1997年の初演以降、さまざまなアーティストが挑戦し続けてきた人気作品『THE面接』。これまでLDHに所属するアーティストも数多く出演してきた今作に、FANTASTICSの瀬口黎弥が初挑戦!
某企業の最終就職面接の会場を舞台に、ひと癖もふた癖もある個性的な受験者が、さらに個性の強い面接官と “仁義なき戦い”を繰り広げる。
ここでは、3月15日(土)から23日(日)までシアター・アルファ東京で上演された本公演に先駆けて行われたゲネプロの写真とともに、全12公演を完走した瀬口のコメントを紹介する。
瀬口が演じたのは、明るくパワフルな営業職志望の青年・渋谷太郎。彼はとある企業で好成績を残したあと、海外へ留学。その後帰国して就職面接を受けているのだが、じつは大きな問題を抱えていて……。さらに専門学校卒でこちらもワケアリな女性に、大手企業で働く男性、取引先のご子息に、成績は優秀だけれども定年間近の男性など、最終に残ったメンバーは個性豊か。この5人からはたして合格者はでるのか――。
ステージ上に椅子が5つあるだけの究極のストリートプレイは、それぞれの演技力が問われるもの。瀬口は、その舞台上で大声で歌い、飛び跳ね、笑い、さらには脱ぎ、文字通り“大暴れ”の連続。殻をいくつも破ったようなアグレッシブな芝居に、会場も一瞬で巻き込まれ、大爆笑。途中からいきなり繰り広げられるダンスやコーラスなどもキャストの息の合った姿を見せ、驚かせた。序盤はただ勢いのある若者とだけ見えていた“渋谷”だが、物語が進むにつれて、彼の人間性も露呈され、涙腺を刺激するシーンも。さらに今作で注目すべきは瀬口のアドリブ力。「公演分用意している」というCMをオマージュしたネタを披露する場面では大胆に魅せ、それぞれのハプニングにも柔軟に対応し、俳優としての才能を開花させていた。
FANTASTICSのパフォーマンスとはまったく違う表情を魅せてくれる瀬口。終演後、「本当に楽しい!」と目を輝かせて話す彼は今後、さらに俳優としてさまざまな芝居で多くの人を感動させてくれそうだ。
達成感と、自分が演者としてのレベルをワンランク上げられた気持ちでいっぱいです!
毎公演の思い出と、邁進していくために考え取り組んだこの経験は、かけがえのない時間でした!
とても明るく真っ直ぐながらも、ほかの面接者に負けないプライドを持ち合わせていて、必要なものは目の前にあると教えてくれる、そんな人柄が愛されるところだと思います!
自分の発する台詞も大事ではありますが、面接官やほかの面接者の発する言葉からもらう、“受けのお芝居の意識が重要”と常にお言葉をいただいていました。
一つひとつの細かな動きに、必ず心の動きがあり、舞台上でその瞬間に生きている感覚を教えていただけました!
今後もお芝居をするうえで、この部分がいちばん大切なんだと学び、意識していきたいなと思いました!
人間関係のドロドロ……な部分が垣間見える作品に出てみたいですね!
あとは悪めな作品に出演して、アクションや銃撃戦なども挑戦してみたいです!
Photography_塩崎亨
Text_吉田可奈
某企業の最終就職面接の会場を舞台に、ひと癖もふた癖もある個性的な受験者が、さらに個性の強い面接官と “仁義なき戦い”を繰り広げる。
ここでは、3月15日(土)から23日(日)までシアター・アルファ東京で上演された本公演に先駆けて行われたゲネプロの写真とともに、全12公演を完走した瀬口のコメントを紹介する。

瀬口が演じたのは、明るくパワフルな営業職志望の青年・渋谷太郎。彼はとある企業で好成績を残したあと、海外へ留学。その後帰国して就職面接を受けているのだが、じつは大きな問題を抱えていて……。さらに専門学校卒でこちらもワケアリな女性に、大手企業で働く男性、取引先のご子息に、成績は優秀だけれども定年間近の男性など、最終に残ったメンバーは個性豊か。この5人からはたして合格者はでるのか――。
ステージ上に椅子が5つあるだけの究極のストリートプレイは、それぞれの演技力が問われるもの。瀬口は、その舞台上で大声で歌い、飛び跳ね、笑い、さらには脱ぎ、文字通り“大暴れ”の連続。殻をいくつも破ったようなアグレッシブな芝居に、会場も一瞬で巻き込まれ、大爆笑。途中からいきなり繰り広げられるダンスやコーラスなどもキャストの息の合った姿を見せ、驚かせた。序盤はただ勢いのある若者とだけ見えていた“渋谷”だが、物語が進むにつれて、彼の人間性も露呈され、涙腺を刺激するシーンも。さらに今作で注目すべきは瀬口のアドリブ力。「公演分用意している」というCMをオマージュしたネタを披露する場面では大胆に魅せ、それぞれのハプニングにも柔軟に対応し、俳優としての才能を開花させていた。
FANTASTICSのパフォーマンスとはまったく違う表情を魅せてくれる瀬口。終演後、「本当に楽しい!」と目を輝かせて話す彼は今後、さらに俳優としてさまざまな芝居で多くの人を感動させてくれそうだ。

Comment
初主演となった舞台『THE 面接』。全12公演を終えて、今どのようなお気持ちですか?
達成感と、自分が演者としてのレベルをワンランク上げられた気持ちでいっぱいです!
毎公演の思い出と、邁進していくために考え取り組んだこの経験は、かけがえのない時間でした!
演じられた渋谷太郎の愛すべきところはどんなところだと思いますか?
とても明るく真っ直ぐながらも、ほかの面接者に負けないプライドを持ち合わせていて、必要なものは目の前にあると教えてくれる、そんな人柄が愛されるところだと思います!
脚本・演出の㭴田正剛(かしだ しょうご)さんからはどのような言葉をかけられましたか? 演じるうえで気をつけていたことなどがあれば教えてください。
自分の発する台詞も大事ではありますが、面接官やほかの面接者の発する言葉からもらう、“受けのお芝居の意識が重要”と常にお言葉をいただいていました。
一つひとつの細かな動きに、必ず心の動きがあり、舞台上でその瞬間に生きている感覚を教えていただけました!
今後もお芝居をするうえで、この部分がいちばん大切なんだと学び、意識していきたいなと思いました!
今後、俳優としてどんな役柄・作品に挑戦してみたいですか?
人間関係のドロドロ……な部分が垣間見える作品に出てみたいですね!
あとは悪めな作品に出演して、アクションや銃撃戦なども挑戦してみたいです!
Photography_塩崎亨
Text_吉田可奈
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