PSYCHIC FEVERのライヴツアー『PSYCHIC FEVER ASIA TOUR 2024 "HEAT"』がZepp Hanedaにて開催された。会場は熱気で満ち、ファンはエネルギッシュなパフォーマンスに大興奮。圧倒的なダンスと歌声が繰り広げられた特別なライヴの模様をレポートとしてお届けします。

5月28日(火)、Zepp Hanedaにて、PSYCHIC FEVER （以下PCF）によるライヴツアー『PSYCHIC FEVER ASIA TOUR 2024"HEAT"』が開催された。本ツアーは5月18日に宮城県SENDAI GIGSでの開催を皮切りに福岡、東京、名古屋、大阪を巡るというもの。当日は嵐のような大雨が降るあいにくの天気であったにもかかわらず、会場はPCFのグループカラーであるグリーンのファングッズをまとったファン（＝ForEVER）が客席を覆いつくした。さらにEXPG STUDIO TOKYOに所属するキッズダンサーによるパフォーマンスが披露されるなど、開演前から熱気に溢れていた。

オープニングでは、ブルーのカクテル光線に照らされた幻想的なムードのなか、メンバーがステージに登場すると、会場のムードはさらにヒートアップ。

ライヴでは、今回のツアーテーマにもなっている『THE HEAT』からスタートし、『Love Fire』、『BEE-PO』、『Up and Down』、『HABANERO』と、ノリのいい疾走感のある楽曲を立て続けに披露した。

パフォーマンスの中、会場ではファンが持参したブルーのペンライトを曲に合わせて振ることで、会場が一体感に包まれていた。その後『Rocket (Take You Higher)』、『Dance track〜Hotline』、『Pinky Swear』といった比較的ゆるやかなメロディの楽曲でややクールダウン。

その後のMCで小波津志が「みなさんとこうやって時間を過ごすことができるのは当たり前ではないと思うので、本当に幸せです。

今日は僕たちの情熱を感じていただけると思います。皆さん、楽しんでいきましょう！」と、ライヴへの意気込みを叫ぶと、WEESAも「今日は皆さんに、僕らがもっているエネルギーを100％放出するので、ぜんぶ受け止めてください！」と、熱い思いを語った。

その直後、小波津とWEESAのふたりが「アシンメトリー」を披露することで、なごやかなムードに包まれていた会場を再び盛り上げつつ、連続して「Perfect feat. JIMMY & WEESA」を初披露。

スピード感のある曲調の中でも特に、JIMMYの高速ラップが会場を支配し、「Psyfe Cypher」でも、エネルギッシュなダンスと歌声で会場を支配した。そして渡邉廉によるBeat Boxと、中西椋雅扮するDJ RYOGAによるクラブムード漂う、音とリズムのだけのパフォーマンスで会場のForEVERの心を掴んだ。そんな熱気を内包しつつ、「Tokyo Spiral」、「Highlights」、「SPICE feat. F.HERO & BEAR KNUCKLE」を立て続けに披露し、前半パートを終えた。

後半一発目、メンバー全員が、象徴となりつつあるグリーンのスタジャンに身を包んでステージに登場すると、いま話題の新曲『Just Like Dat feat. JP THE WAVY』を熱唱。

会場のボルテージもいきなりマックスに。「Temperature」の後に披露した「DOKONI」では、上半身を動かすだけで簡単にできる振り付けができるパートがあることから、会場のForEVERにゆっくりとレクチャーをするほのぼのとした場面もあった。

その後「Bitter Sweet」と続き、「IGNITION」では、開演前から会場を盛り上げていたEXPG STUDIO TOKYOに所属するキッズダンサーを交え、ダイナミックなパフォーマンスを披露した。

そしてサイン入りTシャツをかけたプレゼント抽選会や写真撮影を経て「Choose One」を披露し、最後に、グループにとっては1st EPとなる人気曲「BAKU BAKU」を歌い、この日予定されていた21曲を全力で駆け抜けた。

会場からの「PCF！」というアンコールの拍手が響き渡ると、カラフルな光線とテンポの早いダンサブルな音楽に包まれるなか、各メンバーが激しくダンスをしながらステージに再に姿を現した。

会場から一気に嬌声があがり、アンコールパートがスタート。新曲「TALK TO ME NICE」、「FIRE feat. SPRITE」を披露し、最後の最後まで会場を盛り上げていた。

パフォーマンスを終えて、メンバーそれぞれがこの日の感想を口にした。剣は「めちゃくちゃ楽しかったです。みなさんのことを愛しています！」と、ForEVERへの熱い思いを口にすると、JIMMYは「今日はめちゃくちゃ楽しかったです。次会うときもアーティストとして進化した姿をお見せするので、期待してください！」、渡邉廉も「ForEVERのみなさんの熱気は、ステージまでガンガン届いていました！次会うときはもっとレベルアップできていると思いますので、楽しみにしていてください！」と、ともに未来を見据えたコメントを残した。中西椋雅は「今日は本当に幸せでした。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！」と言うと、半田龍臣は「今日は最高に楽しかったです。またこの空間でお会いできるのを楽しみにしています！」と、思いのたけを口にした。そしてWEESAが「めちゃくちゃ最高の時間を過ごすことができて、最高に幸せでした。今後も最高のパフォーマンスをみなさんにお届けしますので、またお会いしましょう！」と語ると、小波津志が「今日はお足元が悪いなか、会場に足を運んでくださりありがとうございました。僕にとって今日過ごした時間は、忘れられない宝物となりました。みなさんの声援が僕らの力になっています。これからも心を動かすようなパフォーマンスをしていきますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします！」と、ForEVERへの愛を打ち明け、温かな空気に包まれながらライヴは幕をおろした。

Photographer_松原裕之、塩崎亨
Text_オオサワ系