2025.4.8

ゲレンデ飯
白濱亜嵐

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『深夜食堂』『居酒屋新幹線』等、さまざまなグルメドラマを生み出してきたMBSから、完全オリジナルの新たなグルメドラマが誕生! 4月8日(火)より、ドラマイズム枠にて『ゲレンデ飯』が放送となる。本作は、さまざまなマジックを生み出してきた冬の定番スポット・ゲレンデを舞台に、「滑らず飯に恋をする」がコンセプトの、新たな雪山の楽しみ方を描くライフスタイル提案型のグルメドラマ。
4月1日(火)には、初回OAを前にTheater Mixa(東京)にて1話先行上映&完成披露トークイベントが開催され、W主演となる白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS)、山本美月のほか、共演のくっきー!、古舘佑太郎、広瀬香美が登壇した。

Ⓒ「ゲレンデ飯」製作委員会・MBS



仕事はイマイチだがスノボの腕前はバツグンなテレビ局勤めのAP・矢野翔平を演じる白濱は、ステージに登場すると「ドラマの完成披露は初めてなので、映画が公開したかのような気持ちです」と目を輝かせ、矢野がバー「ロマンス」で出会い、一目惚れする謎の美女・広瀬雪を演じる山本は「今日はすごく寒くなったので、『ゲレンデ飯』日和だなと思いながら会場に来ました」と笑顔で挨拶した。
そして、同ドラマへの出演オファーが来た際の心境を聞かれると、白濱は「まず台本を読んだときに、すごく食べる作品だなという印象があって、でもおもしろそうだなと思ってすぐに受けた記憶がありますね。ご飯をいっぱい食べられそうで楽しそうだなって思いました」と振り返り、山本は「台本を読んでいるとお腹が空くんですよね。(台本を)夜中に読むので、“お腹空いたな”って思いながら毎日寝ていました」と続けた。また、山本は「私は悲しかったり壮絶なドラマに出ることが多かったので、(この作品は)なんて平和なんだろうって思いました。誰も悲しまず、何も起こらないドラマで(笑)、ただただ食べることしかないドラマは初めてだったので、最高でした」と声を弾ませた。

バー「ロマンス」メンバーへも同様の質問が飛ぶと、店長・村上愛太郎を演じるくっきー!は「断る理由がなかったですね。僕も基本的に(出演作は)台本で選ばせてもらっているので」とキリッとした表情で答えつつ、「ずっと屋内で、タバコを吸える充実した時間があって、最高の撮影でしたね」とにっこり。加えて、「皆さんが飯を食っている間、僕らは何も食べていないので飢餓状態で、時間もないから『飯に行こう』ってのもなくてエグい時間でした。シビアなドラマやってるなぁって」とくっきー!節で撮影時を回顧。
バイト店員・二階堂を演じる古舘は「グルメドラマだと思って楽しみにしていたんですけど、(台本を)読み終わったときに、自分の役は一切食べることがないとわかって、それはちょっと寂しかったですね」と残念がり、「あとはくっきー!さんとのシーンが多かったので、想像がつかないまま、とりあえず現場に行くような感じでしたね(笑)」と打ち明けた。
オーナー・古井神を演じる広瀬は本作がドラマ初主演。「私は『ドラマの主題歌が決まりました』と言われ、何十年も前の楽曲なのにまた取り上げてくださってうれしいなという気持ちでいたんですけど、撮影の数日前になって『セリフがあるかも』ってことで、ちょっと騙しにあったような感じでした(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑いつつ、「(台本を)読んでも読んでも自分のセリフがなかったんです。台本とか読んだことがないので、探し方がわからなくて、どこに私のセリフがあるのってなって、“じゃあ当日でいいです”って感じでした」とぶっつけ本番で挑んだことを告白。改めて、本作に出演した感想を求められると「歌うことと演技をすることはまったく違うジャンルなんだということを痛感しまして、両立なさっている方とか、俳優を立派になさっている方ってすごいなと思いました。(演技の)追求は今後一切しないようにしようと固く誓いました」とドラマ初出演にして最後の出演だと匂わせたが、白濱は「でもすてきでしたよ。このドラマは広瀬さんがいらっしゃるからまとまるみたいなところがありません!? 2話のとあるところで最終的にすべてまとめてくださるんですよ」とドラマ内での広瀬の存在を絶賛。これを受け、広瀬は「優しい! ありがとうございます。(演技は)難しいですね。皆さんすばらしいです」と恐縮した。

