2024.12.11

オドル野菜プロジェクト2024 in南大隅町

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今年も大盛況のうちに幕を閉じた『オドル野菜プロジェクト2024 in 南大隅町』。種まきから収穫、そして笑顔あふれる収穫祭まで、3年目を迎えたこの特別な取り組みの模様をたっぷりとレポート! 自然と触れ合い、地域が一体となった感動の瞬間をお届けします。

子どもたちの笑顔が咲く種まきイベント



子どもたちに農業と食の大切さを伝える取り組みとしてスタートした『オドル野菜プロジェクト』。今年で3年目を迎えた『オドル野菜プロジェクト2024 in 南大隅町』では、根占川北の圃場で町内の児童40名とともに枝豆とトウモロコシの種まきを行った。
ÜSAは子どもたちに「野菜が元気に育つために、みんなのパワーを集めてオドってエネルギーを送りましょう!」と呼びかけ、保護者たちも巻き込みながら、笑顔が絶えない楽しい時間を過ごした。種まきを終えたあと、ÜSAは「畑や土に直接触れ、作物を育てることで、食への感謝の気持ちやその美味しさを知ってほしい」と話す。さらに、「この経験を通じて、子どもたちが地元や農作物への愛着を持ち、その大切さを実感してくれたらうれしい」と熱い想いを語った。プロジェクトを通じて、子どもたちは農業の楽しさだけでなく、食への感謝や地元への愛着を感じる貴重な時間を過ごすことができた。未来を担う世代に向けたこの取り組みが、これからも地域に笑顔と活力を届けていくことを期待したい。

町内児童とともにトウモロコシを収穫‼︎


8月、南大隅町で4月に種まきを行ったポップコーン用のトウモロコシの収穫イベントが開催された。町内の児童約30名が参加し、多くの子どもたちにとって初めての収穫体験となった。トウモロコシの皮を剥き、黄金色に輝く実を手にした子どもたちは歓声を上げ、ÜSAと一緒に「Choo Choo TRAIN」をオドりながら収穫の喜びを表現し、笑顔あふれるひとときを過ごした。今回収穫されたトウモロコシは、乾燥と加工を経てポップコーンとなる。ÜSAは「自然は優しいだけでなく、時には厳しい一面もある。虫や動物に食べられたり、大雨や熱波の影響を受けたりと、作物を育てることの難しさを実感した経験が子どもたちの心に残るとうれしい」と語った。また、このプロジェクトのテーマである「楽しく学ぶ食育」を通じ、農業の大切さや自然への感謝を伝えたいという想いが込められている。ÜSAは「楽しく収穫を体験することで、成長したときにこの思い出が役立つといい」と期待を寄せた。さらに、地元の人々と協力しながら地域の第一次産業を盛り上げることにも意義を感じているという。

「NEO盆踊り」が彩る特別な夜



南大隅町で開催された今年の収穫祭は、例年以上に多彩なエンタテインメントと地域の文化が融合した特別な一日となった。会場中央に設置された特設やぐらステージでは、オープニングを根占中学校音楽部の演奏が飾り、地域の子どもたちによる南蛮フラッグの演舞や、南大隅高校書道部とダンス部の初コラボパフォーマンスが躍動感を生み出した。さらに、世界で活躍するバトン書道アーティスト・知華(ともか)によるダイナミックな書道パフォーマンスや、ストリートダンスグループ「W-PIT DDD」のパフォーマンスなど、多様なジャンルのステージが来場者を魅了した。


祭りのハイライトとなったのは、EXILE ÜSAが手がける『NEO盆踊り』。今年は、地元の佐多音頭と根占小唄がプログラムに追加され、ÜSAが来場者とともにオドるサプライズが用意された。やぐらの周りを埋め尽くす人々が一体となり、地域の伝統と新しいダンスの融合を楽しむ様子は圧巻だった。ÜSAは「日本全国の伝統的な祭りや踊りを巡り、その素晴らしさに感動しました。そこから、伝統と現代の音楽やダンスを掛け合わせて新しい文化を作りたいという思いが強くなり、NEO盆踊りが生まれました」と語り、その情熱が会場全体に伝わる瞬間となった。フィナーレを飾ったのは約1時間に及ぶ打ち上げ花火。本土最南端の夜空を彩る花火が祭りを締めくくり、約5,500人の来場者が特別な夏の一日を心に刻んだ。伝統と現代が交錯する南大隅町の収穫祭は、地域の魅力を存分に発信しつつ、新しい文化の可能性を感じさせる場となった。

Photographer_D5