2024.12.4

STYLE
KAZ

  • GENERATIONS FC対象
  • 一部フリー
GENERATIONSのヴォーカル数原龍友が、ソロ名義“KAZ”として初のオリジナルアルバム『STYLE』を2024年12月4日にリリース。アルバムリリースを記念して、収録曲「Hush hush」のMusic Video撮影時の写真とともに、『STYLE』収録全12曲(DISC-1,2)をKAZ自らが紹介します。

【DISC-1】


M1. Second Wave
この曲はお馴染みSho Kamijoさんに「アルバムの1曲目、つまりKAZとしての幕開けのようなイメージで、ライヴの1曲目に盛り上がれるような曲を作りたいです」という話をして、トラックを作ってもらいました。作詞は「You&I」や「ワンダーラスト」などGENERATIONSでもお世話になっている和田昌哉さん。和田さんは僕がサーフィンを大好きなことも知っているので、波乗りの雰囲気を感じられるワードも散りばめてくださいました。
波乗りをしていて「いい波来た!」と思って乗ろうとすると、ほかの誰かにその波を乗られてしまうことってあって。悔しいと思っていたら、その次に来た波のほうが良かったりする。「そういうことって人生でもあるよな」ということをよく感じるんです。「今や!」と思ったことが、実は今じゃなかったり、「今こそ!」とエキサイトしそうなときこそ、一回落ち着いて冷静になってみたら、そのあとにもっと大きなチャンスが待っていたり。そんないろんな想いがこもった、オープニングにぴったりな楽曲です。ライヴではみんなで騒ぎたいですね。

M2. Hush hush
この曲を制作してくれたのは、三代目 J SOUL BROTHERSさんの「R.Y.U.S.E.I.」を手がけたstyさん。GENERATIONSでは「Diamonds」でお世話になりました。僕はstyさんが作るR&Bのファンなので、styさんにR&Bを手がけていただきたいなと思ってオファーをしたら、快く受け入れてくださいました。「自分が30歳を迎えて、今こういう気持ちで活動をしています。これまでにこんな活動をして、こんな心変わりがあったんです」という、あまり人には話さないようなことも伝えて楽曲を制作してもらいました。
「孤独は自立の親友なのだろうか?」というフレーズを読んだとき、今の自分の気持ちを表現してくださったなという感覚がありました。年齢とともに、自分のライフスタイルや自分の時間を大切にしていこうという考えに変わって……、わかりやすく言うと、ちょっと人付き合いが悪くなってしまった。それは孤独な時間が増えたということでもあると思うのですが、それは自立とも言えるわけで。その気持ちをそのまま言葉にしてくださったなと思いました。それに「なのだろうか?」という形がまたいいですよね。何が正解かは人それぞれなので。自分の引き出しにはこんな言葉選びはなかったので、すごく勉強にもなりました。ドライブにもぴったりな1曲。朝焼けを見ながら聴くのもいいかな、なんて思います。大人でセクシーな1曲に仕上がりました。

M3. Pacific Love Memories
僕のYouTubeチャンネル「ひとまずマイク置いてみた。by数原龍友」のBGMとして作った曲。当初から「ゆくゆくは曲にしたい」というプランがありました。そして、今年8月に出した僕のフォトエッセイ『ついてきて』の特典として、楽曲を制作して収録させてもらいました。メロディと歌詞は僕が書かせてもらい、GENERATIONSの「Love You More」の作詞をしてくださった岡田マリアさんに、僕が書いた歌詞を英語詞にしていただきました。どうしてかと言うと、岡田さんの使う英語がすごくキュンとするから。僕にはそのニュアンスは出せないなと思ってお願いしました。
アメリカに語学留学に行く前に輪郭だけ作って、アメリカで完成させたという、すごくいろいろな思い出が詰まった曲です。僕が日本で見ている海は太平洋、つまり“Pacific Ocean”。そこで見た景色や感じたことを日本語で綴って。そのあと、留学先のサンディエゴからもまたPacific Oceanを見て、歌詞を完成させました。
この曲ではMVも撮りました(DISC-3に収録)。たまたま同じ留学先に、カメラマンを目指して留学していた人がいて。その子もサーフィンが大好きなので、週末にサーフスポットを探しながら、街を散歩して「ここキレイだね」「あそこいいね。あそこで撮ろう」なんて言い合って。まさにPacific Oceanを見ながら、遊びながら撮りました。カリフォルニアの素敵な街並み、留学中の思い出が詰まったMVになっています。ぜひこちらも見てください。

