2024.10.11

AMAZING COFFEE AICHI NAGOYA
小森隼

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2024年10月11日、愛知・名古屋にGENERATIONS小森隼が初プロデュースするイートインカフェ “AMAZING COFFEE AICHI NAGOYA”がオープン。新店舗は、今年リニューアルした「COFFEE部」(EXILE TETSUYA主宰)にも入部した小森による初プロデュース。小森のこだわりや想い、開店準備秘話などについて語ったインタビューをお届けします。


どうして名古屋に新店舗をオープンさせようと思ったのでしょうか?



もともとTETSUYAさんの中に、AMAZING COFFEEを名古屋に出したいという想いがあって。豪徳寺店を出すタイミングで名古屋店も出そうという構想が、TETSUYAさんの中にあったという感じです。

そこで、名古屋店のプロデューサーとして小森さんに白羽の矢が立った、と。それは小森さんから挙手したんですか?



TETSUYAさんから打診していただきました。僕はTETSUYAさんと出会って19年くらい経つんですが、かわいがっていただくなかで、「コーヒーが好きなんだったら、コーヒーの勉強してみれば?」というお話から、AMAZING COFFEEでいろいろ勉強させていただいていて。定例会議とかにも参加させていただいていたので、そのなかで今回「名古屋店を出すからプロデューサーどう?」って。

そう言われたときはどう感じました?



「本当に!?」って。

それは喜びですか? それとも不安?



不安とプレッシャーですね。今もプレッシャーはすごく感じています。

プレッシャーを感じながらも、プロデューサーとして動き始めました。名古屋店のプロデュースは何から始めたのでしょうか?



場所探しですね。物件の候補を見せてもらって、場所を決めて。

今回、この場所にした決め手は?



名古屋店は、今までのAMAZING COFFEEの中でいちばん大きいんですよ。豪徳寺店はAMAZING COFFEEで初めてのイートイン店舗ですが、名古屋店もイートインの店舗にしたくて。今のAMAZING COFFEEが表現できるマックスのものを表現できる場所がいいなというのはずっとみんなで話していたので、まずは大きい店舗がおける広さを重要視しました。実際、中目黒のアメコの1.5倍くらい、豪徳寺店の2倍くらいの広さがあります。あとはオフィス街というのもポイントで。LDHのこと、AMAZING COFFEEのことを知らない人の目にも止まって、遊びに来てくれる場所にもなるんじゃないかなということで、この場所に決めました。

オフィス街でイートインだったら、サラリーマンの方やOLさんのランチにもぴったりですね。



はい。まだオープンしていないのでどうなるかはわからないですが、地元の方、地域の皆さんに愛していただけるコーヒーショップにしたいなと思っているので、アグレッシブに随時いろいろ変えていけたらいいなとは思っています。


店舗や設備のこだわりを教えてください。



中二階があります。店舗自体は路面店で1階建てなんですが、階段をつけて中二階を作りました。中二階でもイートインができるようになっています。あと、店舗の真ん中にバスを入れています。シトくん(AMAZING COFFEEのイメージキャラクター)が、店舗の中に1台、ドカンと。内装もシトくんが入るということもあってガレージをテーマに、ウッド調にして。アメリカンダイナーっぽさもあるような、ワクワクする感じに仕上がっていくんじゃないかなと思っています。

お店のテーマのようなものは何かありますか?



僕がずっと言っているのは「オリジナル」。AMAZING COFFEEは、ブランドができて9年、中目黒店ができてから8年。誰も知らない状態から、一杯一杯丁寧に届けていった結果、これだけたくさん愛してもらえるコーヒーショップになったというストーリーがあります。今回は僕が初めてプロデュースさせていただくということで、AMAZING COFFEEというものを大切にしながらも、1から作り上げていく店舗。一杯一杯大切に、これまでのAMAZING COFFEEのストーリーをなぞっていくような気持ちで名古屋店を作り上げていけたらいいなと思って、「オリジナルを大切に」をポリシーにやっていけたらいいなとは思っていますし、会議でもそう言わせてもらっています。だから今回はあえて名古屋ブレンドみたいなものも作らず、コーヒーはAMAZING BLENDでいけたらと考えています。

「オリジナル」のコンセプトだからこそのポイントは何かありますか?



ロゴを一新しました。今まではシトくんが横を向いているロゴだったんですけど、今回はお店の中にシトくんが入るということもあって、お店の雰囲気とロゴの雰囲気をリンクさせたかったので、シトくんが正面を向いているロゴに変えさせてほしいとTETSUYAさんに話しました。

「ロゴを変えたい」と提案するのは勇気がいったのでは?



勇気、いりましたね。断られると思いましたもん(笑)。たぶんTETSUYAさんも最初は迷ったと思うんですけど、僕が新しくプロデュースさせてもらうということや、お店の雰囲気とシンクロさせたいという想いを会議でプレゼンさせていただいたら、「隼がそう言うんだったらいいんじゃない?」と言ってくれました。このロゴを作らせてもらえたのは、すごくありがたいことだなと思っています。

そのほか、メニューのこだわりなどがあれば教えてください。



店舗独自のブレンドは作らないにしても、シグネチャードリンクのような、名古屋店限定のメニューは現在試作中です(取材時)。愛知は喫茶店文化があるので、そういう文化や歴史にちなんだものがいいなとは思っています。

小森さんは三重県出身。そういう意味でも、名古屋にご自身のプロデュース店舗ができるということに対して特別な想いも?



