2023年に連続ドラマ化され話題を呼んだ、沖田臥竜による『インフォーマ』が帰ってくる。今作は、裏社会・政治・芸能などあらゆる情報に精通する“インフォーマ”・木原慶次郎(桐谷健太)と週刊「タイムズ」記者・三島寛治(佐野玲於)が、警察・ヤクザ・裏社会の人たちを巻き込み「事件」の裏に潜む「巨悪」を暴くクライムサスペンス。タイ・バンコクを舞台に、前作よりもパワーアップした痛快な情報の駆け引きとアクションで挑む、待望の新シリーズ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』がABEMAオリジナルドラマとして、2024年11月7日(木)夜11時より放送開始となる。ここでは、木原役の桐谷健太さんと三島役の佐野玲於の対談が実現した。ドラマの見どころや撮影時の裏話などをたっぷりと語ってもらった。
佐野:前作のときから「続編ができたらいいね」という話をしていたので、念願がかなったような気持ちでした。三島という役にまた入れるというのもうれしかったです。『インフォーマ』の撮影は、撮影だということを忘れるくらい、アトラクションのようなエキサイティングな現場だったので、またできるのが楽しみでした。
桐谷:本当に続編が決まる前からみんなで「続編やりたいね」と言っていて。いろんなアイデアが浮かぶんですよ。玲於と一緒にラジオをやったときも、「木原が東南アジアを歩いてるのとか、目に浮かぶねん」とか話してたよな。そしたら「次の舞台、タイなんてどうですか?」と言われて、即「素敵すぎる!」って。そうやって想像していたものが現実になって、すごくうれしかったです。
桐谷:今回はどちらかというと、企画の段階で話すことが多かったかな。ざっくり焼き鳥を食べながら「こんな感じでやれたらいいよね」みたいな話をしていました。
桐谷:そうなんですよ。みんな、包容力があって……。ありがたい。
佐野:そうですね。
桐谷:「それ、おもしろいね」ってすぐ採用しちゃうみたいな。
佐野:僕はそこでアイデアを出したのとはちょっと違うんですけど、それこそラジオで「ポンコツ(佐野演じる三島寛治)がアジアのどこかで銃撃戦に巻き込まれて『もう嫌だ〜』って言ってるところから始まったらおもしろいですよね」って話していたんですよ。そしたら藤井さんがそのラジオを聞いていたみたいで、今作の台本を読んだら本当にそうなっていました(笑)。「実現するんだ!」とびっくりしました。
桐谷:僕は、高野役について藤井さんから「誰がいいと思います?」と相談されて。もう直感でニノ(二宮和也)がピンと来て。LINEや会うたびに「出てほしい!」ってお願いして(笑)。ニノが前作をすごく好きでいてくれたのもあって、本当にニノに決まりました。めっちゃうれしかったです。
桐谷:はい。もう一個ピンと来たことがあって。前作を見ていて、直感がビビッと来て、「あるアーティストの方々に主題歌をお願いしたい!」と思ったので、藤井監督に「今作は主題歌ってあるんですか?」って聞いたんです。そしたら「ないですけど、何かありましたか?」と聞かれて。そこで僕が「B'zさんにやってほしい!」と。偶然か必然か、B'zの稲葉(浩志)さんと共通の知人の方と仲良くさせていただく機会があり、ライヴを観に行ったりお会いできることが何度かありまして。お話をしたら、松本(孝弘)さんも稲葉さんも前作を見てくださっていたそうで、書き下ろしで主題歌を作ってくださいました。本当にB'zさんや関係者の方々、実現に動いてくださったABEMAさんや藤井監督に心から感謝です。
佐野:本当にすごいっすよ!
桐谷:ニノもB'zさんも、玲於に「さすがにわからんけど、お願いはしている」って言っててんな。どちらも決まったので、もううれしくて。
桐谷:そうですよね。前作がしっかりおもしろかったからやってもらえたところも絶対にあるので。作品の力は大きいなと思います。
桐谷:玲於って、メインはグループ活動だから芝居ってそんなにやってなかったんだよね?
