAGEは一人ひとりとても個性が強いのですが、その中でもより個性の強いのがこの1998組の4人。「1998」では、4人それぞれのやりたいことが詰め込まれていますし、この4人でしか表現できない1冊になったなと思います。

『WE R』というタイトルに込めた想いを聞かせてください。


鈴木昂秀(以下鈴木):『WE R』というタイトルは4人で考えて決めました。結構悩みましたが、1998やTHE RAMPAGEの今をシンプルに表現するとなったら、“We are”がいちばんしっくりくるんじゃないかと思って。THE RAMPAGEらしさを提示するために「are」を「R」に変えました。

「1998」のビジュアルページでは、それぞれが思い思いの90年代スタイルを身に纏って撮影されていますが、このテーマにした理由を教えてください。


龍:拓磨はパンク、昂秀はバイク、まこっちゃんはスケーターカルチャー、僕はレイヴ。各々が見てきたカルチャーは違うと思うので、それを本にできることはすごくいい企画だなと思って、当時の人になったようなファッションをしています。そういうファッションを自分で身に纏うことによって、自分たちが育ってきたものを表現できる気がしました。そのほかに、影響を受けた音楽のプレイリストなども公開しています。音楽とファッションってすごく密着しているものだと思うし、カルチャー本のような感覚で楽しんでいただきたいなと思います。

それぞれのお気に入りページを教えてください。


後藤:全部お気に入りの写真なんですけど……「DAYS」で龍が……(と言いながら該当ページを探す)。

龍:俺が?

後藤:龍って、普段クールな感じなんですけど、集中力が切れるとかわいいところがあって(と言いながら写真を見せる)。これは絶対に使おうと思いました。お気に入りです。

龍:盗撮されました(笑)。

鈴木:僕も「DAYS」から。僕はよく寝るタイプで……(と言いながら、自身の寝顔の写真をチョイス)。これはメンバーの拓磨じゃないと撮れない写真だなと思ってお気に入りです。

後藤:楽屋の写真ってメンバーしか撮れないので。

長谷川:僕は「1998」のそれぞれがやりたいファッションを詰め込んだページから。自分はスケートカルチャーのANARCHIC ADJUSTMENTというブランドにフォーカスして、レアなアイテムを借りたり、自分がコレクションしてきたものを持ってきたりして撮影しました。当時のフライヤーをイメージして文字の配置や文字の色にもこだわったので、とても好きなページです。

龍:僕は「1998」の4人のシルエットの写真です。これは表紙の次に決まった写真なんですよ。顔は見えないけど、4人のスタイルやアティチュードが見える1枚で、僕ららしさのある写真。満場一致で、これを冒頭に使おうという意見でまとまりました。そういうところでも感覚が似ているなと感じました。

皆さんから見て、「DAYS」の後藤さんのカメラマンぶりはいかがでしたか?


鈴木:カメラマンでしたね〜!

龍:すごかったです。メンバーだから撮れる写真ばかりで。実際、拓磨から「自分だから出せるものを表現したい」という気持ちをすごく感じました。見ている人はメンバーになった気分になれる1冊なんじゃないかな。

後藤:もちろん構図を意識して撮っているときもありますが、「この瞬間はTHE RAMPAGEの素の雰囲気だな」と思うような楽屋とかリハ中などは、大切な一瞬を逃したくないという気持ちで。カメラを持っているときは、構図なども何も考えずにとにかく枚数を撮って、その中から奇跡の1枚を選ぶという意識でした。だからスキルじゃない、枚数で勝負みたいなところもあったかなと思います。

そうなると、ファンの方としては後藤さんが写っている写真はあるのかとちょっと心配にもなるんじゃないかと思うのですが、後藤さんは写っていらっしゃいますか?


後藤:「DAYS」のほうは少ないです。少ないですけど、撮っている僕を見て、メンバーが「撮ってあげるよ」って僕のカメラで撮ってくれたので、そういうものは積極的に使ったりして。あとは過去の写真……2024年のだけじゃなくて、結成当時の写真とかも募ったので、ところどころにはいます(笑)。

掲載写真は1000枚以上の中から選んだそうですが、セレクトは大変ではなかったですか?


後藤:大変でしたね。「あれも入れたい」「これも入れたい」って考え出すとどうしても入りきらなくて。かなり苦渋の決断でしたけど、いい塩梅で入れられたかなと思います。

しかもひとつひとつの写真に、後藤さんが書かれたキャプションも入っていて。


後藤:はい。それがいちばん大変でした。写真っていろいろと想像が膨らむものだと思うのですが、せっかくだったら撮ったときの僕の気持ちや何をしているときの写真かという説明を入れて、より想像しやすいようにしたいなと思って。そこも今回の楽しんでもらえるポイントだと思って頑張りました。

THE RAMPAGEの“お兄さんメンバー”たちは、この「1998」をご覧になって何か感想などはおっしゃっていましたか?


後藤:「1998」はまだ渡せていないのですが、「DAYS」を見てみんな「懐かしい」って言ってくれました。結構、素に迫っているので「すみません」って言ったら「すごくいいね」という声をたくさんもらえて安心しました。打ち上げの場面も入っているのですが、それを見て陣さんが「いつものTHE RAMPAGEやん」みたいなことを言ってくれて。僕はそれを切り取りたかったので、メンバーが見てもそう感じ取ってくれるというのはすごくうれしかったですし、自信になりました。

「1998」が完成して、年下組からお兄さんメンバーに伝えたいことはありますか?


長谷川:「年下組、こんなに大きくなったよ!」って。今もガキんちょですけど、10年前は僕ら15、16歳で、ずっと年上メンバーが面倒見てくれたり、かわいがってくれていた。そうして10年が経って、4人で1冊の本を仕上げたということは、自分たちの成長を先輩方にも感じてもらえると思います。

THE RAMPAGEは昨年9月に結成10周年を迎えました。改めて10周年を迎えた心境を聞かせてください。


鈴木:ダンス&ヴォーカルグループがたくさんいる中で、こうして長くやってこれているというのは自分たちの強みですし、初心を忘れずもっともっと上を目指していきたいという気持ちでいっぱいです。

グループとしての目標や、今後やりたいことはありますか?


鈴木:一番の夢はドームツアー。あとは、もっと世界で戦えるアーティストを目指していきたいと思っています。

その中で、1998年組としてTHE RAMPAGEに貢献できることはどんなことだと思いますか?


龍:この4人は音楽やファッションの流れのようなものを理解しているので、ちょっとファッショニスタというか。スター性のようなものを纏っていると思っています。僕らは音楽も、映像も、服も作れる。ダンスももちろん突き詰めていきますが、カルチャーにも注力して、アイコン的な感じで貢献していきたいと思っています。


BOOK information

『WE R −DAYS/1998−』THE RAMPAGE/幻冬舎



2冊組フォトブック『WE R(ウィーアー)』
NOW ON SALE
定価:3,850円
仕様:A5判並製/<DAYS>400頁<1998>98頁/
撮り下ろし/2冊組・スリープ付き
発行:幻冬舎
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344042896/

photography_塩崎亨
text_小林千絵


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