1月11日(土)より放送開始のTVアニメ『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』の先行上映会およびトークショーが、12月17日に東京・新宿ピカデリーにて開催された。トークショーにはユーク役の峯田大夢、マリナ役の伊南羽桜、シルク役の川井田夏海、レイン役の稗田寧々、バリー役の世界(EXILE/FANTASTICS)、キャメラット君役の田村真佑(乃木坂46)および、オープニング主題歌を担当したアーティストの零、エンディング主題歌を歌う田中有紀が登壇した。
この日の司会を務めたのは、“アニメオタク兼日本テレビアナウンサー”の伊藤遼。来場者にSNSでの盛り上げをお願いする際に「ネタバレのない範囲でお願いします」と告げると、同じくアニメ好きの世界が「難しいお願いをしています」と続ける。伊藤アナウンサーが、「世界さん、“ネタバレのない範囲で”って絶妙に難しいですよね」と尋ねつつ、「でもそれができるのが(ファンの)皆さんかなと思いますので、よろしくお願いします」と再度お願いをするなど、終始アニメ好きのふたりが共鳴しながらのイベント進行となった。
この日、Aランクパーティ・サンダーパイクから唯一の参加となった世界。お気に入りのキャラクターを聞かれると、パーティメイトのジェミーを挙げる。「ジェミーはパーティメンバーなんですけど、ツンデレの部分が見えて。サンダーパイクは基本的には嫌なやつなんですけど、その中でも“あれ?”って思える感じが好き」と熱弁する。隣で頷きながら聞いていた零は、MCから「零さんもジェミーが気になっているんじゃないかという情報があるんですが」と話を振られ、「そうですね。原作でもいいキャラになっていくんですよね。“あれ?”ってところが見えてくる。期待したいです」と賛同した。
オープニング主題歌「Enter」に込めた想いを聞かれた零は「大前提として、作品へのリスペクトをとにかく込めたかった」と言い、作品を読み込んだうえで、「最終的には自分の解釈になってしまいますけど、ユークだったらどう思うかなとかクローバーのみんなだったらどう思うかなと考えた」「作品中のセリフやワードからインスピレーションを受けたりしながら歌詞に落とし込んでいった」と語る。さらに「明るいところだけを描きたくはなかったので、いろんな困難だったり……サンダーパイクっていう存在や過去があるじゃないですか」と言うと、世界が「サンダーパイクのことも思ってくれたの?」と目を輝かせる。すると零は「ユークの気持ち的には、(サンダーパイクの面々と関わる中で)嫌な経験をしたわけじゃないですか?(笑) でもそういうところも超えて、今があるっていう意味を込めたり」と説明。伊藤アナウンサーが「まさに作品への愛が詰まった作品になっているわけですね」と感心していると、「僕自身もゲームや漫画、アニメ……そういういろんな作品のファンだったりするので、そういうところは大事にしたいなと思って作らせていただきました」と自身もアニメや漫画好きだからこそのこだわりであることを話す。さらにアニメでは流れない2番以降について、アニメの製作サイドから「2番以降はあまり作品のことは気にしなくていいよ」と言われたとのことだったが、「どうしてもできなくて。やっぱり自分とも重ねながらも、ユークのフィルターを通して書かせてもらいました」と、隅々まで作品へのリスペクトで埋め尽くしたことを明かした。
