三代目 J SOUL BROTHERSの初のエキシビション『三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"』が、12月7日に東京・六本木ミュージアムにて開幕した。前日にはプレス内覧会が行われ、メンバー全員が登壇する記者発表会が開催された。ここでは、そのイベントの様子をお届けします。
三代目 J SOUL BROTHERS初のエキシビション『三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"』が六本木ミュージアムにて開催されている。“旅”をテーマにMATEとともに過去から現在、そして未来へと続く軌跡をたどる展覧会となっており、場内にはライヴで使用した資料の展示や巨大スクリーンによるトークセッション映像の上映、またメンバーのこだわりが詰まった個人ブースなどが用意されている。
開幕前日の12月6日にはメンバー登壇の記者発表会が行われた。発表会の前には会場を回ったという7人。「懐かしいね」「こんなことあったね」などと言い合いながら楽しんだという。発表会は「DEPARTURES」と書かれたエントランスにて行われ、メンバーがそれぞれ個人ブースについて説明した。
NAOTO:ブース内にVR機器を設置させていただいていまして。それぞれのブースで、VR機器とヘッドホンを身につけていただくと、自分(NAOTO)が現れてダンスをするというブースになっています。ダンスをやっている身としては、VRを一度やってみたかったので、すごく貴重な機会になりました。
ØMI:これ、さっき体験したんですけど、すごいですね!
NAOTO:すごいよね。
ØMI:“どんな顔するかな”と思って覗き込んで見たんです。15年、隣で踊っているけど、このアングルでは見たことないから。
NAOTO:覗き込まないで!(笑) でもライヴだと席が決まっているので、見る角度は席によって決まってしまう。だけどここでは自分の見たい角度で見たい方向を見られる。今ØMIが言ってくれたみたいに、下から覗き込むこともできるので。その姿をほかの人に見られないように個室ブースになっています(笑)。
小林直己(以下小林):これまで見せてきた部分と、まだ見せていなかった部分……たとえば舞台裏であったり休日だったりを、3枚の大型ビジョンと30枚を超える写真で表現しています。中に入って体験していただけると「こんなことをしているんだな」というのがわかると思います。バーベキューのときに持って行ったギターや映画で使った刀なども飾っています。
NAOTO:ギターと刀って……“ギター侍”じゃん(笑)。でもギターと刀って、直己さんを物語っていますね。
小林:ビジョンでは、川辺で読書している姿や、部屋で紅茶を楽しんでる姿、ライヴ前の楽屋での姿の3種類の様子を30分カメラ回しっぱなしで撮った映像が流れていますので、いつ来ても違う姿が見られると思います。
NAOTO:ここにある銀のやつは何ですか?
小林:紅茶の缶です。おすすめの茶葉が入っています。
NAOTO:試飲できるんですか?
小林:試飲はできないですが、香りを嗅ぐことができます。
ELLY:僕はゲームセンターを作ってみました。僕のMusic Videoが流れていたり、CLの映像が流れていたり。そして真ん中にはプリクラが。
山下健二郎(以下山下):さっきみんなでプリクラを撮りました。
ELLY:そのプリクラもどこかに飾られると思うので、ぜひ見てほしいなと思います。というか、7人でプリクラ撮ったの初めてじゃない? この年にして初めてのプリクラです(笑)。僕も私物を置くコーナーがあって。今は「ドラゴンボール」のフィギュアとか、十数年前に7人に書いてもらったサインが置いてあるのですが、そういう僕の大事にしているものをどんどん置いていこうと思っています。
ELLY:はい、ØMIさんの昔のサインが見られます。
ØMI:そんなに貴重じゃないので(笑)。でも懐かしいなという感じはしましたね。
ELLY:ファンの方々は喜んでくれるんじゃないかなと思います。
山下:憧れのガレージライフ、男の子が好きなものをいっぱい集めてひとつの部屋にしたっていう感じです。ヴィンテージのプラモデルだったり、オリジナルのピンボールだったりが並んでいます。この“JSB3 CLASS”バージョンのピンボールは実際に遊べますので、来ていただいた方にはぜひ触れてもらいたいです。あと、置いてある机などは今回のために僕がDIYで作ったもの。3ヵ月の展示が終わったら、1名に抽選でプレゼントしようと思っています。目玉はバイク。ハンターカブなんですけど、昔のハーレーをモチーフに自分でレストアした自分のバイクです。こちらもぜひ見ていただきたいなと思っています。
ELLY:そのバイクもプレゼントということで?(笑)
山下:せめてオークションで、っていやいやいや!(笑)
今市隆二(以下今市):さっきピンボールやらせてもらったんですけど、没頭しちゃいました。
山下:はい。でもバイクは絶対に触らないでください(笑)。