M4. Go Your Way
この曲の歌詞は留学前に作ったもの。渡米前はもちろん楽しみでしたけど、不安がなかったというと嘘になる。何せ、ひとりぼっちで、しかも30歳を超えての留学なので、いろいろなことを思っていました。そんな自分に向けて、そして僕以外にもいろいろなことに挑戦しようとしている人に向けた応援歌です。留学中も、大変なときにはこの曲を聴いて、自分の書いた歌詞に励まされていました。僕も大好きな曲です。

M5. F.L.L.~4y~
「F.L.L.」というのは「First Love Letter」という意味。僕が歌詞を書いていますが、別に僕が初めて書いたラブレターではありません。だって僕、まだ女性の手も握ったことないですから(笑)。この曲の主人公にとって、初めてのラブレターは苦い思い出になってしまったかもしれないですが、素敵な思い出として残っているんじゃないでしょうか。〈アプローチ苦手な僕の性格が ブレーキかけてしまう〉なんて、かわいいですね〜。


M6. My Love
作曲してくださったのは、三代目さんのデビューシングル「Best Friend's Girl」のほか、JUJUさんやCHEMISTRYさんの楽曲を手がけられている川口大輔さん。そこに僕が歌詞を書きました。描いたのは別れ。“さよならを言わないといけないのに言えない”というストーリーを、川口さんの作る世界観に合わせて、今っぽい言葉よりも、どちらかというと僕が昔よく聴いていた世界観であえて書いてみました。「言わないと言えない」そんな未練たらしい、男の弱さを感じられる1曲になっているのではないでしょうか。

M7. ハリケーン
この曲はシャネルズさん(のちのラッツ&スター)のカバー。GENERATIONSでカバーするのもいいなと思っていた1曲です。僕は昔、音楽番組でラッツ&スターさんやゴスペラッツさんがこの曲を歌っているところを見て、子どもながらに「愉快な曲だな」と感じていました。今もカラオケでよく歌うのですが、最初は「この曲知らない」と言っていた人も、歌ってみると「めっちゃいい曲じゃん」ってなる。それって曲の持つ力がすごいからだと思うんです。〈チュー・チュー・トレイン〉という歌詞が入っているのにも不思議なご縁を感じます。子どものころから今まで、本当に何度聴いたかわからないくらい聴いた曲なので、リスペクトを込めて歌わせていただきました。

M8. No Matter What
Instagramを見てくれている方は、僕が背の高いアメリカ人に囲まれて、囚われた宇宙人みたいになっている写真を見たかもしれませんが(笑)、そのときにレコーディングしていたのがこの曲。ヒューストンでレコーディングした曲です。この曲も全編英語詞です。Shoさんに「アルバムの最後の曲になるような、壮大な世界観の曲を作りたい」とお伝えしてトラックをあげていただいたうえで、Percy Badyという、名だたるアーティストに楽曲提供をしているゴスペルシンガーソングライターに作曲していただきました。
ロサンゼルスでは実際にゴスペルを聴きに教会へ行きました。いろいろあった1週間を終えて教会に行って、歌って神様に感謝を告げる。今までゴスペルはいろいろなところで耳にしていましたし、「ゴスペルっぽい表現をしましょう」みたいなことも言ってきましたけど、本場のカルチャーに触れて、そんな自分がすごく浅はかだったなと感じました。この曲は応援してくださる皆さんへの感謝を込めた曲。本場のゴスペルを見て知った感情も込めて、皆さんへ捧げる歌として歌っていきたいと思っています。

M9. Pacific Love Memories -JP Ver.-
「Pacific Love Memories」の日本語詞です。英語版が世に出たときに「日本語版も存在する」という話をしたら、「そっちも聴きたいです」という声が多かったので、急遽日本語バージョンも収録することになりました。歌詞が日本語ということで、サウンドも日本の音楽に馴染みのあるほうがより聴きやすくなるようにリアレンジしました。英語詞バージョンと日本語バージョンというふたつの世界観で「Pacific Love Memories」という曲を楽しんでいただければと思います。

【DISC-2】


M1. Nostalgie
『HiGH&LOW THE WORST』劇中歌。初のソロ楽曲です。大人になるにつれて忘れてしまっていた大切なことを思い出させてくれるような、初々しい気持ちにさせてくれる曲ですよね。

M2. もう一度君と踊りたい
朗読劇『BOOK ACT もう一度君と踊りたい』の劇中歌。そもそもあの舞台がすごく良かった! ヴォーカリストはヴォーカリストで苦悩がありますけど、ダンサーにもあるわけで。そういうことを知ることができる、いい舞台でした。その作品に対して「もう一度君と踊りたい」という楽曲を歌えたことがすごく光栄でした。『BOOK ACT』という企画は、LDHの中で演技をやってみたい人の挑戦する場にもなってきているように感じます。「もう一度君と踊りたい」も、ずっと誰かが演じ続けてくれたらうれしいですし、この曲もこれから生まれるヴォーカリストの子が歌い続けてくれたらいいなと思います。