後半にはアフレコの裏側をキャストの面々が明かすコーナーが。川井田が“充実のケータリング”として、「私たちはこれを食べに現場に行ってたんじゃないかっていうぐらい、あまりにも充実していて。パンがあったり、プリンがあったり、コーヒーがあったり……」と回想する。そして「世界さんが現場にいらっしゃったんです」と言い出すと、世界が「僕は収録は行ってないんですけど、現場には行ったんです」と加える。キョトンとする観客に向けて、世界はコーヒーの差し入れをするために現場に行っていたと説明する。峯田が「みんな、(世界が差し入れするコーヒーのおいしさを)覚えちゃって」と言うと、川井田も「ないと、『今日、世界さんいないんだ……』みたいな感じに」と続け、いかに世界の差し入れが現場で喜ばれていたかを伝えた。コーヒーの差し入れについて世界は、「現場が和めばいいんですよ。あと自分が飲みたいので」と言いつつ、そのきっかけを「ほかの大陸からこの現場に入ってるので、みんなと会話するきっかけがないんですよ。だから何か仲良くなるきっかけないかなと思って、コーヒーを差し入れしたら、スタッフさんも含めてみんなが『おいしい、おいしい』って言ってくれたので」と、声優として参加することへのひとつの不安解消方法でもあったことを明かした。
この日は第1、2話の上映ということで、第3話以降の見どころを挙げることに。田村が「ユークとサイモンの戦い」と回答し「サンダーパイクがいる中で言うのはアレなんですけど、本当にサイモンは嫌なやつで。この先、直接戦うことがあるのか、ユークはサンダーパイクのメンバーを正しい道へ向かわせることができるのかというのも、今後楽しみにしていただきたい」と期待を煽る。すると世界が「僕らとしては、ユークは裏切り者というか、お荷物というか」と言い出し、思わず峯田を焚き付けあわやケンカへ!? という空気となるも、世界が「まぁケンカするのはサイモンなので。バリーは『いいんじゃねぇの?』って言うタイプなので」と収束させた。これを受け、峯田は「このふたりの関係性がどうなっていくのか。みんなが想像している以上の展開になったり、ユークがサイモンに対して想像していない感情が湧いて出てきたりする。あとは、サイモン像とユーク像の対比も楽しみにしてもらえたらと思っています」と期待を寄せた。
マスコミ向けのフォトセッションが行われている間、「オタクとしてはこういう時間も楽しみなんですよね」と話しながら時間をつないだ伊藤アナウンサーに対して、世界が「神MCありがとうございました」と賛辞を贈り、イベントは締めの挨拶へ。零は「いち大ファンとして僕もこの作品を楽しみながら皆さんと一緒に応援していけたら……というか、もう皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思いますので、これからも『エパリダ』をどうぞよろしくお願いします」とコメント。世界は「今日の会見を見ていただいたらわかるように、すごく仲のいいチームだと僕は思っています。スタッフさんも含めて、仲良くこの『エパリダ』という作品を作って、参加させていただけたことをまず僕は光栄に思いますし、またこういう盛り上げの場があるなら次はサンダーパイクからも仲間を連れて出て来られるようにしたいなって(笑)。僕も放送をリアルタイムで盛り上げていきたいと思っていますので、ぜひぜひ楽しみにしていてください」とキャストの面々からの茶茶を受け止めながらもメッセージを送る。最後に峯田が「改めてこういった場に立つと、本当に運が良かったなって思います。素敵な座組、スタッフさん、そして見に来てくださる皆さんと出会ったことも本当に運が良かったなって、今しみじみと感じながら挨拶をさせてもらっています」と感動しながら、「仲間の大切さとか学ぶことの楽しさを教えてくれる作品だと思いますし、いろんな人の熱量やリスペクトが事細かに描かれている作品です。皆さんも一緒に、パーティの仲間として信じられないくらい盛り上げていけたらと思っています。本放送をご期待ください!」と熱弁し、イベントを締めくくった。
ANIME information
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』
日本テレビ系30局&BS日テレにて2025年1月11日(土)より順次放送開始!
