4月11日より東京・EX THEATER ROPPONGIにて、舞台『青のミブロ』が上演される。『青のミブロ』は、2021年に週刊少年マガジン(講談社)で連載が始まった安田剛士による漫画。幕末の京都を舞台に、剣の腕前は未熟ながらも正義感と行動力を持つちりぬにおが、土方歳三と沖田総司に出会い、のちに新選組となる壬生浪士組として生きる姿が描かれる。ここでは、原田左之助役の櫻井佑樹に作品の印象や役どころについて話を聞いた。
新選組の話は俳優として以前からずっと演じたかったので、すごくうれしかったです。
ひと言で言えば、男の魂のぶつかり合い。殺陣や剣がカッコいいというのもありますが、男としてどう生きるか……ストーリー中でそれぞれの魂がぶつかり合う部分がいっぱい見られる、男としての生き様、カッコ良さが感じられる作品だなと思いました。僕は学生時代、プロ選手を目指してサッカーをしていたのですが、試合中はもちろん、ミーティングのときなど、男同士でぶつかり合うシーンがいっぱいありました。別の形ではありますが、そういった男のぶつかり合いみたいなものがこの舞台でまた体感できるんじゃないかと、ワクワクしました。
自分の軸がブレない、一貫性のある人に男気を感じます。とはいえ、他人の意見にもちゃんと耳を傾けるし、受け入れる器を持ち合わせているということが前提にあるんですけどね。自分の意見を一方的に主張しているだけだと、ただの押し付け、わがままでしかないですから。僕自身、もし相手と意見が食い違ってしまったときは、まず最初に相手の話を聞き入れたうえで、僕はこう思うよって、自分の言葉や行動でしっかり伝えるようにしています。もともと人と話をすることが好きなので、分かり合えるまで徹底的に話したいなと思います。
そうですね。相手が正しいと思ったら、素直に従いますが、自分の意志は最後まで貫くようにしています。
サッカーをやっていたころの自分と重なる部分が多かったです。当時は、常に戦いに臨む姿勢といいますか、気迫に満ちあふれていましたから。でも、サッカーを辞めてからは、自分でもちょっと丸くなったなって思うんです。逆に今の自分を知ってくださっている方からしたら想像できないほど、当時の僕はもっと熱い感じだったので、今回の舞台を通じて、当時の自分や記憶が蘇ってくるんじゃないかなと思っています。
左之助は、明るく元気なキャラクターなんですけど、とにかく血の気の多い男です。戦闘のシーンでは、先陣切って乗り込んでいくような強気な部分があって。でも、(ちりぬ)におや(斎藤)はじめたちの背中を押したりと、兄貴肌で面倒見のいいところもあります。またサッカーにつながりますが、当時の感触のようなものが戻ってくれば、より感情移入できて、この役を演じるのが楽しくなるんじゃないかなと思います。
引っ張っていくというよりは、みんなで話し合いながら、一緒に進んでいくという感じでした。たまに当時のチームメイトに会うと、まず「目つきから優しくなったね」と言われます。
う~ん……どちらとも言い難いのですが、ある程度近いほうがいいのかもしれないです。
今回の演出を手がけられる西田大輔さんに、あまりそこにとらわれてほしくないと言われたんです。人間性や人格的な部分は、ある程度は同じ軸としてほしいけど、アニメで声優さんがやられているようなセリフの言い方とかを真似する必要はないと。なので、自分なりに感じた左之助をそこにプラスして演じられたらいいなと思っています。
まず台本を読んだときに、見たことのない漢字だったり、普段使わない言葉や言い回しがたくさんあるので、何と読むのか、どういう意味なのか、どんなときに使うものなのか、調べるところから始まるのが大きな違いです。
舞台では槍ではなく刀を使うので、その部分は漫画やアニメとは違います。
殺陣に関しては今回が二度目になるんですが、一回目(『HiGH&LOW THE戦国』稲清水鉄湯役)とは、まったく違う方向性で。キャラクターも、運がメチャクチャ良くて、弱いのに、なぜか最後まで生き残ってしまうような、本作とは真逆のタイプなので、そういった部分でも、新たな姿が見られるんじゃないかなと思います。
部活みたいな感じで、男同士、みんなで楽しめたらいいなと思っています。
やっぱり千秋楽のカーテンコールですね。観客の方が一斉にスタンディングオベーションをしてくれたり、どの回もそうですけど、最後の拍手だったり、直接観に来てくださった方から「良かったよ」と言ってもらえたり。あと、キャスト同士で、「こうだったね、ああだったね」と、打ち上げで話すときも達成感を感じて、メチャクチャ楽しいです。
見ます、見ます! 皆さんのコメントを読んで、もっと頑張ろうという気持ちになりますし、純粋に自分のお芝居に対して感想を書いていただけることがうれしいし、力になりますね。
う~ん……まあ、殺陣をやって、アザができるぐらいじゃないですかね。今回は刀を持ちながら前転とかいろいろするので、そのときは辛いというよりは、痛いですね(笑)。でも、慣れたものなので、大丈夫です! アザができるぐらい、男たるもの、全然余裕です!
新選組の話は初めてということで、自分自身すごく楽しみにしていますし、元気に明るく強い気持ちを持って、男と男の魂のぶつかり合いを皆さんに演技を通してお見せしたいと思っています。西田さん含め、キャストの皆さんとコミュニケーションをとりながら、一丸となっていい作品を作っていきたいと思います。ぜひ会場に足を運んでくださったらうれしいです!
STAGE information
舞台『青のミブロ』
日程/4月11日(金)〜20日(日)
会場/東京・EX THEATER ROPPONGI
その他、京都公演あり
料金/¥11,000(全席指定)※特典付
出演/坪倉康晴
猪野広樹 飯島颯(SUPER★DRAGON) 相澤莉多
岩城直弥 砂川脩弥 櫻井佑樹(劇団EXILE) 瀧原光(NORD)
成瀬遙城 新谷聖司 わかばやしめぐみ
矢代卓也 速川大弥 横山真史
本間健大 書川勇輝 榮桃太郎 秋山皓郎 和田啓汰 田上健太 木ノ花大空矢 窪寺直 ほか
原作/安田剛士『⻘のミブロ』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出/西田大輔
企画・製作/講談社/DisGOONie/Office ENDLESS/読売テレビ
主催/舞台『青のミブロ』製作委員会
https://miburostage.com/
photography_河合克成(株式会社125)
styling_能城匠
hair&make_Kohey (HAKU)
text_星野彩乃
【衣装クレジット】
《Casper John》のシャツ¥6,600、《SHINGO KUZUNO》のリング¥132,000 (ともにSian PR)
《CULLUNI》の中に着たボウタイシャツ¥31,900(CULLNI FLAGSHIP STORE)
《NaNo Art》のパンツ¥74,800(JOYEUX)
その他・スタイリスト私物
【お問い合わせ先】
Sian PR
03-6662-5525
CULLNI FLAGSHIP STORE
03-6416-1056
JOYEUX
03-4361-4464

