2025.2.21

Action
鈴木伸之

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3月28日(金)にZepp Divercity Tokyoにて初のワンマンライヴを控えている鈴木伸之。ライヴでは、2024年11月にリリースしたミニアルバム『Action』全曲に加え、カバーを含めた楽曲を披露する。インタビューでは、ライヴへの想いや音楽との向き合い方について鈴木に話を聞いた。


昨年11月にリリースしたミニアルバム『Action』をひっさげ、ついにライヴが開催されます。改めてこのアルバムにはどんな魅力があると思いますか?


今作には、僕自身が役者として参加させてもらった作品のために書き下ろした楽曲が多く収録されているので、当時のドラマの情景が思い浮かぶんです。撮影期間に考えたことも思い出しますし、音楽を通した僕の魅力も感じてもらえる作品になったと思います。

「かたっぽのマグカップ」にはEXILE SHOKICHIさんから見た鈴木さんが反映されていると思うのですが、どんな感想を持ちましたか?


“かわいいな”と思いました(笑)。最初にSHOKICHIさんに楽曲をお願いしたときに、もっとゴリゴリなサウンドの曲ができるのかなって思ったんです。そしたら、こんなにも愛らしい楽曲が届いて驚きました。

この歌詞の主人公はすごく切ないですよね。別れた恋人に未練のある主人公の気持ちが描かれていますが、共感できましたか?


共感できました。きっと多くの人が、同じ想いになってもらえると思います。それに、音源として聴くものとライヴで歌うものでは、また違う印象を持ってもらえると思うので、皆さんに聴いてもらえるのがとても楽しみです。

「Finder」もこれまでの楽曲とはまた違った雰囲気ですよね。


とても爽やかな曲で、気に入っています。タイトルも、心の一瞬を切り取った曲なのかなと感じていて。きっと多くの人に共感してもらえる曲になったと思います。それに「Finder」って、ライヴととても相性がいいなと思っていて。一瞬を切り取るという意味では、ピッタリだなと思っています。

どの曲も、すごく素敵な言葉が並んでいますが、レコーディングはスムーズにいきましたか?


とてもスムーズに歌うことができました。プロデューサーの方に、「鈴木くんは早いね」って言っていただけたほどなんですよ。というのも、ほかの方は、ブースに入って数時間会話をしてから「じゃあ、やろっか」と歌い出す人が多いらしいんです。でも、僕はブースに入ったら、そのままの流れで歌い出すので、その時間がないんですよね(笑)。

しっかりと気持ちを入れてから現場に行かれるタイプなんですね。


そうですね。あまりほかのことを考えずに取り組みたいタイプなのもあるのですが、何よりいっぱいいっぱいで、余裕がなかったのかもしれません(笑)。レコーディング当日までは、曲の伝えたい細かい部分をなるべく見落とさずに自分の中に入れ込み、その日に生まれる爆発力を信じて歌っていきました。

今はさまざまな方から楽曲提供を受けていますが、作詞作曲に興味はありますか?


歌詞は書いてみたいですね。やっぱり、自分で生み出した歌詞を歌うとなると、また気持ちも変わってくると思います。

LDHの楽曲の中で好きな歌詞はありますか?


たくさんあります。特にEXILEさんの「運命のヒト」は、タイトルからして印象的ですし、〈“やっと出会えた” 気づいた時は遅くて〉という歌詞だけでも、とても深い物語を感じるんです。最近の楽曲では、日常を投影したかのような歌詞もとても増えていて、言葉にできない想いや、感情を音楽にのせることがトレンドなのかなと思っていて。そうやってリアルな言葉をのせていくと耳心地がいいですし、とても平和な気持ちになれるので、改めて音楽の持つ力はすごいなと感じています。

鈴木さんは昨年のファンミーティングで皆さんの前で歌ったと思うのですが、いかがでしたか?