もちろんあります。実家以外に自分のホームのような場所ができるというのはすごくうれしいですね。GENERATIONSのライヴなどでも名古屋は何度も行かせていただくと思うので、そういったときに立ち寄れるホームが名古屋にできるというのは感慨深いです。GENERATIONSのメンバーにも来てもらいたいなぁ。

AMAZING COFFEE AICHI NAGOYAを、どのような場所にしていきたいと思っていますか?



都会のオアシスのような、一息つける場所でありたいですね。いろんな人が「あそこで休めるよね」って言える場所にしたい。もちろんLDHを愛してくださっているファンの皆さんにも来てもらいたいですし、ただただコーヒーを楽しみにしている方にもゆっくり休める場所にしたい。AMAZING COFFEEって、コーヒーだけじゃなくて、エンタテインメントとのコラボレーションも強みだと思うんです。LDHのアーティストやタレントとのコラボドリンクが発売されたり、グッズが発売されたりと、いろいろなイベントがあるのがAMAZING COFFEE。そういうLDHのエンタテインメントが、存分に表現できればいいなと思っています。


そもそも小森さんは「AMAZING COFFEE」にどのような共感を持ってジョインしているのでしょうか?



いろいろありますが、いちばんはTETSUYAさんの頭の中でイメージしていたものが具現化する瞬間に何度も立ち合わせていただいていたことが大きいですね。形になる瞬間の感動を間近で見させていただいて、その熱量に当てられて「僕も一緒に何かできれば」という気持ちでジョインさせてもらっています。僕、中目黒店がオープンしたとき、本当に感動したんですよ。オープンの前日にTETSUYAさんから「一緒にお店見に行かない?」って連絡をもらって一緒に行かせていただいたんですが、お店に入った瞬間「うわぁ、本当に中目黒にお店作っちゃったんだ、この人!」ってすごく感動して。あれから始まって、今もずっと継続していることもすごいですし、ずっと最前線でやっているTETSUYAさんには本当にリスペクトがあって。そんなTETSUYAさんと一緒にものづくりをしていきたいという気持ちがいちばんです。

AMAZING COFFEEのメニューの中で、小森さんが個人的に特に好きなものはありますか?



ハニーラテ! アメコのハニーラテは相当おいしいですね。甘ったるすぎないけどしっかり甘さがあって。僕がアメコを知ったときにはもうハニーラテはメニューとしてあったので、どういう経緯で作られたのか、どうやってこの味が出せているのかはわからないですが、きっと奇跡の配合がなされているんでしょうね。クオリティの高いハニーラテだなと思います。

では普段、家などで飲むときのコーヒーの好みは?



フレーバーの強いコーヒーが好きなので、中〜浅煎りの、飲んだあとに鼻に香りが残る感じのものが好きですね。

ホットかアイスなら?



これは非常に、難しいところで……。でも最近はホットで飲むことのほうが多いかな。ホットだと味の変化がすごく楽しめるんですよ。淹れたての温かいときと、冷めていくなかでの味と。その味の変化がおもしろくて、夏場でもホットを飲むことが多くなりました。

コーヒーはどんなときに飲まれますか?



あまり「こういうときに飲む」というのは決めていなくて。飲みたいと思ったときに飲んでいます。ラジオを平日の深夜にやっているので、夜に飲むことが多いかなとは思いますけど……。いや、あんまり関係ないですね。昼でも夜でも、いつでも飲んでいます(笑)。

小森さんにとって、コーヒーを飲む時間や淹れる時間はどんな時間ですか?



何も考えずにいられる時間、ですかね。ドリップしている最中なんかは特に、そのことしか考えられないので。だから仕事で煮詰まったときとかには特によく飲むかも。無心でいられる時間です。


まだ名古屋店のオープン前なので、もしかしたらあまり感じていないかもしれないですが、AMAZING COFFEEのプロデューサーを務めることは、ご自身にどういった影響を与えそうですか?



すでにもう影響は感じています。「ここにコーヒー屋さんあったんだ」とかにも気付くようになるし、さらに「ここにあるっていうことは、こういう人に対して、こういう想いで届けているんだろうな」といったことをすごく考えるようになりました。お店の内装や配置など、一つひとつに対してあり方や意味を考えるようになって。年齢や経験を重ねるなかで、アーティストとしても「自分が届けたいものって何だろう」とか「どういう人に届けたいんだろう」と考えることが多くなってきたタイミングだったので、そういうなかでAMAZING COFFEEのプロデューサーをやらせていただくことで、感性や感覚が広がっているのを感じます。

では最後に、AMAZING COFFEE AICHI NAGOYAのオープンを楽しみにしている読者の方へメッセージをお願いします。



本当にたくさんの方に愛されているAMAZING COFFEEですが、今回僕が携わらせていただくということで、少しでも新しいAMAZING COFFEEを楽しんでもらえたらと思って全力で頑張ります。新しく作り出す僕のAMAZING COFFEEも愛していただけたらうれしいです。何よりも伝えたいのは……、名古屋店は、僕一人で作るものではありません! TETSUYAさんもしっかり見てくださっています。ちゃんとTETSUYAさんの想いも汲んでいるので、不安にならないでください!(笑)


Photography_塩崎亨
Text_小林千絵


SHOP Information
AMAZING COFFEE AICHI NAGOYA
add_愛知県名古屋市中区丸の内3-15-8 全日愛知会館1F
open_9:00〜19:00(不定休)