今回出演する舞台『青のミブロ』は漫画やTVアニメで大人気作品となりますが、オファーをいただいたときはどんなお気持ちでしたか?
新選組の話は俳優として以前からずっと演じたかったので、すごくうれしかったです。
今作に対する印象はいかがでしたか?
ひと言で言えば、男の魂のぶつかり合い。殺陣や剣がカッコいいというのもありますが、男としてどう生きるか……ストーリー中でそれぞれの魂がぶつかり合う部分がいっぱい見られる、男としての生き様、カッコ良さが感じられる作品だなと思いました。僕は学生時代、プロ選手を目指してサッカーをしていたのですが、試合中はもちろん、ミーティングのときなど、男同士でぶつかり合うシーンがいっぱいありました。別の形ではありますが、そういった男のぶつかり合いみたいなものがこの舞台でまた体感できるんじゃないかと、ワクワクしました。
ご自身の中で、男たるものとはなんぞやという確固たるイメージがありそうですが、特にこんな人に男気を感じるとか、櫻井さんが描く理想の男性像みたいなものはありますか?
自分の軸がブレない、一貫性のある人に男気を感じます。とはいえ、他人の意見にもちゃんと耳を傾けるし、受け入れる器を持ち合わせているということが前提にあるんですけどね。自分の意見を一方的に主張しているだけだと、ただの押し付け、わがままでしかないですから。僕自身、もし相手と意見が食い違ってしまったときは、まず最初に相手の話を聞き入れたうえで、僕はこう思うよって、自分の言葉や行動でしっかり伝えるようにしています。もともと人と話をすることが好きなので、分かり合えるまで徹底的に話したいなと思います。

受け入れるし、否定もしないけれど、流されたり、惑わされたりはしないと。
そうですね。相手が正しいと思ったら、素直に従いますが、自分の意志は最後まで貫くようにしています。
本作で櫻井さんが演じられる原田左之助は、ミブロきっての武闘派で熱い男だそうですが、ご自身と重なる部分や共感できるところも多かったのでは?
サッカーをやっていたころの自分と重なる部分が多かったです。当時は、常に戦いに臨む姿勢といいますか、気迫に満ちあふれていましたから。でも、サッカーを辞めてからは、自分でもちょっと丸くなったなって思うんです。逆に今の自分を知ってくださっている方からしたら想像できないほど、当時の僕はもっと熱い感じだったので、今回の舞台を通じて、当時の自分や記憶が蘇ってくるんじゃないかなと思っています。
そういった意味では、役に感情移入しやすかったんじゃないですか?
左之助は、明るく元気なキャラクターなんですけど、とにかく血の気の多い男です。戦闘のシーンでは、先陣切って乗り込んでいくような強気な部分があって。でも、(ちりぬ)におや(斎藤)はじめたちの背中を押したりと、兄貴肌で面倒見のいいところもあります。またサッカーにつながりますが、当時の感触のようなものが戻ってくれば、より感情移入できて、この役を演じるのが楽しくなるんじゃないかなと思います。
当時もチームメイトを引っ張っていく立場だったんですか?
引っ張っていくというよりは、みんなで話し合いながら、一緒に進んでいくという感じでした。たまに当時のチームメイトに会うと、まず「目つきから優しくなったね」と言われます。

