EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹が編集長として企画・構成などを担当した雑誌『TAIKI MAGAZINE』が2月26日に発売となった。本書は佐藤が親交のある俳優や注目のアーティストなど、さまざまな人物を取材した渾身の一冊となっている。
今回は、発売当日に行われた発売記念イベント取材会でのインタビューとともに、後半ではEXILE TRIBE MAGAZINE独占インタビューの内容を紹介する。
もう500点満点です! 構想から実現まで1年くらいの期間をかけて、魂を込めて作ったので、実際にでき上がったものを見たときは本当に感無量でした。
昔、FANTASTICSのアルバムプロモーションのSNS施策で、架空の雑誌を作るという企画をやったんです。それを目にした編集部の方が「大樹さんのやりたいことを詰め込んだ雑誌を作ってみませんか」とオファーしてくださったことがきっかけです。
ありすぎて悩みますが……、まずはJO1(川西拓実)とBE:FIRST(三山凌輝)、なにわ男子(高橋恭平)とFANTASTICSというボーイズグループの共演。最近は映像だと共演することも増えてきましたが、雑誌一冊で全員のカッコいい姿や普段見せないような姿が見られるという夢の共演は、大きなポイントのひとつかなと思います。あとはアスリート、お笑い芸人、アーティスト、アイドル……と、垣根を超えたさまざまな方たちのいろいろな姿が見られることも見どころ。それからFANTASTICSメンバーでは、木村慧人に赤ちゃんとお父さんとお母さんという3役を演じてもらいました。そして僕がこの雑誌の中で一番の見どころかなと思うのは、やはりFANTASTICSの八木勇征と一緒にやった、雑誌ならではの禁断の袋とじ。購入者が封を切って初めて見られるようになっています。
撮影日から、カメラマンの選定、衣装、ページのディレクションなどすべての最終決定が僕に委ねられたので、毎日のようにグループメールの通知が鳴り止まなかったことですね。もちろんアーティストとしてのほかの仕事や俳優の仕事もありましたが、その間にもずっと携帯が鳴っていて。実際に自分がOKを出して初めて入稿できたり、ほかのセクションの方に連絡を入れられたりするので、編集長って本当に大変なんだなと感じました。
今回参加してくださったゲストの中で、たぶん三山凌輝くんがいちばんポーズ数が多かったと思うんです。でも撮影とインタビューを2時間半で終わらせなくちゃいけなくて。自分はせっかちな性格なので、カッコいい写真が撮れたと思ったらすぐにOKを出していたんですが、凌輝くんもそういうタイプだったらしくて、「普段、自分的にはいいのが撮れているなと思ってもたくさん撮ることがあるけど、大樹くんはベストなタイミングでOKを出してくれるからうれしかった」と言ってくれました。それは印象深いですね。あと、小野伸二さんと又吉直樹さんが、初対面だけど読者を完全無視したサッカー談義をしてくださるという企画がありまして。もともとスケジュールの問題で僕はその日、同行できない予定だったのですが、仕事が早く終わって急遽立ち会えることになって。生で、ふたりがトークセッションしている姿を見られたことが印象的でしたね。
でき上がってきたラフページのPDFデータを開く瞬間ですね。自分が構想していたものが具現化されたものを見る瞬間だったので、毎日のように見ては感激していました。あと、「このゲストにこういうメイクでこういう衣装を着てほしい」というリクエストはすべて僕が考えたのですが、撮影当日になるまで想像がつかなかった部分もあって。当日カメラ前にゲストの皆さんが立った瞬間も感激しましたね。「この人に、この企画をお願いして良かった」「この人にこの服を着てもらって良かった」って。
はい。今回ほとんどのページのクレジットに「インタビュー 佐藤大樹」と入っています。聞きたいことを事前にリストアップして、当日はインタビューしました。
そうなんです。そこがいちばん苦戦しました。まず最初にこの企画をやるにあたって、とにかく自分の呼びたいゲストの方をバーっとリストアップしたんですが、スケジュールの関係などいろいろな都合で、もちろん全員はハマらなくて。それでもやっぱり豪華な内容にしたかったので、皆さんが力を貸してくださいました。最初の打ち合わせで「この人を呼んで、こういう企画で」って夢物語を語っているとき、すごく楽しかったですね。
はい。だからもし次の機会があるなら、次はその方々にぜひお願いしたいなと思います。
はい。「出たい」と言ってくださるゲストの方がいたらぜひ第2弾も作ってみたいなと思います。
川西拓実くんとは、2024年公開の映画『逃走中 THE MOVIE』で初めて共演して、そこから彼のポテンシャルやカリスマ性にすごく惹かれていて。『TAIKI MAGAZINE』を発売することが決まったとき、真っ先に頭に浮かんだのが彼でした。それと、表紙は絶対に赤色がいいと思っていて。赤がいちばん似合って、画力がある人を考えたときにバチっとハマったのが彼でした。僕、彼に「令和のナポレオン」っていうキャッチコピーを付けたんです。
建国しそうだなって(笑)。彼は、言葉数は少ないけど闘志を燃やしていて。なんか一瞬でそのキャッチコピーが降りてきました。
この雑誌では、そんなにページ数はないのですが、僕も少し登場していて。拓実くんとはデニムのセットアップコーデで一緒に撮影させていただきました。そのときはカメラが向けられていることを忘れて、普通に会話している雰囲気を撮ってもらえて。今回撮影してみて、彼ともっと一緒にいたいなと思いました。今日も「発売おめでとうございます。僕も書店に買いに行きます」ってメールをくれました。またどこかでお仕事が一緒にできたらいいなと思います。
まだ渡せていなくて。後日、僕のメッセージ付きで手渡ししたいなと思っています。それで言うと、ちょっと不本意だなと思うことがありまして……。僕、今日の朝イチでHMV&BOOKS SHIBUYAにお邪魔する予定だったんですけど、僕の親友で幼馴染の小川史記(BUDDiiS)がたまたま朝イチでその書店に行ったらしくて。僕が見るより先に、そこの発売記念フェアの様子を写真に撮って僕に送ってきました(笑)。「書店で初めて見る予定だったのにな」と思いましたけど、かわいい子だなって。でも、うれしかったです。登場された方よりも誰よりも先に、僕の親友が見たんじゃないかな(笑)。ちなみに彼は『TAIKI MAGAZINE』に出たがっていたので、次に作るときは出てもらいたいなと思います。
いちばんですよね……? うーん、親かな。僕は埼玉県出身なんですけど、埼玉には日本でいちばん大きいショッピングモール・越谷レイクタウンがあって。その中にある書店でも『TAIKI MAGAZINE』の発売記念フェアをやっていただいているんです。今日の朝、母からそこに行ってくるというメールが届いたので、実際に見て喜んでもらえていたらうれしいですね。
そうですね。正確に言うと、オファーに関しては副編集長にしていただいたのですが、それでもそのページの予算とか「ゲストにかけられる予算はこれくらいです」というものを包み隠さずに僕に言ってくれたので……、正直なところ、ギャラ交渉を行った方もいます。すごく勉強になりました。
目標ですか?(笑) そうですね……、FANTASTICSメンバー全員で1泊2日のハワイ旅行に行けるくらい売り上げを立てられたら、メンバーへの恩返しにもなるかなと思います。
僕、大変だなと思ったのが、インタビューするのって、いろいろな撮影が終わったあとの残りの15分とかじゃないですか。でもゲストよりも前にスタジオに入って、いろんな雰囲気も見て。インタビューはインタビューで、限られた時間の中で、時には「あと何分です」とか耳打ちされながらインタビューをするんですよね……。本当にご苦労様です。しかも前日に各事務所に「こういう質問をしたいです」っていうリストを送らなきゃいけなかったり。僕もそれを経験して、すごく大変なんだなと感じました。いつもお疲れ様です、ありがとうございます!
構想約1年。自分の呼びたいゲスト、撮りたい写真、やってもらいたい企画、すべてを詰め込んだ夢の一冊になっています。たぶんもう二度と集まることのない、いろいろなジャンルのとても豪華なゲストの方々の力を借りて、僕の夢の一冊を作ることができました。ゲストのファンの方にも、そうでもない方にも必ず楽しんでもらえて、ファンになってもらえるような一冊に仕上がっていると思います。ぜひチェックのほどよろしくお願いします!
Photography_塩崎亨
Text_小林千絵
BOOK Information
NOW ON SALE
定価:2,200円
仕様:AB判/112頁
発行:株式会社ワニブックス
https://lit.link/taikimagazine
今回は、発売当日に行われた発売記念イベント取材会でのインタビューとともに、後半ではEXILE TRIBE MAGAZINE独占インタビューの内容を紹介する。