佐野:はい。
桐谷:芝居経験がそんなにないのに、三島としての違和感が全然なかった。三島はポンコツだけど、木原は何かを感じているから連れ回すわけじゃないですか。その感じが出ていて。たいしたもんやなと思います。
佐野:ありがとうございます。健太さんの木原は存在感がすごい。特に今作では、前作の2倍くらい大きく感じます。物理的に大きくなっているというのも、もちろんあるんですけど、ふとしたときに「デカ!」って感じました。あとは、アクションシーンや走ったり飛んだりするシーンの木原の動きもすごい。三島って、アクションシーンがあるようでないんですよ、実は。やられる専門なんで(笑)。だからアクションシーンの撮影は外から見ていることが多いんですけど、本当にカッコいいんです。三島も1発くらい当てたかったですけど(笑)。
桐谷:それが全然しないんですよ。飯にはしょっちゅう行っていたけど、そこでも芝居についてはまったく話さへんよな?
佐野:はい。
桐谷:タイでの撮影で、いちばんアクティブに動き回ってたのが玲於やったよな。
佐野:そうですね。
桐谷:撮影がない日も朝から寺に行ったりしていて。アクティブでした。
佐野:前作のときもそうでしたけど、健太さんって、撮影の日の朝、イヤフォンで音楽を聴いて1日のスイッチを入れるみたいなルーティーンがあるじゃないですか。
桐谷:うん。
佐野:そのときに「何聴いているんだろう」と思って、シャカシャカ音漏れを聴いていたんですけど、結構ロックサウンドでした。
桐谷:マジで!? 車の中とかで聴いてるやつ?
佐野:はい。そんなことないですか?
桐谷:うん、ロックだけじゃないね。
佐野:そうだったんですね。それと、昼の移動中はソルフェジオ周波数みたいな、よく眠れる音楽聴いていませんでした?
桐谷:聴いていたかも。チルっぽい、インストゥルメンタル。
佐野:俺も移動中、それ聴いて寝るんですよ。だから「一緒だ!」ってなりました。
桐谷: (笑)
佐野:イヤフォンをしている状態なので……。
桐谷:音漏れでわかったってこと?
佐野:音漏れで宇宙っぽい音が聞こえてきて、「もしかして」と思ってタブレットの画面を見たらインストゥルメンタルが再生されていたので、「一緒だ」って。
桐谷:そんなこと思ってたんや(笑)。
桐谷:確かに。
桐谷:前作は木原の過去から情報を追っていくという、木原個人の話がメインでしたが、今回はスケールが大きくなります。情報のあり方自体も考えさせられるほど。そんななかで、木原は葛藤に陥るんです。そこから木原自身はもちろん、木原と三島の関係性も変化しますし、ストーリーとしても動きがあって、かなり見応えがある作品になっていると思います。とはいえ、相変わらずスカッと見られる部分もありますし、重みもしっかりあるし、どちらも兼ね備えた作品として楽しんでいただければうれしいです。
佐野:三島は前作同様、記者としての成長もありながら、視聴者目線でもあります。展開が三島の目線で見られるというのは、三島の大きなポイントだと思います。
佐野:ちょっとは成長します。でもすごく成長するかというと……、本当にちょっとずつなんですよ、三島ってやつは。
佐野:そうですね。人間味があるのが三島です。残念で、“持って”いないんだけど、でも何だかいいところがあるのが三島です。
桐谷:ポンコツの言葉によって木原の心が動いたりもするし、木原がなぜ三島を執拗に誘い込んで、一緒に祭りのようなことをしているのかというのも今作では見えると思います。そこも楽しみにしてもらえたら。
佐野:そうですね!
Styling(桐谷健太)_岡井雄介
Hair&Make(桐谷健太)_岩下倫之(Leinwand)
Photography_河合克成(株式会社125)
Text_小林千絵
【衣装クレジット】
桐谷健太_スーツ ¥110,000、ネクタイ ¥16,500(すべてTAKEO KIKUCHI)、その他・スタイリスト私物
【お問い合わせ先】
ワールドプレスインフォメーション
03-6851-4604
DRAMA Information
ABEMA 2024年11月7日(木)放送スタート、毎週木曜23:00~
※全8話
原作/沖田臥竜『INFOMA Ⅱ –Hit and Away-』(サイゾー文芸部)
企画プロデュース/藤井道人
総監督/逢坂元
監督/林田浩川、川井隼人
脚本/酒井雅秋、澤口明宏
プロデューサー/中村好佑(ABEMA)、角田道明(Lat-Lon)
制作/Lat-Lon
出演/桐谷健太、佐野玲於、莉子、池内博之、二宮和也、SUMIRE、兵頭功海、一ノ瀬ワタル、高橋和也、森田剛ほか
ドラマ『インフォーマ』の続編が決定したと知ったときの心境を教えてください。
佐野:前作のときから「続編ができたらいいね」という話をしていたので、念願がかなったような気持ちでした。三島という役にまた入れるというのもうれしかったです。『インフォーマ』の撮影は、撮影だということを忘れるくらい、アトラクションのようなエキサイティングな現場だったので、またできるのが楽しみでした。
桐谷:本当に続編が決まる前からみんなで「続編やりたいね」と言っていて。いろんなアイデアが浮かぶんですよ。玲於と一緒にラジオをやったときも、「木原が東南アジアを歩いてるのとか、目に浮かぶねん」とか話してたよな。そしたら「次の舞台、タイなんてどうですか?」と言われて、即「素敵すぎる!」って。そうやって想像していたものが現実になって、すごくうれしかったです。
前作では総監督だった藤井道人さんが、今作では企画・プロデュースです。藤井さんとの作品作りはいかがでしたか?
