デビューから1年半、待望のファーストアルバム『JET BOY』がリリースされる。今作はこれまでの楽曲に加え、リード曲の「B.A.D(Breaking All Destinations)」(以下「B.A.D」)と初ドラマタイアップ曲「LOVE / HATE」の新曲2曲を収録した“全曲メインディッシュ”といえる贅沢でハイカロリーな作品。インタビューでは新曲の聴きどころやこだわりポイント、「B.A.D」のMVの撮影エピソード、さらに3月の初ショーケースライヴの意気込みなど、こちらも“全部乗せ”の内容でお届け。仲の良いメンバーの掛け合いもたっぷりお楽しみください。
古嶋滝(以下古嶋):等身大じゃないですか。
田中彰(以下田中):今作にはこれまで制作した曲すべてが収録され、自分たちの全部が詰め込まれています。タイトルの『JET BOY』も“等身大”を意味しているんですよ。
宇原雄飛(以下宇原):名刺がわりのアルバムですよね。
宇原:これは(楽曲を制作した)T.Kuraさんと「ファーストシングル「Jettin'」とセカンドシングル「PHOTOGENIC」の“いいところ取り”をした曲がいいね」って話をして作ってもらった曲です。曲調は電子音とか衝撃音を使った“Phonk(フォンク)”というジャンルで僕たちもやったことがなく、チャレンジという形でしたが、音や質感がとにかくユニーク。自分たちにしかできない曲だなと思ったので、絶対これをやりたいと思いました。
一同:はい!
宇原:曲をいただいたとき、みんな「これだ!」って。
古嶋:まさにそこが決め手。ボーイズグループがいっぱいある中で「あれ? このグループなんか違うな」って知ってもらう“TJBB差別化計画”といいますか。しかもPhonkはTikTokでも流れてくるトレンドでもあって流行りのジャンルなので、そこでバズってくれたら最高だなと思っています。
石川晃多(以下石川):でもレコーディングはとても大変で、過去一苦戦しました。デモの歌声が超絶上手すぎて、その方のニュアンスと自分の良さを合わせるのがとにかく難しかった。一回レコーディングを止めて休憩して、気持ちをリセットしてから改めてチャレンジしたんですよ。
宇原: “沼”っちゃうってやつね。一回、そこから抜け出さないと次にいけない。
石川:息を止めるタイミングとか。そこまで全部が“歌”ですから、その細かいテクニックをどう表現するか意識しました。
宇原:僕は逆に今回のレコーディングは自信になりました。僕は歌パートがなくラッパーとして挑んだんですけど、自分が得意とする部分や曲とマッチするような歌い方の整合性が取れて最強のラップができた。スキルアップもすごく感じています。
宇原:僕もなかったです(笑)。なのに気付いたらもう…。
石川:2024年はめちゃめちゃ覚醒したよね。
古嶋:歌部分がどんどん少なくなって、僕らの間では“うはRAP”って呼ばれているんですよ。
宇原:それ、ネーミングがカッコ良くなくてあんまり広めたくない。ラップが下手な人みたいに聞こえる(笑)。
古嶋:ハマってるけど。
宇原:ハマってないよ!
一同:(爆笑)
エイロン:僕もファルセット部分を自分の得意な地声に変えたり、いろいろ試行錯誤しまして。息の使い方もT.Kuraさんにディレクションをしてもらって、すごく勉強になったし引き出しが増えた気がします。あとパフォーマーのラップも成長していて、7人もいるので一人ひとりの個性が孤立してきたなって思いました。
一同:孤立?
エイロン:それです(笑)。
古嶋:確かにみんなすごかった。
石川:陽とかすごいクレイジーなキャラを演じきっていたし。
エイロン:すごかったよね。
佐藤陽(以下陽):演じましたねぇ、今回は。ラストにちょっとクレイジーになるところがあるんですけど、そこで「裏声から地声に戻すチャレンジをしてみて」って言われたんです。ヴォーカルからしたら簡単だろうけど、僕的にはすごく難しいスキルでちょっと苦戦しましたけど、できるようになったら自分のパートがより好きになりました。新たなスキルゲットみたいな感じで気持ち良かったです。
桑原巧光(以下桑原):今回はコレオグラファーのカズくん(KAZtheFIRE)とサビを一緒に作ったんですけど、この曲はリフレインがあったりとかプリコーラスのところで特徴的な音が入ってきたりとか「結構ハードル高いね」って話をしていまして。でもこういう個性的な曲を生かすも殺すも振り次第だよねってことでキャッチーにするところを作りつつ、スキルが見えて見栄えがするような振り、例えば全員でつま先を使って同じリズムを取りながら、上半身だけ変わっていくみたいな、そういう作り方をしました。結果、すごくいい振りになったと思うので、2025年はこの曲で勢いをつけてエンジンをかけていきたいです。
桑原:すごいびっくりしたんですけど、ヴォーカルの踊りが超上手くなっています。特に雄飛が真ん中で踊るところはパフォーマーと遜色なくて驚いた。メンバー同士であんまり褒めすぎるのもアレだけど(笑)、本当にすごいなと。
宇原:うれしいです。
宇原:イヤなところを観ていますねぇ(笑)。
宇原:そんな褒めてくれます⁈ あれで?