原作/右薙光介
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(講談社「Kラノベブックス」刊)
キャラクター原案/すーぱーぞんび
監督/小野勝巳
シリーズ構成・脚本/筆安一幸
キャラクターデザイン/山崎正和
オープニング主題歌:「Enter」零
エンディング主題歌:「Treasure Chest」田中有紀
アニメーション制作/BN Pictures
https://arank-party-ridatsu-official.com
キャスト/
ユーク:峯田大夢
マリナ:伊南羽桜
シルク:川井田夏海
レイン:稗田寧々
サイモン:中島ヨシキ
ジェミー:M・A・O
バリー:世界(EXILE/FANTASTICS)
カミラ:南條愛乃
ベンウッド:小山剛志
ママル:金元寿子
サーガ:日野聡
キャメラット君:田村真佑(乃木坂46)
photography_塩崎亨
text_小林千絵
この日の司会を務めたのは、“アニメオタク兼日本テレビアナウンサー”の伊藤遼。来場者にSNSでの盛り上げをお願いする際に「ネタバレのない範囲でお願いします」と告げると、同じくアニメ好きの世界が「難しいお願いをしています」と続ける。伊藤アナウンサーが、「世界さん、“ネタバレのない範囲で”って絶妙に難しいですよね」と尋ねつつ、「でもそれができるのが(ファンの)皆さんかなと思いますので、よろしくお願いします」と再度お願いをするなど、終始アニメ好きのふたりが共鳴しながらのイベント進行となった。
この日、Aランクパーティ・サンダーパイクから唯一の参加となった世界。お気に入りのキャラクターを聞かれると、パーティメイトのジェミーを挙げる。「ジェミーはパーティメンバーなんですけど、ツンデレの部分が見えて。サンダーパイクは基本的には嫌なやつなんですけど、その中でも“あれ?”って思える感じが好き」と熱弁する。隣で頷きながら聞いていた零は、MCから「零さんもジェミーが気になっているんじゃないかという情報があるんですが」と話を振られ、「そうですね。原作でもいいキャラになっていくんですよね。“あれ?”ってところが見えてくる。期待したいです」と賛同した。
オープニング主題歌「Enter」に込めた想いを聞かれた零は「大前提として、作品へのリスペクトをとにかく込めたかった」と言い、作品を読み込んだうえで、「最終的には自分の解釈になってしまいますけど、ユークだったらどう思うかなとかクローバーのみんなだったらどう思うかなと考えた」「作品中のセリフやワードからインスピレーションを受けたりしながら歌詞に落とし込んでいった」と語る。さらに「明るいところだけを描きたくはなかったので、いろんな困難だったり……サンダーパイクっていう存在や過去があるじゃないですか」と言うと、世界が「サンダーパイクのことも思ってくれたの?」と目を輝かせる。すると零は「ユークの気持ち的には、(サンダーパイクの面々と関わる中で)嫌な経験をしたわけじゃないですか?(笑) でもそういうところも超えて、今があるっていう意味を込めたり」と説明。伊藤アナウンサーが「まさに作品への愛が詰まった作品になっているわけですね」と感心していると、「僕自身もゲームや漫画、アニメ……そういういろんな作品のファンだったりするので、そういうところは大事にしたいなと思って作らせていただきました」と自身もアニメや漫画好きだからこそのこだわりであることを話す。さらにアニメでは流れない2番以降について、アニメの製作サイドから「2番以降はあまり作品のことは気にしなくていいよ」と言われたとのことだったが、「どうしてもできなくて。やっぱり自分とも重ねながらも、ユークのフィルターを通して書かせてもらいました」と、隅々まで作品へのリスペクトで埋め尽くしたことを明かした。
後半にはアフレコの裏側をキャストの面々が明かすコーナーが。川井田が“充実のケータリング”として、「私たちはこれを食べに現場に行ってたんじゃないかっていうぐらい、あまりにも充実していて。パンがあったり、プリンがあったり、コーヒーがあったり……」と回想する。そして「世界さんが現場にいらっしゃったんです」と言い出すと、世界が「僕は収録は行ってないんですけど、現場には行ったんです」と加える。キョトンとする観客に向けて、世界はコーヒーの差し入れをするために現場に行っていたと説明する。峯田が「みんな、(世界が差し入れするコーヒーのおいしさを)覚えちゃって」と言うと、川井田も「ないと、『今日、世界さんいないんだ……』みたいな感じに」と続け、いかに世界の差し入れが現場で喜ばれていたかを伝えた。コーヒーの差し入れについて世界は、「現場が和めばいいんですよ。あと自分が飲みたいので」と言いつつ、そのきっかけを「ほかの大陸からこの現場に入ってるので、みんなと会話するきっかけがないんですよ。だから何か仲良くなるきっかけないかなと思って、コーヒーを差し入れしたら、スタッフさんも含めてみんなが『おいしい、おいしい』って言ってくれたので」と、声優として参加することへのひとつの不安解消方法でもあったことを明かした。