桐谷:今回はどちらかというと、企画の段階で話すことが多かったかな。ざっくり焼き鳥を食べながら「こんな感じでやれたらいいよね」みたいな話をしていました。
原作がある作品でありながら、皆さんの意見を反映できるんですね。
桐谷:そうなんですよ。みんな、包容力があって……。ありがたい。
佐野:そうですね。
桐谷:「それ、おもしろいね」ってすぐ採用しちゃうみたいな。
おふたりのアイデアで、実際に採用されたものはありますか?
佐野:僕はそこでアイデアを出したのとはちょっと違うんですけど、それこそラジオで「ポンコツ(佐野演じる三島寛治)がアジアのどこかで銃撃戦に巻き込まれて『もう嫌だ〜』って言ってるところから始まったらおもしろいですよね」って話していたんですよ。そしたら藤井さんがそのラジオを聞いていたみたいで、今作の台本を読んだら本当にそうなっていました(笑)。「実現するんだ!」とびっくりしました。
桐谷:僕は、高野役について藤井さんから「誰がいいと思います?」と相談されて。もう直感でニノ(二宮和也)がピンと来て。LINEや会うたびに「出てほしい!」ってお願いして(笑)。ニノが前作をすごく好きでいてくれたのもあって、本当にニノに決まりました。めっちゃうれしかったです。
桐谷さんの直感が現実に。
桐谷:はい。もう一個ピンと来たことがあって。前作を見ていて、直感がビビッと来て、「あるアーティストの方々に主題歌をお願いしたい!」と思ったので、藤井監督に「今作は主題歌ってあるんですか?」って聞いたんです。そしたら「ないですけど、何かありましたか?」と聞かれて。そこで僕が「B'zさんにやってほしい!」と。偶然か必然か、B'zの稲葉(浩志)さんと共通の知人の方と仲良くさせていただく機会があり、ライヴを観に行ったりお会いできることが何度かありまして。お話をしたら、松本(孝弘)さんも稲葉さんも前作を見てくださっていたそうで、書き下ろしで主題歌を作ってくださいました。本当にB'zさんや関係者の方々、実現に動いてくださったABEMAさんや藤井監督に心から感謝です。
佐野:本当にすごいっすよ!
桐谷:ニノもB'zさんも、玲於に「さすがにわからんけど、お願いはしている」って言っててんな。どちらも決まったので、もううれしくて。
二宮さんもB'zさんも、前作を見ていたということも大きいですよね。
桐谷:そうですよね。前作がしっかりおもしろかったからやってもらえたところも絶対にあるので。作品の力は大きいなと思います。
桐谷さんが演じるのは“情報屋”・インフォーマの木原慶次郎。佐野さんが演じるのは、そんな木原に振り回され「ポンコツ」と呼ばれる週刊誌記者・三島寛治。前作から共演シーンが多かったと思いますが、共演して感じたお互いの俳優としての魅力を教えてください。
桐谷:玲於って、メインはグループ活動だから芝居ってそんなにやってなかったんだよね?
佐野:はい。
桐谷:芝居経験がそんなにないのに、三島としての違和感が全然なかった。三島はポンコツだけど、木原は何かを感じているから連れ回すわけじゃないですか。その感じが出ていて。たいしたもんやなと思います。
佐野:ありがとうございます。健太さんの木原は存在感がすごい。特に今作では、前作の2倍くらい大きく感じます。物理的に大きくなっているというのも、もちろんあるんですけど、ふとしたときに「デカ!」って感じました。あとは、アクションシーンや走ったり飛んだりするシーンの木原の動きもすごい。三島って、アクションシーンがあるようでないんですよ、実は。やられる専門なんで(笑)。だからアクションシーンの撮影は外から見ていることが多いんですけど、本当にカッコいいんです。三島も1発くらい当てたかったですけど(笑)。
おふたりでお芝居のお話はするんですか?