田中:下手したら僕より良かった。
田中:ありがとうございます。(言わせて)すみません(笑)。
古嶋:それ待ちやん!
佐藤蒼虎(以下蒼虎):今回はシーンがたくさんあって、そのぶん全員の個性がより出ています。机を使ったダンスとか初挑戦の演出も多くて、世界観的にも曲のイメージとマッチしているので、楽しんで観てもらえるMVだと思います。
田中:セットで作られた空間じゃなく身近な場所、例えばビルのエレベーターとかでパフォーマンスしたのもすごくおもしろかった。エレベーターって普段は乗って移動するだけの空間じゃないですか。でも撮り方によってすごくカッコ良くなる。こういう見せ方もできるんだって撮影しているときも新鮮でした。
宇原:曲調は爽やか、かつリズミカル。そしておしゃれなんだけど、歌詞的には〈感じたいんでしょ〉とか攻めてるんですよね。でもそれを暑苦しくなく弾けたサウンド感で作っているところは、さすがだなぁって思いました。しかも歌いごたえもあって、シンガーにとっては最高の楽曲です。
石川:ドラマの主題歌ってことで、すごくキャッチーなところもいい。台本をちらっと見せていただいただいたんですけど、ドラマの世界観ともすごくマッチしているので、ドラマを観てくれた方にも受けがいいんじゃないかなと思っていて。自分たちを知ってもらえる、新たなきっかけを作れる曲だなと思いました。
エイロン:僕も純粋にこの曲が大好き。ドラマを盛り上げつつ、僕らのことも知ってもらえる……、何だろ? 何ていうんだっけ?
エイロン:それ! 相乗効果になればいいなって。
古嶋:さっきからめっちゃ(言葉を)教えてもらってる(笑)。
宇原:全然意外じゃないですよ。
エイロン:前回は熱があったのかもしれない(笑)。
古嶋:普段からゴリゴリのド天然です。
宇原:なかなかの逸材ですよ。マンツーマンだと会話にならないし(笑)。
NOSUKE:余裕でグループ断トツの天然です。
古嶋:もう天然超えて宇宙人ですから(笑)。
田中:次に天然なのは巧光かな。
エイロン:(うれしそうに)ツートップですね。
石川:(巧光を)巻き添えにしたいんだな。
宇原:1位のエイロンがぶっちぎりすぎて、5周ぐらい先に行ってますけど。
古嶋:まだ完成してないんですけど、簡単な手振りみたいなのを作っていてこれはかわいいです。それこそTikTokとかでも流行りそうな動きにしたので、中高生とかカップル同士で踊って、それを投稿してもらえたらいいなって。それぐらいめっちゃ簡単でかわいい振り付けだし、ライヴとかでやったら僕らよりみんなのほうが上手くできるんじゃないかな。
宇原:ライヴ映えする曲だしね。これまでの楽曲はゴリゴリアップ、もしくはしっとりしたバラードの0−100しかなかったけど、「LOVE / HATE」はちょうど中間の曲。一緒に歌いやすいから、浸透していきそうな気がします。
石川:みんなで歌っている、ライヴのイメージが湧きますよね。
宇原:これからパフォーマンスも完成させるし、それ次第でかなり爆発する曲になると思いますよ。
NOSUKE:アルバム楽曲を全部やらせもらう予定で、「B.A.D」と「LOVE / HATE」も初出しします。なので、自分的には過去最高に気合いが入っていて、しかも初の単独ショーケースライヴですから、僕たちを初めて生で観る方々にも「『JET BOY』を拡散したい」って思ってもらえるようなステージにしたい。そうなるよう頑張ります!