とても楽しかったです! 音楽で届けるということは、映像作品を届けることととても近いなと思いましたし、楽曲が持っているドラマをどれだけ目の前で伝えられるかということを感じたんです。当日の僕がどうということよりも、楽曲が持つ力と、会場が一体になったときに、より素敵な空気が流れることも教えてもらいました。

ファンミーティングはすごくアットホームな空間だったと思うのですが、今回開催するライヴは、キャパがかなり広くなりますよね。


はい。ちょっとドキドキしてしまいますが、初めてなので、あまり背伸びをすることなく、等身大の自分で楽しめるような準備をしていきたいですね。来てくださる方々、一人ひとりに楽しんでもらいたいですし、楽しみ方もこちらから提示できるようなライヴにしたいと思っています。貴重な経験をさせてもらうからこそ、この日を成功させて、アーティスト、シンガーとしても成長していきたいなと思っています。

今回のライヴに向けてLDHメンバーからアドバイスはもらいましたか?


この間、GENERATIONSの数原龍友とお店で偶然会ったんですよ。彼とは同じ年でよく話すのですが、そのときに「ライヴをする」と話したら、同じ目線でいろんなことを教えてくれたり、いろんなアイデアを出してくれました。しかも最後に「また困ったりしたらいつでも相談してね」って言ってくれたんです。とても心強かったですね。もし、龍友がお芝居をするとなったら、この恩があるのでどんなことも教えようと思いました(笑)。

素敵な関係ですね。このライヴでは、カバー曲も披露されるそうですが、どんなものが聴けそうですか?


これまでの自分のルーツとなる曲や、今までの人生のヒストリーになるような曲を歌ってみたいと思っています。ただ、どの曲も、どこかで歌ったことのない曲なので、大きなプレッシャーを感じています。でも、一生懸命やっていれば、おもしろい景色が見えるはずなので、しっかりと向き合っていきたいですね。

ライヴを終えたあとは、またひとつ視野が広くなりそうですよね。


メチャクチャ気持ちいいと思います!(笑) きっと大きな山を越えた感覚になると思うので、今からワクワクしています。それに、デビュー当時、歌手を目指していたころを考えると、こうやってワンマンライヴができることは夢のような話だと思っていて。

もしデビュー当時の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉を選びますか?


「夢は周りの方々のおかげでかなうよ」と伝えたいですね。もちろん、俳優のお仕事もとても楽しいですし、また違った感覚ではあるのですが、歌を歌いたいという気持ちはずっと持ち続けていたからこそ、今こうやってかなったのかなと思うんです。思い続けることを止めなければ夢はかなうと信じていますし、そのなかで新しい目標や、また新たな夢が生まれていくと思うので、自分の心に正直にいることが何よりも大事なのかなと思っています。

今、鈴木さんが抱いている新たな夢は何ですか?


本当にたくさんあるのですが、『日曜劇場』に出演したいですね。あの枠って、世の中と勝負をしている感じがして、とても好きなんです。最近では『TOKYO MER~走る緊急救命室~』や『下剋上球児』『御上先生』なども、夢中になって見ていました。このタイトルを挙げるだけで、みんながわかるのもすごいことだと思いますし、これらの作品に出演している方々がどんどん羽ばたいていっているので、僕も『日曜劇場』に出演して、新たな、まだ見ぬ自分を見出していきたいですね。

では、最後に応援してくださっている方々にメッセージをお願いします。


3月28日のライヴでは、僕を知っている方は絶対に楽しい1日になると約束しますので、ぜひ会場に遊びに来てほしいなと思っています。お待ちしています!


LIVE information
『鈴木伸之1stライブ「Action」』
3月28日(金) Zepp Divercity Tokyo(東京)
開場17:30 / 開演18:30
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/33277/

[チケット一般先行発売]
ticketbook先行申込期間(先着)
発売開始:2月22日(土)10:00〜
※お一人様4枚までお申込み可能
https://x.gd/xE3A9


photography_久富裕史(No.2)
styling_中瀬拓外
hair&make_永瀬多壱(VANITÈS)
text_吉田可奈

【衣装クレジット】
《MANAVE》のコート¥107,800、《BRONTES》のフーディ¥16,800、《YONLOKSAN》のパンツ¥39,600(すべてHEMT PR)
その他・スタイリスト私物

【お問い合わせ先】
HEMT PR
03-6721-0882