岩田剛典(以下岩田):僕は真っ白な空間をプロデュースさせていただきました。タイトルもそのまま……「白の部屋」でございます。“ブースという考え方をそもそも忘れよう”ということがコンセプト。お客さんも体験型で、アート作品をゼロから作っていく過程も含めて楽しんでいただくというものにしました。展示会は1期2期3期と3ターンありますので、まず1期はこの真っ白な状態……真っ白なキャンパスだと思っていただければと思っているのですが、その状態を楽しんでいただいて。会期中に僕が会場に足を運んでちょっとずつ描いていくので、変化していくさまも2期3期と楽しんでいただけるような内容になっています。それと、自分も初の試みとして、3Dプリンタで巨大石膏像を作りまして。等身大どころか、巨大な顔面が、空間のど真ん中に置いてあります。フォトスポットもいくつかありまして。微調整を繰り返して、ギリギリまで改良しましたので、皆さん思い思いに写真に残していただければと思います。
岩田:ざっくりはありますが、それを言うと楽しみがなくなってしまうと思うので、そこはあえて秘密にしようかなと。とりあえず、2期、3期とタイトルも変わっていく予定です。
ELLY:加えないほうがいいって……(笑)。
山下:はい、NGが出ました。
NAOTO:岩田先生の作品なので。
岩田:さっき、石膏像の額に「肉」って書くって言われたので……(笑)。
今市:三代目J SOUL BROTHERSのヴォーカルとともにソロアーティストとしても活動させていただいているので、そのアーティスト活動をギュッと閉じ込めた部屋になっています。自分のメンバーカラーが赤なので、空間も赤にして。自分が自宅で使っているヴィンテージのピアノや、自分の師匠からいただいたギターなどを展示しています。あとはデビュー当時から実際にレコーディングのときに使っていた歌詞カードも捨てずにとっておいたので、それも。そのときに感じたことが書いてあるのですが、今見ると「何でこんなことを書いたんだろう」って思う解読できないくらいのメモが入っていたりして。世の中に出ていない曲や歌詞もあるので、そこも楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
NAOTO:見返して恥ずかしいやつとかはさすがにない?
今市:「上手い」と「旨い」みたい文字が並んでいて、正解に丸をしているのがあって。まったく記憶にもないし、あれは何だったんだろうって思います(笑)。
ØMI:僕の部屋は一見シンプルなのですが、置いてあるブラックライトで照らしていただくと、今まで自分が作詞を手がけた曲の歌詞や、自分の身体に入っているタトゥーが映し出されるという内容になっています。真ん中にはシンボルの月が、映像として映し出されているのですが、これは15分かけて満月になるように徐々に形が変化していきます。あとは、空間の香りもデザインさせていただきました。
ØMI:はい、ソロの楽曲やファンの皆さんに向けたメッセージソングの歌詞を、今回の展示用に描きました。ぜひブラックライトで照らして読んでいただけたらと思います。
小林:このブースは世界観がすごいですよね。そぎ落とされていて。
ØMI:いや、でも今みんなのブースを見て、僕ももうちょっと何かすれば良かったかなと思いました(笑)。
NAOTO:今日初めて、みんなが何をやっているのかを知ったんです。なんとなくは聞いていたけど。
今市:個性が爆発していますよね。
ØMI:こんなに違うんだと思いました。
NAOTO:三代目 J SOUL BROTHERSは今15年目。このグループが歩んできた、旅のような時間は、もちろんMATEの皆さんと歩んできたわけですが、今回の展示では、この15年間の軌跡を、いろんなことを思い出しながら振り返っていただき、そしてこれからの旅もともにしていきましょう、というメッセージが込められています。ぜひ楽しんでいただけたらと思っています。
information
『三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"』
2024/12/7(土)〜2025/3/16(日) 東京・六本木ミュージアム
※2024/12/31〜2025/1/2は休館日
第1期 2024/12/7(土)〜2025/1/10(金)
第2期 2025/1/11(土)〜2025/2/14(金)
第3期 2025/2/15(土)〜2025/3/16(日)
https://jsb3class.jp/s/classhp/
photography_松原裕之
text_小林千絵
三代目 J SOUL BROTHERS初のエキシビション『三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"』が六本木ミュージアムにて開催されている。“旅”をテーマにMATEとともに過去から現在、そして未来へと続く軌跡をたどる展覧会となっており、場内にはライヴで使用した資料の展示や巨大スクリーンによるトークセッション映像の上映、またメンバーのこだわりが詰まった個人ブースなどが用意されている。
開幕前日の12月6日にはメンバー登壇の記者発表会が行われた。発表会の前には会場を回ったという7人。「懐かしいね」「こんなことあったね」などと言い合いながら楽しんだという。発表会は「DEPARTURES」と書かれたエントランスにて行われ、メンバーがそれぞれ個人ブースについて説明した。
【それぞれの個性を活かした個人ブースについて】
■NAOTO「THIS IS MY HISTORY」
NAOTO:ブース内にVR機器を設置させていただいていまして。それぞれのブースで、VR機器とヘッドホンを身につけていただくと、自分(NAOTO)が現れてダンスをするというブースになっています。ダンスをやっている身としては、VRを一度やってみたかったので、すごく貴重な機会になりました。
ØMI:これ、さっき体験したんですけど、すごいですね!