古嶋:ジャンクションじゃないですか? このアルバムで次にどう進んでいくか決まる。
NOSUKE:ここから飛び立つって意味でエアラインでもあるかも。
古嶋:でも必ずいい方向に行く作品だと思います。
古嶋:絶対になります。というか、させるし、させたい。「これがTJBBだ」ってわかる、10人のすべてが詰まった内容になっていますから。
NOSUKE:「もうおなかいっぱいだよ」みたいな、和洋中全部味わえるアルバムってことですね。
陽:将来に向けての土台作りといいますか。アルバムをリリースしてチームとしても個人としても、大きくなるための足場をしっかり作り、そこにTEAM JETZも加わり一緒に飛んで行ければいいなって思います。なので、2025年は僕の中では土台固めの年。ここで何をするかで、今後の成長も決まっていくかなと。
蒼虎:2024年はそれぞれ新しく始めたことが多くて、みんな「もっと進化しよう」って気持ちが高まっていた年なんです。僕自身もアクロバットや新しいジャンルのダンスを始めたし、ほかのメンバーもラップを頑張ったりして、みんな向上心がどんどん高まっている。だから2025年はそこをさらに強化して、違うチームじゃないかって思われるぐらい進化して、パフォーマンス力や自分たちが押し出すものを強めていけたらいいなって思います。
Photography_塩崎亨
Text_若松正子
ALBUM Information
NOW ON SALE
【商品情報】
① 初回生産限定【MV盤】[CD+Blu-ray]AICL-4717〜4718 ¥5,900(税込)
② 初回生産限定【LIVE盤】[CD+ Blu-ray]AICL-4719〜4720 ¥5,900(税込)
③ 通常盤【CD】AICL-4721 ¥3,600(税込)
▼収録内容
[CD] ※全形態共通
01. B.A.D(Breaking All Destinations)
02. UNBREAKABLE
03. PARTY IN HERE
04. LOVE / HATE
05. WEEKEND
06. Jettin'
07. TEN
08. PHOTOGENIC
09. What Time Is It?
10. CITY LIGHT
11. RAGING BULL
12. Dancing In The Rain
13. BOYS -TJBB Anthem-
14. Banger
15. UNBREAKABLE (English Ver.)
[Blu-ray] ※初回生産限定【MV盤】のみ
01. B.A.D(Breaking All Destinations) - Music Video –
02. B.A.D(Breaking All Destinations) - Music Video Making Movie –
03. UNBREAKABLE - Music Video –
04. UNBREAKABLE - Music Video Making Movie –
05. UNBREAKABLE - Performance Video(Moving Ver.) –
06. What Time Is It? - Music Video –
07. What Time Is It? - Music Video Making Movie –
08. What Time Is It? - Performance Video(Moving Ver.) –
09. BOYS -TJBB Anthem- - Performance Video(Moving Ver.) –
10. TEN - Dance Performance Video –
11. PHOTOGENIC - Music Video –
12. PHOTOGENIC - Music Video Making Movie –
13. Jettin' - Music Video –
14. Jettin' - Music Video Making Movie –
15. Jettin' - Dance Performance Video –
[Blu-ray] ※初回生産限定【LIVE盤】のみ
『NEO EXILE SPECIAL LIVE』 2024.9.23 at 東京ガーデンシアター
01. Jettin'
02. PHOTOGENIC
03. TEN
04. What Time Is It?
05. WEEKEND
06. CITY LIGHT
07. BOYS -TJBB Anthem-
08. Banger
09. UNBREAKABLE
▼STREAMING & DOWNLOAD
『JET BOY』 https://tjbb.lnk.to/yYKZiQ
▼「B.A.D(Breaking All Destinations)」 Music Video
▼「LOVE / HATE」 Concept Video
ファーストアルバム『JET BOY』はどのようなイメージで制作されましたか?
古嶋滝(以下古嶋):等身大じゃないですか。
田中彰(以下田中):今作にはこれまで制作した曲すべてが収録され、自分たちの全部が詰め込まれています。タイトルの『JET BOY』も“等身大”を意味しているんですよ。
宇原雄飛(以下宇原):名刺がわりのアルバムですよね。

そんな今作を象徴するのは、リード曲の「B.A.D」。この曲をセレクトした決め手は?