ちなみにご自身と近い役のほうが演じやすいですか? それとも逆のほうが演じやすい?
う~ん……どちらとも言い難いのですが、ある程度近いほうがいいのかもしれないです。
左之助を演じるにあたって、原作の漫画やTVアニメで描かれたキャラクターを意識している部分はありますか?
今回の演出を手がけられる西田大輔さんに、あまりそこにとらわれてほしくないと言われたんです。人間性や人格的な部分は、ある程度は同じ軸としてほしいけど、アニメで声優さんがやられているようなセリフの言い方とかを真似する必要はないと。なので、自分なりに感じた左之助をそこにプラスして演じられたらいいなと思っています。
しかも、今作の背景は幕末時代ですが、現代劇を演じるときとの違いや現場で心掛けていることはありますか?
まず台本を読んだときに、見たことのない漢字だったり、普段使わない言葉や言い回しがたくさんあるので、何と読むのか、どういう意味なのか、どんなときに使うものなのか、調べるところから始まるのが大きな違いです。
台本を覚えるだけでも一苦労ですが、漫画やアニメの左之助は刀より槍が得意ということで、殺陣や立ち振る舞いなども、いつもと違って大変そうですね。
舞台では槍ではなく刀を使うので、その部分は漫画やアニメとは違います。
そうなんですね。
殺陣に関しては今回が二度目になるんですが、一回目(『HiGH&LOW THE戦国』稲清水鉄湯役)とは、まったく違う方向性で。キャラクターも、運がメチャクチャ良くて、弱いのに、なぜか最後まで生き残ってしまうような、本作とは真逆のタイプなので、そういった部分でも、新たな姿が見られるんじゃないかなと思います。

同世代の方々との共演になりますが、楽しみにしていることはありますか?
部活みたいな感じで、男同士、みんなで楽しめたらいいなと思っています。
舞台で演じる中で、いちばんやりがいや達成感を感じる瞬間はいつですか?
やっぱり千秋楽のカーテンコールですね。観客の方が一斉にスタンディングオベーションをしてくれたり、どの回もそうですけど、最後の拍手だったり、直接観に来てくださった方から「良かったよ」と言ってもらえたり。あと、キャスト同士で、「こうだったね、ああだったね」と、打ち上げで話すときも達成感を感じて、メチャクチャ楽しいです。
ファンの方々がSNSで感想を書かれているのを見たりは?
見ます、見ます! 皆さんのコメントを読んで、もっと頑張ろうという気持ちになりますし、純粋に自分のお芝居に対して感想を書いていただけることがうれしいし、力になりますね。
反対に、舞台で辛いと感じる瞬間はありますか?
う~ん……まあ、殺陣をやって、アザができるぐらいじゃないですかね。今回は刀を持ちながら前転とかいろいろするので、そのときは辛いというよりは、痛いですね(笑)。でも、慣れたものなので、大丈夫です! アザができるぐらい、男たるもの、全然余裕です!
では、最後に今作に対する意気込みをお願いします。
新選組の話は初めてということで、自分自身すごく楽しみにしていますし、元気に明るく強い気持ちを持って、男と男の魂のぶつかり合いを皆さんに演技を通してお見せしたいと思っています。西田さん含め、キャストの皆さんとコミュニケーションをとりながら、一丸となっていい作品を作っていきたいと思います。ぜひ会場に足を運んでくださったらうれしいです!

STAGE information
舞台『青のミブロ』
日程/4月11日(金)〜20日(日)
会場/東京・EX THEATER ROPPONGI
その他、京都公演あり
料金/¥11,000(全席指定)※特典付
出演/坪倉康晴
猪野広樹 飯島颯(SUPER★DRAGON) 相澤莉多
岩城直弥 砂川脩弥 櫻井佑樹(劇団EXILE) 瀧原光(NORD)
成瀬遙城 新谷聖司 わかばやしめぐみ
矢代卓也 速川大弥 横山真史
本間健大 書川勇輝 榮桃太郎 秋山皓郎 和田啓汰 田上健太 木ノ花大空矢 窪寺直 ほか
原作/安田剛士『⻘のミブロ』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出/西田大輔
企画・製作/講談社/DisGOONie/Office ENDLESS/読売テレビ
主催/舞台『青のミブロ』製作委員会
https://miburostage.com/
photography_河合克成(株式会社125)
styling_能城匠
hair&make_Kohey (HAKU)
text_星野彩乃
【衣装クレジット】
《Casper John》のシャツ¥6,600、《SHINGO KUZUNO》のリング¥132,000 (ともにSian PR)
《CULLUNI》の中に着たボウタイシャツ¥31,900(CULLNI FLAGSHIP STORE)
《NaNo Art》のパンツ¥74,800(JOYEUX)
その他・スタイリスト私物
【お問い合わせ先】
Sian PR
03-6662-5525
CULLNI FLAGSHIP STORE
03-6416-1056
JOYEUX
03-4361-4464
この記事の続きは劇団EXILE FCに
入会中の方のみご覧いただけます。
入会中の方のみご覧いただけます。