NAOTO:すごいよね。
ØMI:“どんな顔するかな”と思って覗き込んで見たんです。15年、隣で踊っているけど、このアングルでは見たことないから。
NAOTO:覗き込まないで!(笑) でもライヴだと席が決まっているので、見る角度は席によって決まってしまう。だけどここでは自分の見たい角度で見たい方向を見られる。今ØMIが言ってくれたみたいに、下から覗き込むこともできるので。その姿をほかの人に見られないように個室ブースになっています(笑)。
■小林直己「My Time Our Time」
小林直己(以下小林):これまで見せてきた部分と、まだ見せていなかった部分……たとえば舞台裏であったり休日だったりを、3枚の大型ビジョンと30枚を超える写真で表現しています。中に入って体験していただけると「こんなことをしているんだな」というのがわかると思います。バーベキューのときに持って行ったギターや映画で使った刀なども飾っています。
NAOTO:ギターと刀って……“ギター侍”じゃん(笑)。でもギターと刀って、直己さんを物語っていますね。
小林:ビジョンでは、川辺で読書している姿や、部屋で紅茶を楽しんでる姿、ライヴ前の楽屋での姿の3種類の様子を30分カメラ回しっぱなしで撮った映像が流れていますので、いつ来ても違う姿が見られると思います。
NAOTO:ここにある銀のやつは何ですか?
小林:紅茶の缶です。おすすめの茶葉が入っています。
NAOTO:試飲できるんですか?
小林:試飲はできないですが、香りを嗅ぐことができます。
■ELLY「NEO TOKYO GAMECENTER」
ELLY:僕はゲームセンターを作ってみました。僕のMusic Videoが流れていたり、CLの映像が流れていたり。そして真ん中にはプリクラが。
山下健二郎(以下山下):さっきみんなでプリクラを撮りました。
ELLY:そのプリクラもどこかに飾られると思うので、ぜひ見てほしいなと思います。というか、7人でプリクラ撮ったの初めてじゃない? この年にして初めてのプリクラです(笑)。僕も私物を置くコーナーがあって。今は「ドラゴンボール」のフィギュアとか、十数年前に7人に書いてもらったサインが置いてあるのですが、そういう僕の大事にしているものをどんどん置いていこうと思っています。
昔のサインは、今との違いも楽しめそうですね。
ELLY:はい、ØMIさんの昔のサインが見られます。
ØMI:そんなに貴重じゃないので(笑)。でも懐かしいなという感じはしましたね。
ELLY:ファンの方々は喜んでくれるんじゃないかなと思います。
■山下健二郎「ROPPONGI BASE」
山下:憧れのガレージライフ、男の子が好きなものをいっぱい集めてひとつの部屋にしたっていう感じです。ヴィンテージのプラモデルだったり、オリジナルのピンボールだったりが並んでいます。この“JSB3 CLASS”バージョンのピンボールは実際に遊べますので、来ていただいた方にはぜひ触れてもらいたいです。あと、置いてある机などは今回のために僕がDIYで作ったもの。3ヵ月の展示が終わったら、1名に抽選でプレゼントしようと思っています。目玉はバイク。ハンターカブなんですけど、昔のハーレーをモチーフに自分でレストアした自分のバイクです。こちらもぜひ見ていただきたいなと思っています。
ELLY:そのバイクもプレゼントということで?(笑)
山下:せめてオークションで、っていやいやいや!(笑)
今市隆二(以下今市):さっきピンボールやらせてもらったんですけど、没頭しちゃいました。
ピンボールは来場者の方も実際に触っていいんですよね?