宇原:これは(楽曲を制作した)T.Kuraさんと「ファーストシングル「Jettin'」とセカンドシングル「PHOTOGENIC」の“いいところ取り”をした曲がいいね」って話をして作ってもらった曲です。曲調は電子音とか衝撃音を使った“Phonk(フォンク)”というジャンルで僕たちもやったことがなく、チャレンジという形でしたが、音や質感がとにかくユニーク。自分たちにしかできない曲だなと思ったので、絶対これをやりたいと思いました。
では全員一致で決定?
一同:はい!
宇原:曲をいただいたとき、みんな「これだ!」って。

初ジャンルの曲はリアクションがわからないのでリスキーでもあります。でも、あえてそれをリード曲にするところがTJBBらしいですね。
古嶋:まさにそこが決め手。ボーイズグループがいっぱいある中で「あれ? このグループなんか違うな」って知ってもらう“TJBB差別化計画”といいますか。しかもPhonkはTikTokでも流れてくるトレンドでもあって流行りのジャンルなので、そこでバズってくれたら最高だなと思っています。
石川晃多(以下石川):でもレコーディングはとても大変で、過去一苦戦しました。デモの歌声が超絶上手すぎて、その方のニュアンスと自分の良さを合わせるのがとにかく難しかった。一回レコーディングを止めて休憩して、気持ちをリセットしてから改めてチャレンジしたんですよ。
宇原: “沼”っちゃうってやつね。一回、そこから抜け出さないと次にいけない。
特に意識したことは?
石川:息を止めるタイミングとか。そこまで全部が“歌”ですから、その細かいテクニックをどう表現するか意識しました。
宇原:僕は逆に今回のレコーディングは自信になりました。僕は歌パートがなくラッパーとして挑んだんですけど、自分が得意とする部分や曲とマッチするような歌い方の整合性が取れて最強のラップができた。スキルアップもすごく感じています。
宇原さんにラップのイメージはなかったので新鮮ですね。
宇原:僕もなかったです(笑)。なのに気付いたらもう…。
石川:2024年はめちゃめちゃ覚醒したよね。
古嶋:歌部分がどんどん少なくなって、僕らの間では“うはRAP”って呼ばれているんですよ。
宇原:それ、ネーミングがカッコ良くなくてあんまり広めたくない。ラップが下手な人みたいに聞こえる(笑)。
古嶋:ハマってるけど。
宇原:ハマってないよ!
一同:(爆笑)

エイロンさんはいかがでした?
エイロン:僕もファルセット部分を自分の得意な地声に変えたり、いろいろ試行錯誤しまして。息の使い方もT.Kuraさんにディレクションをしてもらって、すごく勉強になったし引き出しが増えた気がします。あとパフォーマーのラップも成長していて、7人もいるので一人ひとりの個性が孤立してきたなって思いました。
一同:孤立?
確立?
エイロン:それです(笑)。
古嶋:確かにみんなすごかった。
石川:陽とかすごいクレイジーなキャラを演じきっていたし。
エイロン:すごかったよね。
佐藤陽(以下陽):演じましたねぇ、今回は。ラストにちょっとクレイジーになるところがあるんですけど、そこで「裏声から地声に戻すチャレンジをしてみて」って言われたんです。ヴォーカルからしたら簡単だろうけど、僕的にはすごく難しいスキルでちょっと苦戦しましたけど、できるようになったら自分のパートがより好きになりました。新たなスキルゲットみたいな感じで気持ち良かったです。

パフォーマンスの注目ポイントは?
桑原巧光(以下桑原):今回はコレオグラファーのカズくん(KAZtheFIRE)とサビを一緒に作ったんですけど、この曲はリフレインがあったりとかプリコーラスのところで特徴的な音が入ってきたりとか「結構ハードル高いね」って話をしていまして。でもこういう個性的な曲を生かすも殺すも振り次第だよねってことでキャッチーにするところを作りつつ、スキルが見えて見栄えがするような振り、例えば全員でつま先を使って同じリズムを取りながら、上半身だけ変わっていくみたいな、そういう作り方をしました。結果、すごくいい振りになったと思うので、2025年はこの曲で勢いをつけてエンジンをかけていきたいです。
そう聞くとMVも楽しみになります。どんな仕上がりに?
桑原:すごいびっくりしたんですけど、ヴォーカルの踊りが超上手くなっています。特に雄飛が真ん中で踊るところはパフォーマーと遜色なくて驚いた。メンバー同士であんまり褒めすぎるのもアレだけど(笑)、本当にすごいなと。
宇原:うれしいです。

宇原さんのダンス力は公式YouTubeチャンネル【TJBB TUBE】「ポジションチェンジパフォーマンス PHOTOGENIC編」の動画でも拝見しました。田中さんのソロパートを担当していましたけど、見事に踊っていましたよね?