桐谷:それが全然しないんですよ。飯にはしょっちゅう行っていたけど、そこでも芝居についてはまったく話さへんよな?
佐野:はい。
よく一緒にご飯にも行く仲ということなので、インフォーマにちなんで、自分だけが知っているお互いの意外な一面を教えてください。
桐谷:タイでの撮影で、いちばんアクティブに動き回ってたのが玲於やったよな。
佐野:そうですね。
桐谷:撮影がない日も朝から寺に行ったりしていて。アクティブでした。
佐野:前作のときもそうでしたけど、健太さんって、撮影の日の朝、イヤフォンで音楽を聴いて1日のスイッチを入れるみたいなルーティーンがあるじゃないですか。
桐谷:うん。
佐野:そのときに「何聴いているんだろう」と思って、シャカシャカ音漏れを聴いていたんですけど、結構ロックサウンドでした。
桐谷:マジで!? 車の中とかで聴いてるやつ?
佐野:はい。そんなことないですか?
桐谷:うん、ロックだけじゃないね。
佐野:そうだったんですね。それと、昼の移動中はソルフェジオ周波数みたいな、よく眠れる音楽聴いていませんでした?
桐谷:聴いていたかも。チルっぽい、インストゥルメンタル。
佐野:俺も移動中、それ聴いて寝るんですよ。だから「一緒だ!」ってなりました。
桐谷: (笑)
「何聴いているんですか?」みたいな会話はしないんですね。
佐野:イヤフォンをしている状態なので……。
桐谷:音漏れでわかったってこと?
佐野:音漏れで宇宙っぽい音が聞こえてきて、「もしかして」と思ってタブレットの画面を見たらインストゥルメンタルが再生されていたので、「一緒だ」って。
桐谷:そんなこと思ってたんや(笑)。
こっそり調べていたというのも意外な一面でしたね。
桐谷:確かに。
おふたりの意外な一面が見えたところで、最後に改めて『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』でのご自身の役の見どころを教えてください。
桐谷:前作は木原の過去から情報を追っていくという、木原個人の話がメインでしたが、今回はスケールが大きくなります。情報のあり方自体も考えさせられるほど。そんななかで、木原は葛藤に陥るんです。そこから木原自身はもちろん、木原と三島の関係性も変化しますし、ストーリーとしても動きがあって、かなり見応えがある作品になっていると思います。とはいえ、相変わらずスカッと見られる部分もありますし、重みもしっかりあるし、どちらも兼ね備えた作品として楽しんでいただければうれしいです。
佐野:三島は前作同様、記者としての成長もありながら、視聴者目線でもあります。展開が三島の目線で見られるというのは、三島の大きなポイントだと思います。
今作でも三島の成長は見られそうですか?
佐野:ちょっとは成長します。でもすごく成長するかというと……、本当にちょっとずつなんですよ、三島ってやつは。
そこが三島の愛おしさですよね、
佐野:そうですね。人間味があるのが三島です。残念で、“持って”いないんだけど、でも何だかいいところがあるのが三島です。
桐谷:ポンコツの言葉によって木原の心が動いたりもするし、木原がなぜ三島を執拗に誘い込んで、一緒に祭りのようなことをしているのかというのも今作では見えると思います。そこも楽しみにしてもらえたら。
佐野:そうですね!
Styling(桐谷健太)_岡井雄介
Hair&Make(桐谷健太)_岩下倫之(Leinwand)
Photography_河合克成(株式会社125)
Text_小林千絵
【衣装クレジット】
桐谷健太_スーツ ¥110,000、ネクタイ ¥16,500(すべてTAKEO KIKUCHI)、その他・スタイリスト私物
【お問い合わせ先】
ワールドプレスインフォメーション
03-6851-4604
DRAMA Information
『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』
©︎AbemaTV,Inc.
©︎AbemaTV,Inc.
ABEMA 2024年11月7日(木)放送スタート、毎週木曜23:00~
※全8話
原作/沖田臥竜『INFOMA Ⅱ –Hit and Away-』(サイゾー文芸部)
企画プロデュース/藤井道人
総監督/逢坂元
監督/林田浩川、川井隼人
脚本/酒井雅秋、澤口明宏
プロデューサー/中村好佑(ABEMA)、角田道明(Lat-Lon)
制作/Lat-Lon
出演/桐谷健太、佐野玲於、莉子、池内博之、二宮和也、SUMIRE、兵頭功海、一ノ瀬ワタル、高橋和也、森田剛ほか