山下:はい。でもバイクは絶対に触らないでください(笑)。
■岩田剛典「白の部屋」
岩田剛典(以下岩田):僕は真っ白な空間をプロデュースさせていただきました。タイトルもそのまま……「白の部屋」でございます。“ブースという考え方をそもそも忘れよう”ということがコンセプト。お客さんも体験型で、アート作品をゼロから作っていく過程も含めて楽しんでいただくというものにしました。展示会は1期2期3期と3ターンありますので、まず1期はこの真っ白な状態……真っ白なキャンパスだと思っていただければと思っているのですが、その状態を楽しんでいただいて。会期中に僕が会場に足を運んでちょっとずつ描いていくので、変化していくさまも2期3期と楽しんでいただけるような内容になっています。それと、自分も初の試みとして、3Dプリンタで巨大石膏像を作りまして。等身大どころか、巨大な顔面が、空間のど真ん中に置いてあります。フォトスポットもいくつかありまして。微調整を繰り返して、ギリギリまで改良しましたので、皆さん思い思いに写真に残していただければと思います。
岩田さんの中で、完成のイメージはあるのでしょうか?
岩田:ざっくりはありますが、それを言うと楽しみがなくなってしまうと思うので、そこはあえて秘密にしようかなと。とりあえず、2期、3期とタイトルも変わっていく予定です。
その変化の過程にメンバーの皆さんは加わらないのでしょうか?
ELLY:加えないほうがいいって……(笑)。
山下:はい、NGが出ました。
NAOTO:岩田先生の作品なので。
岩田:さっき、石膏像の額に「肉」って書くって言われたので……(笑)。
■今市隆二「Resonance of Red」
今市:三代目J SOUL BROTHERSのヴォーカルとともにソロアーティストとしても活動させていただいているので、そのアーティスト活動をギュッと閉じ込めた部屋になっています。自分のメンバーカラーが赤なので、空間も赤にして。自分が自宅で使っているヴィンテージのピアノや、自分の師匠からいただいたギターなどを展示しています。あとはデビュー当時から実際にレコーディングのときに使っていた歌詞カードも捨てずにとっておいたので、それも。そのときに感じたことが書いてあるのですが、今見ると「何でこんなことを書いたんだろう」って思う解読できないくらいのメモが入っていたりして。世の中に出ていない曲や歌詞もあるので、そこも楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
NAOTO:見返して恥ずかしいやつとかはさすがにない?
今市:「上手い」と「旨い」みたい文字が並んでいて、正解に丸をしているのがあって。まったく記憶にもないし、あれは何だったんだろうって思います(笑)。
■ØMI「Moonlit Room」
ØMI:僕の部屋は一見シンプルなのですが、置いてあるブラックライトで照らしていただくと、今まで自分が作詞を手がけた曲の歌詞や、自分の身体に入っているタトゥーが映し出されるという内容になっています。真ん中にはシンボルの月が、映像として映し出されているのですが、これは15分かけて満月になるように徐々に形が変化していきます。あとは、空間の香りもデザインさせていただきました。
映し出される歌詞は、今回のために実際に描いたものだそうですね。
ØMI:はい、ソロの楽曲やファンの皆さんに向けたメッセージソングの歌詞を、今回の展示用に描きました。ぜひブラックライトで照らして読んでいただけたらと思います。
小林:このブースは世界観がすごいですよね。そぎ落とされていて。
ØMI:いや、でも今みんなのブースを見て、僕ももうちょっと何かすれば良かったかなと思いました(笑)。
NAOTO:今日初めて、みんなが何をやっているのかを知ったんです。なんとなくは聞いていたけど。
今市:個性が爆発していますよね。
ØMI:こんなに違うんだと思いました。
【今回の展覧会の見どころについて】
NAOTO:三代目 J SOUL BROTHERSは今15年目。このグループが歩んできた、旅のような時間は、もちろんMATEの皆さんと歩んできたわけですが、今回の展示では、この15年間の軌跡を、いろんなことを思い出しながら振り返っていただき、そしてこれからの旅もともにしていきましょう、というメッセージが込められています。ぜひ楽しんでいただけたらと思っています。
information
『三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"』
2024/12/7(土)〜2025/3/16(日) 東京・六本木ミュージアム
※2024/12/31〜2025/1/2は休館日
第1期 2024/12/7(土)〜2025/1/10(金)
第2期 2025/1/11(土)〜2025/2/14(金)
第3期 2025/2/15(土)〜2025/3/16(日)
https://jsb3class.jp/s/classhp/
photography_松原裕之
text_小林千絵