宇原:イヤなところを観ていますねぇ(笑)。
踊っても華があるなと思いましたが。
宇原:そんな褒めてくれます⁈ あれで?
田中:下手したら僕より良かった。
いや、そんなことはないです。
田中:ありがとうございます。(言わせて)すみません(笑)。
古嶋:それ待ちやん!
(笑) そのほかのMVの見どころは?
佐藤蒼虎(以下蒼虎):今回はシーンがたくさんあって、そのぶん全員の個性がより出ています。机を使ったダンスとか初挑戦の演出も多くて、世界観的にも曲のイメージとマッチしているので、楽しんで観てもらえるMVだと思います。
田中:セットで作られた空間じゃなく身近な場所、例えばビルのエレベーターとかでパフォーマンスしたのもすごくおもしろかった。エレベーターって普段は乗って移動するだけの空間じゃないですか。でも撮り方によってすごくカッコ良くなる。こういう見せ方もできるんだって撮影しているときも新鮮でした。

話は変わりまして、もうひとつの注目曲「LOVE / HATE」について。初のドラマタイアップ曲で「B.A.D」とはまったくタイプが違いますが、ちょっと際どい歌詞もあって聴いていてドキッとしました。
宇原:曲調は爽やか、かつリズミカル。そしておしゃれなんだけど、歌詞的には〈感じたいんでしょ〉とか攻めてるんですよね。でもそれを暑苦しくなく弾けたサウンド感で作っているところは、さすがだなぁって思いました。しかも歌いごたえもあって、シンガーにとっては最高の楽曲です。
石川:ドラマの主題歌ってことで、すごくキャッチーなところもいい。台本をちらっと見せていただいただいたんですけど、ドラマの世界観ともすごくマッチしているので、ドラマを観てくれた方にも受けがいいんじゃないかなと思っていて。自分たちを知ってもらえる、新たなきっかけを作れる曲だなと思いました。
エイロン:僕も純粋にこの曲が大好き。ドラマを盛り上げつつ、僕らのことも知ってもらえる……、何だろ? 何ていうんだっけ?
相乗効果?
エイロン:それ! 相乗効果になればいいなって。
古嶋:さっきからめっちゃ(言葉を)教えてもらってる(笑)。
エイロンさんって意外と天然ですか?
宇原:全然意外じゃないですよ。

前回のインタビューでは気付きませんでした。
エイロン:前回は熱があったのかもしれない(笑)。
古嶋:普段からゴリゴリのド天然です。
宇原:なかなかの逸材ですよ。マンツーマンだと会話にならないし(笑)。
NOSUKE:余裕でグループ断トツの天然です。
古嶋:もう天然超えて宇宙人ですから(笑)。
田中:次に天然なのは巧光かな。
エイロン:(うれしそうに)ツートップですね。
石川:(巧光を)巻き添えにしたいんだな。
宇原:1位のエイロンがぶっちぎりすぎて、5周ぐらい先に行ってますけど。
どこまで行くか今後が楽しみです(笑)。話を戻しますが、『LOVE/HATE』のパフォーマンスはどんな感じになりそうですか。
古嶋:まだ完成してないんですけど、簡単な手振りみたいなのを作っていてこれはかわいいです。それこそTikTokとかでも流行りそうな動きにしたので、中高生とかカップル同士で踊って、それを投稿してもらえたらいいなって。それぐらいめっちゃ簡単でかわいい振り付けだし、ライヴとかでやったら僕らよりみんなのほうが上手くできるんじゃないかな。
宇原:ライヴ映えする曲だしね。これまでの楽曲はゴリゴリアップ、もしくはしっとりしたバラードの0−100しかなかったけど、「LOVE / HATE」はちょうど中間の曲。一緒に歌いやすいから、浸透していきそうな気がします。
石川:みんなで歌っている、ライヴのイメージが湧きますよね。
宇原:これからパフォーマンスも完成させるし、それ次第でかなり爆発する曲になると思いますよ。

ライヴといえば、3月にはアルバムリリースを記念した、初の単独ショーケースライヴが開催されます。意気込みは?