バー「ロマンス」での撮影エピソードを尋ねられると、山本は「白濱さんと初めましてだったんですけど、『私たち似ていますね』から始まりました。顔が似ているんですよ。それで最初に盛り上がりましたよね」と明かし、白濱は「自分を女性化するアプリってあるじゃないですか。それをこの間やったら山本美月さんでしたもん」と告白。くっきー!は「パーツ、ほんま一緒ですもんね。大ぶりか小ぶりかという“ぶり”が違うだけで、似ていますよね」と賛同した。
続けて、美味しかった“ゲレンデ飯”を聞かれた白濱は1話で登場する“天恵菇(てんけいこ)”と答え「でっかい椎茸で普通の椎茸の3倍、旨みがあるんですけど、それがすごくジューシーで、あんなに歯応えがある椎茸があるんだって」と声を弾ませ、山本も1話に登場する“ビスマルク”というピザを挙げ「ブリアハムが美味しかったですね」と回顧。カメラが止まっても2人は食べ続けたそうで、白濱が「山本さんが想像以上に食べるんです」と明かすと、山本は「早く食べないとみんなに食べられちゃうから、食べられないように必死に早く食べていました(笑)」と意外な一面を見せた。加えて、2話で登場するポテトも美味しかったという山本は「寒いとジャンキーなものが食べたくなるんですよね。メチャクチャ味が濃くて、トロトロのお肉の上にチーズが乗っているんですけど、ひとりで1パック食べられるくらいでした」と笑顔を見せた。

Ⓒ「ゲレンデ飯」製作委員会・MBS



イベントでは、キャストの面々が夢の“ゲレンデ飯”を発表し、広瀬が1番いいものをジャッジする企画も行われ、“鉄鍋餃子”と答えた山本は「福岡出身なんですけど、鉄鍋に小さい餃子がいっぱい詰まっているものが大好きで、ゲレンデで撮影をしていて『鉄鍋餃子食べたい』って思っていたので、あっついのを食べたいです」と願望を吐露し、「福岡ってゲレンデのイメージがないので、福岡の食べ物をゲレンデで食べるのはどうかなって。もつ鍋は絶対にいい!」とプッシュし、共演者陣の共感を得ていた。古舘は“鮭のルイベ”と答え、「ゲレンデって山じゃないですか。山でも海鮮のものを食べたいなと思い、鮭を凍らせたら雪っぽい感じにもなるかなと思って、“鮭のルイベ”を選ばせていただきました」と提案。“二郎系ラーメン”と答えた白濱は「山で(二郎系ラーメンは)なくないですか? 醤油ラーメンとか味噌ラーメンとかはありがちですけど、山頂で二郎系ってなくないですか」とアピールし、男性陣の賛同を得る。そして、くっきー!は「趣旨を間違えました。新たな飯を作るのかと思ったんですよ」と前置きをし、「山で海鮮ってなかなか食えないと思うんですよ。素手で握るのも大変ですし、それでも寿司を食べるという情緒が山頂であったらうれしいなと思いまして、とはいえ魚は無理やから“スキー板寿司”というのを」と答えを発表して会場を沸かせ、「中古じゃないですよ。サラのスキー板……。趣旨を間違えたんです」と苦笑したが、広瀬は「斬新ですね。さすがアーティストさんです」とフォロー。そして、広瀬は白濱の“二郎系ラーメン”を1位に選んだ。

最後に、PRコメントを求められた白濱は「お腹が空く、ご飯が主役のドラマとなっています。ほのぼのしていますし、肩肘張らずに見られるドラマです。出てきたものはゲレンデにあるので、実際に体験できるドラマって珍しいなって感じています。ぜひ楽しんでください」とアピールし、山本は「飯テロドラマになっていますので、このドラマを見て、実際に食べに行って楽しんでいただけたらなと思います。とても平和なドラマで、何かしながらでも見られるくらい、悲しいことも起こらないので、肩の力を抜いて楽しんでいただければなと思います」とメッセージを送った。



DRAMA Information
『ゲレンデ飯』

Ⓒ「ゲレンデ飯」製作委員会・MBS



2025年4月8日(火)初回放送スタート 
MBS:4月8日(火)より毎週火曜24:59~
TBS:4月8日(火)より毎週火曜25:28~
※全3話

【STORY】
26歳の矢野翔平(白濱亜嵐)はテレビ局勤めのAP(アシスタントプロデューサー)。仕事はイマイチだが、スノボの腕前はバツグン。そんな彼が、バー「ロマンス」で出会った謎の美女、広瀬雪(山本美月)に一目惚れ。しかしオクテの彼は、想いを打ち明けられない。店長・愛太郎(くっきー!)の計らいで、「ロマンスの神様」ことオーナーの古井神(広瀬香美)と電話がつながった翔平は、アドバイスを受け雪をデートに誘い出す。雪の手元のガイドブックにあったゲレンデへ行くことになった週末、そこで2人を待っていたのは恋人たちのロマンスではなく、めくるめく飯のロマンスだった…!!

出演:白濱亜嵐、 山本美月、
くっきー!(野性爆弾)、古舘佑太郎 / 広瀬香美
監督:枝優花
脚本:政池洋佑
主題歌:広瀬香美「ロマンスの神様」(ビクターエンタテインメント)
プロデューサー:上浦侑奈 瀬島翔
ゲレンデ監修:SURF&SNOW
制作プロダクション:スタジオブルー
製作:「ゲレンデ飯」製作委員会・MBS