佐藤さんが編集長を務めた雑誌『TAIKI MAGAZINE』が本日発売となりました。でき上がった一冊をご覧になった感想を教えてください。
もう500点満点です! 構想から実現まで1年くらいの期間をかけて、魂を込めて作ったので、実際にでき上がったものを見たときは本当に感無量でした。
そもそもこの雑誌を作ることになったきっかけは何だったのでしょうか?
昔、FANTASTICSのアルバムプロモーションのSNS施策で、架空の雑誌を作るという企画をやったんです。それを目にした編集部の方が「大樹さんのやりたいことを詰め込んだ雑誌を作ってみませんか」とオファーしてくださったことがきっかけです。
企画や構成など、すべて佐藤さんが手がけられた『TAIKI MAGAZINE』ですが、本誌でしか見られない注目ポイントを教えてください。
ありすぎて悩みますが……、まずはJO1(川西拓実)とBE:FIRST(三山凌輝)、なにわ男子(高橋恭平)とFANTASTICSというボーイズグループの共演。最近は映像だと共演することも増えてきましたが、雑誌一冊で全員のカッコいい姿や普段見せないような姿が見られるという夢の共演は、大きなポイントのひとつかなと思います。あとはアスリート、お笑い芸人、アーティスト、アイドル……と、垣根を超えたさまざまな方たちのいろいろな姿が見られることも見どころ。それからFANTASTICSメンバーでは、木村慧人に赤ちゃんとお父さんとお母さんという3役を演じてもらいました。そして僕がこの雑誌の中で一番の見どころかなと思うのは、やはりFANTASTICSの八木勇征と一緒にやった、雑誌ならではの禁断の袋とじ。購入者が封を切って初めて見られるようになっています。