この日は第1、2話の上映ということで、第3話以降の見どころを挙げることに。田村が「ユークとサイモンの戦い」と回答し「サンダーパイクがいる中で言うのはアレなんですけど、本当にサイモンは嫌なやつで。この先、直接戦うことがあるのか、ユークはサンダーパイクのメンバーを正しい道へ向かわせることができるのかというのも、今後楽しみにしていただきたい」と期待を煽る。すると世界が「僕らとしては、ユークは裏切り者というか、お荷物というか」と言い出し、思わず峯田を焚き付けあわやケンカへ!? という空気となるも、世界が「まぁケンカするのはサイモンなので。バリーは『いいんじゃねぇの?』って言うタイプなので」と収束させた。これを受け、峯田は「このふたりの関係性がどうなっていくのか。みんなが想像している以上の展開になったり、ユークがサイモンに対して想像していない感情が湧いて出てきたりする。あとは、サイモン像とユーク像の対比も楽しみにしてもらえたらと思っています」と期待を寄せた。
マスコミ向けのフォトセッションが行われている間、「オタクとしてはこういう時間も楽しみなんですよね」と話しながら時間をつないだ伊藤アナウンサーに対して、世界が「神MCありがとうございました」と賛辞を贈り、イベントは締めの挨拶へ。零は「いち大ファンとして僕もこの作品を楽しみながら皆さんと一緒に応援していけたら……というか、もう皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思いますので、これからも『エパリダ』をどうぞよろしくお願いします」とコメント。世界は「今日の会見を見ていただいたらわかるように、すごく仲のいいチームだと僕は思っています。スタッフさんも含めて、仲良くこの『エパリダ』という作品を作って、参加させていただけたことをまず僕は光栄に思いますし、またこういう盛り上げの場があるなら次はサンダーパイクからも仲間を連れて出て来られるようにしたいなって(笑)。僕も放送をリアルタイムで盛り上げていきたいと思っていますので、ぜひぜひ楽しみにしていてください」とキャストの面々からの茶茶を受け止めながらもメッセージを送る。最後に峯田が「改めてこういった場に立つと、本当に運が良かったなって思います。素敵な座組、スタッフさん、そして見に来てくださる皆さんと出会ったことも本当に運が良かったなって、今しみじみと感じながら挨拶をさせてもらっています」と感動しながら、「仲間の大切さとか学ぶことの楽しさを教えてくれる作品だと思いますし、いろんな人の熱量やリスペクトが事細かに描かれている作品です。皆さんも一緒に、パーティの仲間として信じられないくらい盛り上げていけたらと思っています。本放送をご期待ください!」と熱弁し、イベントを締めくくった。
ANIME information
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』
日本テレビ系30局&BS日テレにて2025年1月11日(土)より順次放送開始!
原作/右薙光介
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(講談社「Kラノベブックス」刊)
キャラクター原案/すーぱーぞんび
監督/小野勝巳
シリーズ構成・脚本/筆安一幸
キャラクターデザイン/山崎正和
オープニング主題歌:「Enter」零
エンディング主題歌:「Treasure Chest」田中有紀
アニメーション制作/BN Pictures
https://arank-party-ridatsu-official.com
キャスト/
ユーク:峯田大夢
マリナ:伊南羽桜
シルク:川井田夏海
レイン:稗田寧々
サイモン:中島ヨシキ
ジェミー:M・A・O
バリー:世界(EXILE/FANTASTICS)
カミラ:南條愛乃
ベンウッド:小山剛志
ママル:金元寿子
サーガ:日野聡
キャメラット君:田村真佑(乃木坂46)
photography_塩崎亨
text_小林千絵