2024.10.18

丸裸刑事〜NO SEEK, NO FIND〜
小澤雄太×八木将康

  • 劇団EXILE FC対象
  • 一部フリー
11月12日(火)より恵比寿・エコー劇場にて、OZAYASU企画 舞台『丸裸刑事』が上演決定! 2年ぶりに小澤雄太と八木将康がタッグを組み、いろいろなエンタテインメントに挑戦していく。今回もふたりの刑事が事件を解決するべく奮闘するが、ふたりの想像を超える犯罪へと発展してしまう。インタビューでは、小澤と八木に役に対する想いや舞台への意気込みを語ってもらった。


OZAYASU企画の第一弾として上演された『丸裸刑事』が、2年の時を経て、パワーアップして帰ってきます! 第一弾の反響はどんなものでしたか?


八木将康(以下八木):前作は、いつも僕の舞台を観て辛口の批評をする友達が絶賛してくれたんです。その友達が「早く続きが観たい」というほどなので、これは本当におもしろかったんだなと自信になりました。普段はズバッと「あまりおもしろくない」と言うタイプなので(笑)。

小澤雄太(以下小澤):(笑) 前作は5年ほど前からずっと構想していた作品なので、絶対に上演したかったんですよね。僕の役は、僕そのままなのですが、将康は絶対にやらないキャラクターを演じてほしいと思い、この脚本にしたんです。さらに、セリフがいっぱいあるにも関わらず、アドリブばかりやらされるという、しっちゃかめっちゃかの状態を作りたかったので、かなりチャレンジングな作品になりました。だからこそ、僕たちはかなり不安だったのですが、いざやってみたらお客さんが楽しんでくれたので、すごく良かったです。前回はコロナ禍だったので、声は出せなかったのですが、漏れる笑いで確信が持てました。

今回は声が出せるからこそ、爆笑につぐ爆笑が期待できますね⁉



小澤:そ、そうですね。会場が揺れに揺れますよ!

八木:きっと辛口の友達も喜んでくれると思います!

そして、ついに第二弾の『丸裸刑事』が上演されます。改めて小澤さんはジョーこと西川丈太郎を、八木さんはリッキーこと東山力を演じますが、またこの役を演じることにどんな楽しみを感じていますか?



八木:この役、めちゃめちゃ疲れるんですよ……(笑)。

小澤: (笑)

八木:なので、かなり大変ではあるのですが、僕がリアルに戸惑う状態が見られるので、おもしろいんじゃないかなと思っています。僕はただ、頑張るだけです!

小澤:毎回無茶振りだらけだしね。将康は、性格的にあるものをしっかりと仕上げてくるまじめなタイプなんです。たとえば、洗濯をしたら、きっちりと畳まないと気が済まないんですよね。それもすごくいいことなのですが、型を破るという意味では違うと思っていて。そんな将康の殻を破るために、膨大なセリフとぶち壊す相方が必要だと思い、意志を持って無茶振りをしています!(笑)


ものすごい試練の場を与えられているんですね。



八木:そうです! もう『丸裸刑事』を乗り越えたあとは、何も怖くないですから!(笑)

小澤: (笑) 殻を破ることで、自分の中にある想定以上の景色を見てほしいんですよね。皆さんもすごく楽しい飲み会に参加したときって、次の日にちょっと違うことをやってみようと思ったり、背中を押してくれたりする場所ってそれぞれにたくさんあると思います。この舞台を見たときも、「楽しかった!」のあとに、「明日から何かやってみよう!」と思ってもらえたらうれしいです。「こんなにメチャクチャなことをやったとしても、ジョーとリッキー、そして小澤と将康は生きているんだから、私がちょっとやったくらい大丈夫でしょ」って思ってくれたら最高です!

素敵ですね。それに、先ほど八木さんが不安視していた戸惑いもその中に含まれているということですよね。



小澤:そのとおりです。普段見られない将康が見られますよ。この舞台に関しては、将康が何をしても僕が拾うし、でもその代わり何かやらないとつまらないよという台本になっています。

八木:……怖いですね(笑)。稽古から全力で取り組んでいきたいと思います。

前回、この作品に出演したことで、心境の変化はありましたか?