では編集長として苦労したことや大変だったなと思うことは?
撮影日から、カメラマンの選定、衣装、ページのディレクションなどすべての最終決定が僕に委ねられたので、毎日のようにグループメールの通知が鳴り止まなかったことですね。もちろんアーティストとしてのほかの仕事や俳優の仕事もありましたが、その間にもずっと携帯が鳴っていて。実際に自分がOKを出して初めて入稿できたり、ほかのセクションの方に連絡を入れられたりするので、編集長って本当に大変なんだなと感じました。
それぞれの撮影にも編集長自ら立ち会われたということですが、印象的なエピソードがあれば教えてください。
今回参加してくださったゲストの中で、たぶん三山凌輝くんがいちばんポーズ数が多かったと思うんです。でも撮影とインタビューを2時間半で終わらせなくちゃいけなくて。自分はせっかちな性格なので、カッコいい写真が撮れたと思ったらすぐにOKを出していたんですが、凌輝くんもそういうタイプだったらしくて、「普段、自分的にはいいのが撮れているなと思ってもたくさん撮ることがあるけど、大樹くんはベストなタイミングでOKを出してくれるからうれしかった」と言ってくれました。それは印象深いですね。あと、小野伸二さんと又吉直樹さんが、初対面だけど読者を完全無視したサッカー談義をしてくださるという企画がありまして。もともとスケジュールの問題で僕はその日、同行できない予定だったのですが、仕事が早く終わって急遽立ち会えることになって。生で、ふたりがトークセッションしている姿を見られたことが印象的でしたね。
企画から構成まですべて手がけられましたが、そのなかでいちばん楽しかった工程は何ですか?
でき上がってきたラフページのPDFデータを開く瞬間ですね。自分が構想していたものが具現化されたものを見る瞬間だったので、毎日のように見ては感激していました。あと、「このゲストにこういうメイクでこういう衣装を着てほしい」というリクエストはすべて僕が考えたのですが、撮影当日になるまで想像がつかなかった部分もあって。当日カメラ前にゲストの皆さんが立った瞬間も感激しましたね。「この人に、この企画をお願いして良かった」「この人にこの服を着てもらって良かった」って。
取材はすべて立ち会われたんですか?
はい。今回ほとんどのページのクレジットに「インタビュー 佐藤大樹」と入っています。聞きたいことを事前にリストアップして、当日はインタビューしました。

ゲストのオファーも佐藤さん自ら?
そうなんです。そこがいちばん苦戦しました。まず最初にこの企画をやるにあたって、とにかく自分の呼びたいゲストの方をバーっとリストアップしたんですが、スケジュールの関係などいろいろな都合で、もちろん全員はハマらなくて。それでもやっぱり豪華な内容にしたかったので、皆さんが力を貸してくださいました。最初の打ち合わせで「この人を呼んで、こういう企画で」って夢物語を語っているとき、すごく楽しかったですね。
スケジュールが合わなくて登場できなかった方もいらっしゃったんですね。
はい。だからもし次の機会があるなら、次はその方々にぜひお願いしたいなと思います。
早くも次作を見据えていらっしゃる。
はい。「出たい」と言ってくださるゲストの方がいたらぜひ第2弾も作ってみたいなと思います。
今回の表紙はJO1の川西拓実さん。この表紙のコンセプトを教えてください。
川西拓実くんとは、2024年公開の映画『逃走中 THE MOVIE』で初めて共演して、そこから彼のポテンシャルやカリスマ性にすごく惹かれていて。『TAIKI MAGAZINE』を発売することが決まったとき、真っ先に頭に浮かんだのが彼でした。それと、表紙は絶対に赤色がいいと思っていて。赤がいちばん似合って、画力がある人を考えたときにバチっとハマったのが彼でした。僕、彼に「令和のナポレオン」っていうキャッチコピーを付けたんです。
そのキャッチコピーにはどういった意味が?
建国しそうだなって(笑)。彼は、言葉数は少ないけど闘志を燃やしていて。なんか一瞬でそのキャッチコピーが降りてきました。
川西さんの撮影時のエピソードも聞かせてください。
この雑誌では、そんなにページ数はないのですが、僕も少し登場していて。拓実くんとはデニムのセットアップコーデで一緒に撮影させていただきました。そのときはカメラが向けられていることを忘れて、普通に会話している雰囲気を撮ってもらえて。今回撮影してみて、彼ともっと一緒にいたいなと思いました。今日も「発売おめでとうございます。僕も書店に買いに行きます」ってメールをくれました。またどこかでお仕事が一緒にできたらいいなと思います。