M3. タイムカプセル
(中務)裕太くんと(小森)隼が出演していたドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』挿入歌。作詞も手がけさせてもらいました。ドラマも幼少期を描いていたので、僕の中では「Nostalgie」の続きのような感覚で。幼いころの時間や記憶が今の自分を作ってくれているんだということを書いた、『HiGH&LOW THE WORST』の世界観とリンクさせながら書いた1曲です。

M4. 笑うしかないトラジティー
『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』の主題歌です。『CINEMA FIGHTERS project』はGENERATIONS全員が主役を、というお話をいただいた企画だったのですが、僕は照れがあるのと、俳優さんへのリスペクトから、簡単に「(演技を)やります」とは言えなくて。俳優としての出演はしない代わりに、音楽で参加させてもらいました。すごく素敵な曲で、泣けますよね、この曲。

M5. Beautiful Sunset
この曲はGENERATIONSとしてリリースした楽曲ですが、今回ソロ曲としてリアレンジしました。初めて、海やサーフィンから感じたことや見た景色を歌詞にした曲でもあります。歌詞に出てくる〈134〉というのは、湘南にある国道134号線のこと。いつもだったら20分で行けるところが、夏だと1時間半くらいかかるんですよ。でも海沿いだから、渋滞している間もみんな楽しそうにしている。そういう自分のライフスタイルを形にした1曲です。

M6. Better With You
僕はMhiroさんの楽曲が大好き。EXPGに通っていたころ、課題曲でMhiroさんの曲が出されることがあったんですが、本当に難しくて全然ものにできなかった。そんなMhiroさんにご協力いただいて、レコーディングにも立ち会ってもらって、いろいろなお話をさせていただきながらレコーディングしたのがこの曲です。EXPGでMhiroさんの楽曲に苦戦していた自分に言ってあげたいですね、「将来、Mhiroさんと一緒に曲を作らせてもらえるようになるし、スタジオに一緒に入っていろいろなことを教えてもらえるよ」って。素敵な思い出が詰まった1曲です。

M7. 最後の雨
ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』挿入歌として、中西保志さんの名曲をカバーさせていただきました。この曲も「ハリケーン」同様、何度歌ったかわからないというくらい、よく歌っていた曲。こういう名曲は、やはり歌い継がれていくべきだなと思いますし、自分もそうやって歌い継がれる楽曲を残していきたいなと、強く感じるきっかけになりました。ちなみにリリースされたのが1992年で、僕が生まれた年。そこにも不思議なご縁を感じました。


Photography_塩崎亨
Text_小林千絵


ALBUM Information


『STYLE』
NOW ON SALE


▼商品情報
[A]AL2枚組+DVD2枚組 RZCD-67147~8/B~C ¥8,500(税込)
[B]AL2枚組+Blu-ray2枚組 RZCD-67149~50/B~C ¥8,500(税込)
[C]AL2枚組 RZCD-67151~2 ¥4,500(税込)
※初回仕様:紙ジャケ仕様

▼収録内容
[DISC-1] ※2CD+2DVD,2CD+2Blu-ray,2CD共通
M1. Second Wave
M2. Hush hush
M3. Pacific Love Memories
M4. Go Your Way
M5. F.L.L.~4y~
M6. My Love
M7. ハリケーン
M8. No Matter What
M9. Pacific Love Memories -JP Ver.-

[DISC-2] ※2CD+2DVD,2CD+2Blu-ray,2CD共通
M1. Nostalgie
M2. もう一度君と踊りたい
M3. タイムカプセル
M4. 笑うしかないトラジティー
M5. Beautiful Sunset
M6. Better With You
M7. 最後の雨

[DISC-3] ※2CD+2DVD,2CD+2Blu-ray
・Pacific Love Memories(Music Video)
・Hush hush(Music Video)
・“STYLE” Document Movie

[DISC-4] ※2CD+2DVD,2CD+2Blu-ray
◇RYUTO KAZUHARA Billboard Live 2023
・Together
・Beautiful Sunset
・Make Me Better
・Fiction
・Love You More
・Nostalgie
・A wish for you -キミを願う夜-
・白い恋人達
・最後の雨
・ウィーアー!
・Better With You
[Encore]
・ただ...逢いたくて
・Winter Wish
◇RYUTO KAZUHARA Billboard Live 2023 Making Movie


▼「Hush hush」 Music Video


▼「Hush hush」 STREAMING & DOWNLOAD
https://avex.lnk.to/hushhush


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