八木:視野が広がりました。どんなことに対しても、ちょっとくらい外れても怖くないですし、何とかなるという度胸がついた気がします。

小澤:それは僕も感じますね。将康がふざけ倒したあとにカッコいいことを言うと、ものすごくカッコ良く見えるんです。舞台マジックがかかっていることもありますが、プライベートでもそうあってほしいと思いますし、将康を見ていると、ちゃんと自分を出せば、見てくれる人は見てくれるということを感じさせてくれるんです。今作でも、前半のアドリブシーンを経たあとに、「俺は何が何でも事件を解決する!」というプライドの高さがすごく際立つので、人間としての魅力があふれ出る作品になっているんじゃないかなと思っています。


ジョーとリッキーはとても愛すべきキャラクターですが、それぞれが思う魅力を教えてください。



八木:リッキーと僕はそこまでかけ離れた性格ではないので、親近感があるんです。ただ、普段キチキチしているのに、いきなりタガが外れるところはすごくうらやましいです。それに、小澤さんが生み出したキャラクターなのでより大事にしたいですし、また演じられることがすごくうれしいです。

小澤:ジョーは、名前がいいですよね。昭和の時代からカッコいい名前としてあるので僕が純粋に憧れていたんです。苗字は、ジョーが西川、リッキーが東山なのですが、将康がプライベートでのゲームのコードネームに“東山”とつけていることから決まったんです。

珍しい名前ですね。由来は何ですか?



八木:昔、上京したばかりのころにアイスホッケーの社会人チームに参加していたんです。そこに、東山さんという、根は優しいけれど、厳しい方がいて。そのころにゲームを始めて、コードネームを考えるときに、なぜかその東山さんが浮かんで、それからずっと“東山”にしています。

まさかの実在の人物から拝借しているとは……!



小澤:それなら、今回は東山にしようと決まったんです。さらに、“東”山の相方なら“西”だろということで西川になりました(笑)。

小澤さんの先輩に西川さんがいたわけでは……?



小澤:いないです! 姉が西川貴教さんを好きだったくらいですね(笑)。


しっかりとゆかりがある名前だったんですね。



小澤:そうなんです。僕たちの歴史、自分たちの中にあるものでキャラクターを作っていくと愛が生まれるだろうなということはもちろん、コンビになったときにデコボコ感が出やすいので、名付けもこだわっていきました。『あぶない刑事』のように、コンビ感が生まれる願いもこもっているので、将康がきっちりすればするほど僕がだらけるような対照的な一面も大事にしていきたいですね。

今回の物語は、かなり壮大なお話になっていますが、今作の魅力はどんなところにあると思いますか?



八木:前回は取り調べのみワンシチュエーションでしたが、今作は入口からまったく違いますし、どんどんキャラクターのタガが外れて暴走していくところが魅力になると思います。

小澤:ネタバレになるのであまり言えないですが、男子が夢見る「カッコいいな」と思うことが全部詰め込まれています。前回は、僕がやりたいことを脚本家さんに電話で話して、それをストーリーにしてもらったのですが、今回は、いろいろおもしろいと思うことを話し合っているときに、『トップガン マーヴェリック』の話になったんです。そこで『あぶない刑事』と『トップガン』を掛け合わせちゃおう! というものになりました(笑)。

それを舞台でやるのはかなりの挑戦ですよね。



小澤:そうですね。観に来てくれた方が、現在の社会状況を理解していただきつつ、やっぱり男ってこれくらいバカなんだぜということを提示したいなと思っています。たぶんですが、小・中・高校生くらいまではそういうバカな男がカッコいいと思い、恋をしちゃっていたと思うんですよ。

確かに、高校生くらいまでですかね(笑)。



小澤:そんな青春時代を思い出してもらえる作品になると思います(笑)。それに、最後まで観ると、大人になったのなら、苦しいことも楽しいこともあるなかで、しっかりとちゃんと人生を歩んでほしいというメッセージに気付いてもらえると思います。かなりてんこ盛りの作品となったこの超大作をぜひ楽しんでほしいです。


STAGE information
OZAYASU企画 舞台『丸裸刑事』
11月12日(火)〜11月17日(日) 恵比寿・エコー劇場
料金/Sシート(グッズ付き)¥11,000、一般席¥8,800
出演/小澤雄太、八木将康、客演ゲスト
脚本/中路貴之
演出/石橋寛仁(ごっこ倶楽部)
企画/OZAYASU企画
主催/(株)LDH JAPAN、(株)2nd place
制作/DisGOONie
http://r.tribe-m.jp/ozayasu_official/

[ticketbook一般発売(先着)]
発売開始:10月12日(土)10:00
https://e-ticketbook.com/marudeka24/2408-tb/


photography_Tany
styling_能城匠
hair&make_梶原莉菜
text_吉田可奈


【衣装クレジット】
小澤雄太_《KHONOROGICA》のジャケット¥49,500、《KICS DOCUMENT.》のシャツ¥27,500、《NORTH WORKS》のバングル¥9,900(すべてHEMT PR)
その他・スタイリスト私物
八木将康_《KHONOROGICA》のジャケット¥50,600、《KICS DOCUMENT.》のシャツ¥26,400、《NORTH WORKS》のバングル¥9,900(すべてHEMT PR)
その他・スタイリスト私物

【お問い合わせ先】
HEMT PR
03-6721-0882

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