ちなみに、今作に登場してもらった方はもう『TAIKI MAGAZINE』をご覧になっていますか?
まだ渡せていなくて。後日、僕のメッセージ付きで手渡ししたいなと思っています。それで言うと、ちょっと不本意だなと思うことがありまして……。僕、今日の朝イチでHMV&BOOKS SHIBUYAにお邪魔する予定だったんですけど、僕の親友で幼馴染の小川史記(BUDDiiS)がたまたま朝イチでその書店に行ったらしくて。僕が見るより先に、そこの発売記念フェアの様子を写真に撮って僕に送ってきました(笑)。「書店で初めて見る予定だったのにな」と思いましたけど、かわいい子だなって。でも、うれしかったです。登場された方よりも誰よりも先に、僕の親友が見たんじゃないかな(笑)。ちなみに彼は『TAIKI MAGAZINE』に出たがっていたので、次に作るときは出てもらいたいなと思います。
では『TAIKI MAGAZINE』は誰にいちばん見てもらいたいですか?
いちばんですよね……? うーん、親かな。僕は埼玉県出身なんですけど、埼玉には日本でいちばん大きいショッピングモール・越谷レイクタウンがあって。その中にある書店でも『TAIKI MAGAZINE』の発売記念フェアをやっていただいているんです。今日の朝、母からそこに行ってくるというメールが届いたので、実際に見て喜んでもらえていたらうれしいですね。
先ほど、ゲストのオファーもご自身でされたとおっしゃっていましたが、ということはギャラ交渉も?(笑)
そうですね。正確に言うと、オファーに関しては副編集長にしていただいたのですが、それでもそのページの予算とか「ゲストにかけられる予算はこれくらいです」というものを包み隠さずに僕に言ってくれたので……、正直なところ、ギャラ交渉を行った方もいます。すごく勉強になりました。
『TAIKI MAGAZINE』の売り上げ目標はありますか?
目標ですか?(笑) そうですね……、FANTASTICSメンバー全員で1泊2日のハワイ旅行に行けるくらい売り上げを立てられたら、メンバーへの恩返しにもなるかなと思います。

今回、佐藤さんご自身がインタビューもされたということで、取材をする側の気持ちもわかったかと思いますので、今日来ている記者の皆さんへねぎらいの言葉があればお願いします(笑)。
僕、大変だなと思ったのが、インタビューするのって、いろいろな撮影が終わったあとの残りの15分とかじゃないですか。でもゲストよりも前にスタジオに入って、いろんな雰囲気も見て。インタビューはインタビューで、限られた時間の中で、時には「あと何分です」とか耳打ちされながらインタビューをするんですよね……。本当にご苦労様です。しかも前日に各事務所に「こういう質問をしたいです」っていうリストを送らなきゃいけなかったり。僕もそれを経験して、すごく大変なんだなと感じました。いつもお疲れ様です、ありがとうございます!
では最後に改めて『TAIKI MAGAZINE』のPRをお願いします。
構想約1年。自分の呼びたいゲスト、撮りたい写真、やってもらいたい企画、すべてを詰め込んだ夢の一冊になっています。たぶんもう二度と集まることのない、いろいろなジャンルのとても豪華なゲストの方々の力を借りて、僕の夢の一冊を作ることができました。ゲストのファンの方にも、そうでもない方にも必ず楽しんでもらえて、ファンになってもらえるような一冊に仕上がっていると思います。ぜひチェックのほどよろしくお願いします!

Photography_塩崎亨
Text_小林千絵
BOOK Information
『TAIKI MAGAZINE』
NOW ON SALE

定価:2,200円
仕様:AB判/112頁
発行:株式会社ワニブックス
https://lit.link/taikimagazine
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