NOSUKE:アルバム楽曲を全部やらせもらう予定で、「B.A.D」と「LOVE / HATE」も初出しします。なので、自分的には過去最高に気合いが入っていて、しかも初の単独ショーケースライヴですから、僕たちを初めて生で観る方々にも「『JET BOY』を拡散したい」って思ってもらえるようなステージにしたい。そうなるよう頑張ります!
いろんなアーティストさんが「ファーストアルバムは特別な存在」とおっしゃるんですが、振り返ったとき『JET BOY』はどんな立ち位置のアルバムになると思いますか?
古嶋:ジャンクションじゃないですか? このアルバムで次にどう進んでいくか決まる。
NOSUKE:ここから飛び立つって意味でエアラインでもあるかも。
古嶋:でも必ずいい方向に行く作品だと思います。
今後の起点になると。
古嶋:絶対になります。というか、させるし、させたい。「これがTJBBだ」ってわかる、10人のすべてが詰まった内容になっていますから。

確かに全部がメインディッシュみたいな濃い1枚です。
NOSUKE:「もうおなかいっぱいだよ」みたいな、和洋中全部味わえるアルバムってことですね。
2025年はそんな初アルバムが発売される記念すべき年でもありますが、一年の抱負を聞かせてもらえますか。
陽:将来に向けての土台作りといいますか。アルバムをリリースしてチームとしても個人としても、大きくなるための足場をしっかり作り、そこにTEAM JETZも加わり一緒に飛んで行ければいいなって思います。なので、2025年は僕の中では土台固めの年。ここで何をするかで、今後の成長も決まっていくかなと。
蒼虎:2024年はそれぞれ新しく始めたことが多くて、みんな「もっと進化しよう」って気持ちが高まっていた年なんです。僕自身もアクロバットや新しいジャンルのダンスを始めたし、ほかのメンバーもラップを頑張ったりして、みんな向上心がどんどん高まっている。だから2025年はそこをさらに強化して、違うチームじゃないかって思われるぐらい進化して、パフォーマンス力や自分たちが押し出すものを強めていけたらいいなって思います。

Photography_塩崎亨
Text_若松正子
※Information後にTHE JET BOY BANGERZ OFFICIAL FAN CLUB限定Interviewがございます。
ALBUM Information
『JET BOY』
NOW ON SALE
【商品情報】
① 初回生産限定【MV盤】[CD+Blu-ray]AICL-4717〜4718 ¥5,900(税込)
② 初回生産限定【LIVE盤】[CD+ Blu-ray]AICL-4719〜4720 ¥5,900(税込)
③ 通常盤【CD】AICL-4721 ¥3,600(税込)
▼収録内容
[CD] ※全形態共通
01. B.A.D(Breaking All Destinations)
02. UNBREAKABLE
03. PARTY IN HERE
04. LOVE / HATE
05. WEEKEND
06. Jettin'
07. TEN
08. PHOTOGENIC
09. What Time Is It?
10. CITY LIGHT
11. RAGING BULL
12. Dancing In The Rain
13. BOYS -TJBB Anthem-
14. Banger
15. UNBREAKABLE (English Ver.)
[Blu-ray] ※初回生産限定【MV盤】のみ
01. B.A.D(Breaking All Destinations) - Music Video –
02. B.A.D(Breaking All Destinations) - Music Video Making Movie –
03. UNBREAKABLE - Music Video –
04. UNBREAKABLE - Music Video Making Movie –
05. UNBREAKABLE - Performance Video(Moving Ver.) –
06. What Time Is It? - Music Video –
07. What Time Is It? - Music Video Making Movie –
08. What Time Is It? - Performance Video(Moving Ver.) –
09. BOYS -TJBB Anthem- - Performance Video(Moving Ver.) –
10. TEN - Dance Performance Video –
11. PHOTOGENIC - Music Video –
12. PHOTOGENIC - Music Video Making Movie –
13. Jettin' - Music Video –
14. Jettin' - Music Video Making Movie –
15. Jettin' - Dance Performance Video –
[Blu-ray] ※初回生産限定【LIVE盤】のみ
『NEO EXILE SPECIAL LIVE』 2024.9.23 at 東京ガーデンシアター
01. Jettin'
02. PHOTOGENIC
03. TEN
04. What Time Is It?
05. WEEKEND
06. CITY LIGHT
07. BOYS -TJBB Anthem-
08. Banger
09. UNBREAKABLE
▼STREAMING & DOWNLOAD
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▼「LOVE / HATE」 Concept Video
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